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カテゴリ:探鳥( 344 )

降雪の後のアカウソ

週末に関東地方に降った雪がまだ残っているだろうと思い、県下西部の林道を昨日歩いた。到着したのは9時近く。湖に沿ってくねくね曲がる林道の日の当たる部分には雪はすでに一片も残っていなかったが、日陰に入ると草木は雪化粧をまだ落としておらず、日にきらきら輝いていた。この景色のなかで鳥が撮影できるチャンスは2時間ほどだろうと思い、日陰部分に集中して鳥を探す。見上げるフサザクラの天辺に、ウソ10羽ほどを見つけたのは午前10時半頃。ウソを見上げながら枝かぶりでないポイントを探すが、どこも逆光を免れない。しばらくウソを見上げながら待っていると、近くでカケスが鳴き出した。群の中のアカウソ♂がすこし枝を下りてきたところでレリーズ。今期、最初のウソの撮影だった。
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by komachi-memo2 | 2019-02-11 09:54 | 探鳥 | Comments(0)

三番瀬のミヤコドリ

2月最初の休日、昨年から懸案になっていたミヤコドリを三番瀬に撮りに行く。私はすこしひょうきんな感じのこの鳥が好きである。昨年のちょうど今頃、人の少ない午後から撮影に行ったが、光線の具合が悪く撮影が難しかった。ミヤコドリの赤い虹彩を撮そうとすると、順光気味で撮りたいのだが、三番瀬は南に面しているため海岸からは常に逆光ぎみになる。午前中に横からの光線で撮影しようと、警戒心の強いミヤコドリの手前50mほどまで近づいて姿勢を低くして彼らが近づいてくれるのを辛抱強く待っていると、後ろからカメラマンが不用意に近づいてきて飛ばしてしまったりする。この日は都合3つのグループの探鳥会が開かれていたが、私はバーダーやカメラマンから一人離れて撮影することができた。
三番瀬は今や国内最大のミヤコドリの越冬地で、その数は300を超えるまでになっているが、昔から三番瀬を知っているバーダー仲間によると、かつては三番瀬でミヤコドリを見たことがなかったという。珍鳥の類いだったという。それだけ彼らの餌となる貝が採れる場所が減ってしまったということなのだろうか。三番瀬では潮干狩りのためにアサリを蒔いているが、そのことも影響しているのだろう。餌採りに夢中のミヤコドリを観察していると、虹彩の目立つ成鳥の個体のほうが、嘴もオレンジで肩羽に茶の混じる若い個体よりも2枚貝を咥える度合いは多いように見えた。
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by komachi-memo2 | 2019-02-08 13:24 | 探鳥 | Comments(0)

雪の野幌森林公園

1月下旬、札幌に所用があり、ついでに札幌郊外の野幌森林公園を1日歩く。積雪が多く、スノーブーツにスパッツだけでは困難かと心配したが、スキーのトレースが残り、その上はつぼ足がそれほど埋まることもなかった。野幌森林公園はとてつもなく広い。探鳥の目的はクマゲラ探しだった。記念塔口から開拓村を往復し、ふれあいコース経由で大沢口に出、エゾユズリハコース、大沢コース、桂コースを経由して再び大沢口、ふれあいコースで記念塔口と、合計5時間ほど歩くが、クマゲラの姿を見ることは今回も叶わなかった。林道で出会う鳥たちはみな混群であった。アカゲラ、ヤマゲラ、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、シロハラゴジュウカラなどがいっしょになって広い森林公園内を移動しているのだろう。こうした混群に3回遭遇できたが、テリトリーの広いクマゲラに出会える確率はもっと低い。本州では見ることのできないシロハラゴジュウカラを間近で見ることができたこと、昨年12月と2度にわたってヤマゲラに出会えたことはうれしかった。
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by komachi-memo2 | 2019-02-07 12:54 | 探鳥 | Comments(0)

林道のルリビタキ

1月13日、赤い鳥を見たくなって息子と二人で宮ヶ瀬に行く。バーダー仲間から正月休みにウソやベニマシコを見たと聞いていたが、この日はウソの声を聞いただけで、赤い鳥を見ることができなかった。その代わり、ルリビタキ成鳥♂を6個体見る。1日に林道の1往復で6個体観察できたのは初めてだった。3年ほど前までカヤクグリを見ることのできた谷筋の苔むした倒木のあった辺りは残土で埋められ、残念に思っていたが、この日、その場所には10羽ほどのビンズイが下りて採餌をしていた。林道もすこしずつ気が付かない間に環境が変わっていることを知った日だった。
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by komachi-memo2 | 2019-02-06 12:00 | 探鳥 | Comments(0)

フォトブック「BIRD DIARY 2018」をつくる

3年前から年に一度、その年に撮影した野鳥写真をphoto bookにまとめるようになった。使用しているphoto bookはMY BOOKのART-HCというハードカバータイプ。昨年までスクエアサイズでつくっていたが、今回の2018年版は200Yという横長(210×297mm)サイズで80頁にまとめた。このphoto book、造本と印刷はまずまずの出来なのだが、ダウンロードして使用する編集ソフトがいわゆる写真アルバムづくりを想定してつくられているので、文字編集に非力で、毎回苦労する。2018年版はそれぞれの写真に少し長めのキャプションと撮影データ、巻末にフィールドノートを備忘のために掲載した。写真撮影はカメラがD5とD500、レンズは500mmF4Eと70ー200mmf2.8、TC-1.4EⅢで、最も多用したのは500mmにTC-1.4EⅢをかまして700mmF5.6相当の手持ち撮影だった。1年ごとに少しずつ撮影機材も撮影方法もスキルも撮影対象も変化していく。今のところ、紙に大きく出力する機会のない私の場合、photo bookにまとめながら1年間の撮影を振り返ることはいい機会だと思っている。
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by komachi-memo2 | 2019-02-05 12:33 | 探鳥 | Comments(0)

新年最初の探鳥地は稲敷

今年最初の探鳥は1月6日にバーダー仲間4人と行った稲敷だった。昨年は割と近くで見ることのできたオオハシシギは今年は遠かった。この日、印象に残ったのは10羽ほどのオジロトウネン。その後、オオヒシクイの保護地に寄り遠くから観察。昨年、コミミズクやハイイロチュウヒを観察した場所に午後になっていく。プロミナーでようやくコミミズクを見つけるが、撮影するには遠すぎた。3時過ぎ、この日最後の探鳥となった浮島湿原でチュウヒ、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウを見る。ハイチュウ、コチョウゲンは既に辺りが暗くなってからの出現。日が一番短い時期の撮影は難しかった。
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by komachi-memo2 | 2019-02-04 09:48 | 探鳥 | Comments(0)

大晦日の奥日光探鳥

昨年末、「一つ座席があいてます。いっしょに行きませんか」とSさんに誘われて大晦日に奥日光に行く。Sさんはバーダー仲間の大先輩、私を探鳥の世界に導いた人だ。彼は毎年、大晦日に藪漕ぎトレッキングのようなハードな遊びを企画して、私を誘う。同行したもう一人のMさんは中学時代にすでにライフリスト300を超えていた強者バーダーである。Sさんの運転する4駆バンは朝3時に私を乗せ、途中Mさんを拾い、日の短い冬の1日を効率よく、湯ノ湖、湯滝、光徳牧場、三本松、赤沼、中禅寺湖畔と回った。
湯滝から戦場ヶ原に向かう木道は雪に覆われ、何度も足を踏み抜く。一月ほど前、アオシギを見た川縁も真っ白く景色を変え、アオシギを見つけることはできなかった。森を歩いていると、少し日の射す林縁の1カ所に、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどのカラ類、コゲラ、アカゲラ、キバシリ、キクイタダキなどの森林性の鳥たちが集まっていた。
昨日積もった雪に足を捕られながら、光徳牧場から三本松にかけて、餌となる実のあるところに鳥は集中しているはずと、かなり歩き回って鳥を探すが、アトリとベニマシコをちらと見ただけで、鳥の姿も声もほとんどなかった。
午後2時を回って中禅寺湖まで下りてくると、湖畔の林のほうが鳥の影が濃い。降雪のために餌の得やすい下界に鳥も下りてきていたのかもしれなかった。湖畔で鳥を探していると、今年の干支の猪3頭が落葉に鼻をつけて採餌しているのを目撃するというハプニングが最後にあった。
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by komachi-memo2 | 2019-01-14 17:13 | 探鳥 | Comments(0)

里山公園のニシオジロビタキ

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近くの里山公園にニシオジロビタキとおぼしきヒタキが出没していると聞いて、先日、息子と二人で見に行った。ここ数年、12月頃になると首都圏の公園や墓地に到来しているという情報を耳にしてきた。今季も県内の複数の場所で確認されているようであるが、見に行ったのは今回が二人とも初めてだ。
里山公園のハンノキの生える辺りに早朝行くと、すでに数人のカメラマンが三脚を構えていた。湿地帯の中央のススキの藪から時折アオジが数羽地面に餌採りに出てくるが、待つ鳥はなかなか現れない。カメラマンが続々と集まり、20名を超えた10時近くなって、ようやく舞台の主役が登場した。紅葉の残る辺りの小枝に止まり、ヒタキ特有の翼を下げて、尾を上げ下げする動作をサービスしてくれると、尾の白さが目立つ。ギャラリーはヤンヤの喝采の代わりにシャッターを切る。ヒタキの中でも特に地味な色合いなのに、なんとも可愛い。
ニシオジロビタキは私が普段使っている日本野鳥の会「フィールドガイド日本の野鳥」増補改訂版(2007年版)にはまだ掲載されていない鳥である。これまでオジロビタキの亜種とされてきたが、近年になって別種として扱われるようになった鳥である。
里山公園で見た個体は、大雨覆にバフ色のラインがわずかに残ることから今年第1回冬羽になった若い個体である。近年、都市公園に現れる個体は成鳥ではなく、こうした雌雄の判別の付かない若い個体ばかりなのには彼らの移動の秘密が隠されているのだろう。
第1回冬羽のニシオジロビタキとオジロビタキの識別点として、①オジロビタキの下嘴が基部を除きほとんど黒いのに比べ、ニシオジロビタキの下嘴は先端を除き淡色であること、②オジロビタキの上尾筒の羽毛が光沢のある黒色で尾羽よりも黒みが強いのに比べ、ニシオジロビタキの上尾筒の色は尾羽と同じような黒褐色か、黒色でも光沢がないこと、③オジロビタキの胸と脇は灰色〜灰褐色味を帯びており、喉はパッチ状に白いが、ニシオジロビタキでは胸と脇はバフ色、喉は幅広く淡色である、といったことがあげられている。
確かに、この日見たヒタキ個体の下嘴は真っ黒ではなく、上嘴に比べて褐色の混ざる薄い色をしており、また上尾筒も艶はなく、尾羽より黒みが強いとは思えない。また胸と脇も灰色というよりバフ色をしていることからニシオジロビタキに見える。

by komachi-memo2 | 2018-12-29 15:47 | 探鳥 | Comments(0)

札幌のキツツキとフクロウ

苫小牧・札幌近郊探鳥遠征2日目は晴天に恵まれた。西岡公園、真駒内公園を午前中に回り、午後は日暮れまで広大な野幌森林公園内を歩いた。この日、7時過ぎから15時過ぎまで雪道を15キロほど歩いたが、結局、目当てのクマゲラを見つけることはできなかった。
野幌森林公園内の探鳥を終えようとした間際に、クマゲラの代わりに出会えたのはヤマゲラであった。北海道に来ないと出会えないキツツキであることはクマゲラと同じである。アオゲラと似るが、腹部に黒い横斑がない。今年6月稚内に探鳥をした折、逆光のなかで始めて見たが、今回はじっくり観察することができた。今回の旅は森林性の鳥の探鳥が中心となったため出会えた鳥の種数は30種と少なめだったが、関東にいては味わうことのできない雪の中の探鳥を満喫できた2日間だった。
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by komachi-memo2 | 2018-12-16 07:00 | 探鳥 | Comments(0)

苫小牧のマガン

12月9日、バーダー仲間3人で、苫小牧、札幌近郊へ探鳥遠征に行く。最初に訪れた苫小牧北大演習林では頭上を飛ぶオオワシの出迎えを受けるが、期待していたクマゲラは見つからず、親切な地元バーダーに案内していただいたフクロウの洞は、主はお留守だった。次に向かったウトナイ湖は結氷して水鳥は見えず、かんばしい成果は得られなかった。北の大地の冬の太陽は午後2時を回ると傾き、おまけに雪も本降りに変わっていった。
夕刻近く、ウトナイ湖周辺の農耕地を車で移動している時だった。空も大地も白く煙った遠方に、黒々と横一列に横たわるものがいる。100mほど距離があろうか。200羽ほどのマガンの群だ。誰の口からも一斉に「おお!!」と声が漏れた。
電柱一本前に、もう一本前にと、車をじりじり移動させて距離を詰める。その奥にはハクチョウの1群も見える。撮影した写真を車のなかで拡大してみると、どうやらコハクチョウのようだ。マガンの群の中に2羽のハクガンを見つける。数羽のマガンが滑走を始めて飛び上がると、それに続いて群全体も飛び上がり、空と森はマガンたちの声に占領される。暗い森を背景にマガンたちの飛ぶ姿は埋もれてしまうが、ハクガンだけが際立って見える。夢中でシャッターを押し続けるが、雪に邪魔されてうまくピントが合わない。それでも彼らに出会えた幸運を仲間と喜び、暗くなるまで見続けていた。

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by komachi-memo2 | 2018-12-15 13:36 | 探鳥 | Comments(0)