komachi memo2

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「時間のデザイン」の取り壊し

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仕事場の近くの産婦人科の建物の取り壊しが始まった。
少しアールのついた古いファサードが気に入っていた。手書き風の看板も良かった。
植木屋が入って大切にされていた松が、あっという間に伐られた。
通りすがりに見ているだけでも痛々しい。
昨年の暮れにリサイクルペーパと一緒に古い医学書が道端に出されていた。
暮らす世代が変わり、家も建て替えられる。
それはそれで仕方がないのだが、ゆっくり流れていた時間が突然破られたようである。
また一つ、近所の「時間のデザイン」が消えていく。
# by komachi-memo2 | 2005-03-31 13:53 | 時間のデザイン | Comments(0)

なつかしのライトプレーン

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友人の写真家・下村純一さんからライトプレーンをもらった。いつだったか下村さんと小学時代に何をして遊んだかを話したのだろう。記憶の悪い僕とは違い、彼はしっかり憶えていたわけだ。
下北沢の井の頭線のガードわきにある骨董店「あんてぃかーゆ」は加藤恵子さんのお店で、加藤さんは下村さんの細君である。下村さんが加藤さんに話して、仕入れの時に見つけてくれたわけだ。なんとやさしい人たちだろう。
ライトプレーンをつくっていたのは60年代前半、小学校の5、6年の頃だ。壊れるとなかなか次を買ってもらえなかった。袋のデザインはなつかしいその頃のものだ。JAT1型は箱入りで高級感が漂う。設計は日本航空ビルディング(株)模型製作部となっている。その頃、作っていたのはもっぱら紙袋のほうだった。
下村さんに「つくった?」と問われたが、もったいなくて部品をいじっては箱に戻して眺めている。
# by komachi-memo2 | 2005-03-27 19:11 | 道具 | Comments(2)

山越邦彦のDOMO DINAMICA

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中央線三鷹駅近くに住み手の消えた廃屋がある。
この廃屋がかつて山越邦彦という建築家によって建てられた実験住宅DOMO DINAMICAであることを知る人はわずかである。建てられたのは1933年。エスペラント語「DOMO DINAMICA」を日本語に直すと「動力学的住宅」といった意味になる。山越はオートノーマスなパッシブデザインの住宅と、そこで営まれる自然循環型の生活志向を今から70年も前にこの住宅の名前に込めた。工法は、当時ごく一部の建築家によって試みられていたトロッケンバウで、2階を居室にしたピロティ形式も日本で最初期のものであった。
いま、当時の面影を残すものはピロティと大木の銀杏だけである。家人のいなくなった廃屋にはゴミといっしょに山越のたくさんの遺品が残された。なんでも捨てることのできない人であったのだろう。山越の思想に大きな関心をもつ数名の研究グループによって遺品の整理が静かに進んでいる。
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# by komachi-memo2 | 2005-03-26 21:08 | まちの拾い物 | Comments(0)

アオゲラの死

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仕事場に行くために家の近くを歩いていると、ボケの大木の下草の上に
鳥の死骸らしきものがある。近づいてみると、オスのアオゲラである。
人通りのある道路際、猫やカラスにもいたずらされていないところを見ると、
まだ死んでそれほど時間が経っていないようであった。
外傷はない。なぜ死んだかは外見からはわからない。
体重120g、体長245ミリ。
そのまま埋めてやるか、剥製にするか、とりあえず家の冷凍庫に保存している。
探鳥を始めて1年、これまで他にもアオサギ、コジュケイ、カルガモの死骸を家の近所で見つけている。
鳥の生きる環境は厳しい。
# by komachi-memo2 | 2005-03-22 09:13 | 探鳥 | Comments(2)

3月野鳥の会定例双子山探鳥会

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先週の鎌倉・源氏山探鳥会(佐助稲荷でクロジを間近で観察できた)に続き、今日は地
元葉山の双子山での探鳥会に参加。大山林道にまだ入れないので、この時期に観察の可能性の高いキクイタダキやミソサザイに会うことができない。先週は雪がちらつく中での探鳥会となったが、今週は手袋がいらない暖かさ。林道ではふきのとう、つくしが見られ、タチツボスミレやヒメスミレ、ウグイスカグラが可憐な花を咲かせていた。トビやカラスが巣材を運んでいるのをあちこちで見ることができた。帰りに下山川河口近くで骨と羽根だけになったカルガモの遺骸を発見。何本かの羽根を元は頂戴してきた。

●時間 8時から14時
●天気 曇り
●コース 長柄交差点〜逗葉新道〜南郷上山公園〜双子山〜南郷上山公園〜御霊神社
●確認した鳥 アオサギ、トビ、ノスリ、マガモ、カルガモ、コガモ、コジュケイ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、計32種
●写真/タチツボスミレ
# by komachi-memo2 | 2005-03-20 17:52 | 探鳥 | Comments(0)

快楽読書の道具

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浴槽に浸かりながら読書をするのは気持ちいい。それでも昼間から何度もそれをするわけにはいかぬ。そんなときは足湯をしながら本を読む。以前は浴槽の中に足だけ入れていたが、最近はすぐれものが我が家にはある。その名を「冷え取り君」という商品。このBLOGを書いているときも足は「冷え取り君」のおかげでぬくぬくである。
# by komachi-memo2 | 2005-03-06 20:57 | 道具 | Comments(2)

今日は寒いぜ

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「寒いわよー、風邪引くわよー」と家族に言われても元さんと二人、今日も探鳥に出ていく。「うっ、今日はホントに寒いぜ」。担いだ三脚を握る手の感覚がなくなってくる。まずは青木さんの田んぼを見る。大欅の梢がタイワンリスにかじられて白く丸裸にされている。ここはカシラダカが見られる私たちのとっておきの場所。場所を移動して下山川沿いに御用邸まで歩く。下山川で始めてタヒバリを3羽見る。カメラに収めようとするが、まったくじっとしてくれない。ほかにキセキレイ、ハクセキレイ、イソシギ、カワセミ、ヒヨドリ、ムクドリ、マガモ、カルガモ、スズメ。バスで森戸神社まで移動。海岸にイソヒヨドリ、沖の岩礁にオオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメ、ウミウ、それに混じってアオサギが1羽、コサギが15羽。
●時間 10時15分〜13時30分
●天気 曇り
●コース 青木さんの田んぼ〜下山川〜(バス)〜森戸海岸
●確認した鳥 アオサギ、コサギ、トビ、マガモ、カルガモ、コジュケイ、イソシギ、ウミネコ、ユリカモメ、オオセグロカモメ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、イソヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ウミウ、ドバト、計33種
●写真 上/カシラダカ、下/タイワンリスにかじられた欅の枝
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# by komachi-memo2 | 2005-03-06 16:30 | 探鳥 | Comments(3)

去年(こぞ)の雪

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鎌倉の雪は昼過ぎには止んでしまった。もっともっと降ればいいのに……。
雪が降るとやはりうれしい。いつもと違う景色は昔の記憶を呼び覚ます。
子供の頃はもっと降った。昔のアルバムには雪の写真が何枚かある。
みんな雪の中で何だかうれしそうに写っている。
去年の雪いづくにありや。
# by komachi-memo2 | 2005-03-04 16:54 | 国立の記憶 | Comments(0)

探鳥1周年記念城ヶ島二人探鳥会

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元さんと鳥見を始めてちょうど1年、始めて参加した探鳥会のフィールドは城ヶ島。今日は1年ぶりにバスを3回乗り継いで城ヶ島に行った。城ヶ島公園入り口付近、城ヶ島ハイキングコースでウミウの羽根をかなり拾えた。期待したクロサギ、ハヤブサは確認できず。
●時間 10時40分〜15時
●天気 晴れ
●コース 三崎水産物協同組合前〜白秋碑〜城ヶ島公園〜ウの断崖〜赤羽根海岸〜城ヶ島ハイキングコース〜アーケード
●確認した鳥 トビ、ウミネコ、ユリカモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ウミウ、ヒメウ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、計23種
●写真 イソヒヨドリ(赤羽根海岸)
# by komachi-memo2 | 2005-02-27 21:12 | 探鳥 | Comments(0)

池谷裕二『進化しすぎた脳』

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テーマ、著者、編集の仕方、3拍子揃って、うまいなーとうなった本がある。
池谷裕二著『進化しすぎた脳』だ。
手元に本を持たずに外出すると、何か忘れ物をしたような気がする。それで書店へ。平積みの新刊から手に取ったのがこの本であった。著者は大脳生理学の若き研究者、テーマはその脳研究の最前線、それを中高生を前に用意周到な講義をして本にしてしまう。科学の最前線のエキサイティングな内容をいかにリアルに一般の人にわかりやすく伝えるか、編集者のお手並み拝見のつもりで購入したのだが、内容の面白さにぐんぐん引き込まれていく。高校生を前にした著者のライブな応答がそれを加速させる。もちろん著者がいいのだが、3拍子揃えた企画のうまさが光っている。
●池谷裕二著
『進化しすぎた脳……中高生と語る大脳生理学の最前線』
朝日出版社 1500円
# by komachi-memo2 | 2005-02-25 17:06 | BOOKS | Comments(0)