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『「日本の住宅」という実験——風土をデザインした藤井厚二』見本届く

『「日本の住宅」という実験——風土をデザインした藤井厚二』見本届く_c0042548_8294457.jpg百の知恵双書・第18巻の入稿を2日後に控えた日、第17巻の見本紙が段ボールで3箱届く。見本紙の封を開ける時は、何十年本づくりをやっていても、期待と不安が交差する。印刷については数日前に必ず刷り見本が送られてくるので、事前に確認できるが、製本されたものを見るのはこの時が初めてなのである。しばらくなめ回すように見て、一安心。第17巻は小泉和子さんの藤井厚二論『「日本の住宅」という実験——風土をデザインした藤井厚二』だ。DTP入稿のため、いつも入稿前の2,3週間はカレンダーを眺めながらの体力勝負だが、今回はスケジュールがタイトできつかった。連日、ゲラを小泉さんに宅急便で送り、二日後には戻ってくるという繰り返し。小泉さんもさぞ疲れたことだろう。写真家・三沢博昭さんが広瀬鎌二先生たちと30年ほど前に撮影した聴竹居の写真をずいぶん前から預かっていた。今回、その写真を使うことができた。日曜日、闘病生活をしている三沢さんに本を手渡すことができた。
Commented by 可喜庵亭主 at 2008-11-18 10:21 x
こんにちは。
「藤井厚二論」拝読しました。第三章「イス座とユカ座の融合」の目線の高さを考えた設計に興味を惹かれました。この本をきっかけに、来年一月早々に矢野和之氏(広瀬研先輩)に可喜庵で「藤井厚二」についてスライドと話を予定しています。その節は、お出かけください。
Commented by komachi-memo2 at 2008-11-19 08:58
可喜庵さん、こんにちは。ご無沙汰しています。グッドアイデアですね。矢野さんのところには小泉さんの企画で2度伺いました。どうせなら矢野さんの連続シリーズはどうですか。民家と乾式工法の倉田周忠、エコロジカルプランニングの山越邦彦、SHシリーズの広瀬鎌二。戦前から50年代にかけてのテクニカルアプローチを担った人たちの位置づけです。矢野さんにしかできない人たちです。
by komachi-memo2 | 2008-10-29 08:38 | 百の知恵双書 | Comments(2)