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komachi memo2

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Tokina AT-X 300mm F2.8まだまだ現役

akahara2013022404

今日は久しぶりにニコンマウントのTokina AT-X 300mm F2.8に、テレコン1.4倍を介してE-M5で撮ってみた。840mmf4相当、もちろんMF撮影である。今や中古で5万ほどで買えてしまうこのサンニッパ、なかなかどうしてシャープな写りをする。重さは2140g、恐らくこれまで販売されたもっとも軽いサンニッパではないか。一脚につけて、半日歩いても苦にならない。ニコンの300mmF4に比べるとピントの山がつかみにくいし、色抜けも悪い。それでも私にとってまだまだ現役レンズである。E-M5という抜群の手振れ補正ボディのおかげで、飛び物を外せば、絞り開放にしてf2.8の明るさがほしいとき、MF使いでのこのレンズの価値はいまだ現役である。オールドレンズをいかに活かすかは使い手側の腕のうちである。写真のアカハラはISO800、SS125、F4。ピントは慎重に合わせているが、それでもSS125では相手が動いてしまう。ISOを1600に上げればどうなったか。動きは抑えられたかもしれないが、画像はもっと荒れる。この辺りがE-M5のスペックの限界である。オリンパスもISO3200が常用できるような画質になれば、言うことないのだが。

mozu2013022402
# by komachi-memo2 | 2013-02-25 00:48 | 探鳥 | Comments(0)

鳥の採餌3景

野山を歩いていてよく目にする鳥たちでも実際に彼らが何を今食べているのか、わからないことが多い。アオジにしてもシロハラにしても、その採餌しているようすを双眼鏡で観察していてもわからず、彼らが去った後に採餌していた場所に行って、落葉の上を探しても、どれが彼らの食べ物であったのか、確証がつかめないことがほとんどだ。そうしたなかで、先週、3種の鳥の採餌のようすを観察できた。

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・キクイタダキとクモ 
いつもは杉の頂の辺りで、忙しく出たり入ったり、ホバリングしたりして採餌をしているのを見かけるが、何を食べているのかつかめなかった。この日、幸運にも松の枝に10羽以上のキクイタダキが採餌しているようすを真横から観察することができた。キクイタダキが採餌していた餌はクモであった。樹木の樹冠部分は地上からはうかがい知れないほど豊かな小生物の生態系をなしていて、小さなクモたちも無尽蔵にいるのだろう。写真のキクイタダキがほおばっているのは、コガネグモの仲間であることをナチュラリストの大先輩のTさんが教えてくれた。

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・アカウソとソメイヨシノの蕾 
11〜12月とウツギやイノコヅチの種子を食べていたウソたちは、1月下旬にはソメイヨシノの花芽の蕾を食べていた。先週見たアカウソも公園のソメイヨシノの枝に止まり、蕾を食べていた。並木の下はどこも彼らの食べ残した花芽が無数に落ちている。今年の南郷公園の桜の開花は期待できない。

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・シメとヤマモモの種子
人通りの絶えない公園の舗装道路の脇にシメが降りて、なにやら採餌している。遠くから観察していると、人が通ると木の上に逃げるが、いなくなるとまた道路に降りてきた食べ始めた。プロミナーで観察すると、黒っぽい種で、嘴の中で回しながらニッパーのような嘴の付け根で砕いて食べている。シメの食べていたところで探すと、その種は頭上に枝を広げるヤマモモで、生け垣と舗装道路の境の地面にたくさん落ち、シメがはき出した種の殻が落ちている。殻はきれいに二つに割れている。シメが口の中で種を回しているのは、割るのにちょうどいい場所を探しているのだろう。わたしも拾って試してみたが、とても硬くて歯の悪い私には割れるものではなかった。
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写真はすべて真鍋元撮影。
# by komachi-memo2 | 2013-02-24 22:26 | 探鳥 | Comments(0)

嘴の折れたツグミ

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今日、散歩の途中で桜の木の枝に止まっていたツグミ。家に戻って写真をよく見ると、上嘴が折れて欠損している。これでは採餌は不可能だろう。昨年も道路を歩く嘴の折れたツグミを見たが、バードストライクの直後に命を取りとめたとしても、その後に過酷な運命が待っている。

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# by komachi-memo2 | 2013-01-27 18:45 | 探鳥 | Comments(0)

奥村昭雄先生を思い出す会の準備開始

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 奥村昭雄先生を思い出す会を桜の咲く時期に開催しようと、奥村先生を古くから知る仲間と今、計画を練っている。しんみりした会はやめよう、楽しい会にしよう、と。
 場所は目白の明日館しかない。ライト設計のこの建築の保存運動に、先生は故・遠藤楽さんらと深く関わった。あの保存運動がなければ、今われわれがこの重要文化財を目にできなかったことだけは確かである。
 数日前、10人の仲間が集まって、今年2回目の準備会が行われた。どの部屋にどのような展示をするか、明日館でロケハン。その後、近くの永田昌民さんのアトリエに場所を移して作業の分担を話し会った。
 私の宿題は、パネル製作用に先生の「かたちの科学」に関するキーワードを著作のなかから紡ぎだすこと。先生のテキストを読み返すと、今頃、新たに気がつく事柄が出てくる。書籍をつくる過程で、幾度となく読んでいるのに。
# by komachi-memo2 | 2013-01-26 14:33 | EVENT | Comments(1)

二子山のアカゲラ

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一脚を肩にかついで冬鳥を探して林道を歩いた。前方に突然飛び出してくるアオジやクロジもいるからゆっくりと、視界の届かないところでは双眼鏡で遠くを確認しながら歩いていく。後ろからガヤガヤとハイカーの声が近づいて来る。ああ、だめだ。鳥がみんな逃げてしまう。彼らをやり過ごし、5分ほど間をおいてからまた歩き出す。今日は日曜日、しかもいつもより1時間ほど遅く家を出た。前も後ろもハイカーだらけ。先ほどから幾度となく、こんなことを繰り返しているうちに、林道の終点に来た。ハイカーの行き先を見定めて、いちばん人の少ない山道をさらに奥に行く。カケスが姿を現し、木を啄く音が前方から聞こえる。探すとアカゲラ。今冬は二子山山域でもアカゲラを目にすることができる。

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# by komachi-memo2 | 2013-01-13 19:10 | Comments(2)