2005年 05月 23日
巣作りの季節
数日前からホトトギスの囀りが家の近くで聞こえるようになった。ききなしでは「特許許可局」だが、私の耳には「キョッカキョカキョク」と聞こえる。ずいぶん遅寝早起きの鳥のようで、昨日は暗くなってから鳴いていたが、今朝はまだうす暗いうちから鳴きだした。カラスと同じくらい早起きだ。昨日も元と3週連続で大山林道に探鳥に行った。途中の逗葉新道の道路標識は、ムクドリやスズメの格好の巣になっている。林道に入ると、倒木の根っ子が方々で森戸川を堰き止め、流れに勢いがない。場所によっては杉が表土とともに崩れ落ちていて、赤土がむき出しで、乾燥化している。オオルリのように崖地に巣をつくる鳥は巣作りの場所が大きく制限されてしまっているのだろう。カワセミの姿が少ないのもその影響だろうか。このところまともな羽の収穫のない元は、昨日はオトシブミを拾って遊んでいた。中を開くと1ミリほどの黄色い卵が一つ入っていた。巻き戻そうとするが、オトシブミほど上手に巻けない。オオルリの雌が巣材の苔をくわえているところを見つけた。近距離だが、逃げようとしない。尾をバシバシ叩き威嚇している。近くに巣があるのだろう。ゴメン、ゴメン、一枚撮らせてもらって早々に退却した。
写真上/巣材の苔をくわえるオオルリ(♀)
写真下/大山林道で拾ったオトシブミ
by komachi-memo2
| 2005-05-23 17:50
| 探鳥
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