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komachi memo2

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イチモンジセセリ

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セセリチョウの仲間は正面から見るととてもかわいいチョウだと思います。
# by komachi-memo2 | 2014-08-31 22:49 | 探虫 | Comments(0)

ヤブヤンマの産卵

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昨晩から明け方まで結構雨が降ったので、近くの沼にようすを見に行った。この夏は雨がほとんど降らなかったので、ずっと沼は干上がっていたのだ。ブッシュをかき分け沼に降りていくと、少し溜まった水にいくつもの波紋が広がり、ドジョウが息を吹き返していた。薄暗がりに目をやると、ヤブヤンマが沼の周りをゆっくり移動しながら朽木や湿った土の中にさかんに産卵している。沼の周りはブッシュに覆われているのだが、沼の上だけぽっかり空が見える。その空にときどきヤブヤンマの雄が見張りに現れる。しばらくすると、おつながりのリスアカネが、暗がりで打空産卵をはじめた。
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# by komachi-memo2 | 2014-08-30 18:03 | 探虫 | Comments(0)

クロコノマチョウの産卵

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ジュズダマの葉裏に産卵中のクロコノマチョウ
昨日は、帰省していた元と夕方近くに久しぶりに裏山に散歩に出た。お目当てのトンボのいた池は見るも無惨に干上がり、周囲の大木も倒れてトンボが産卵に来る環境は大きく様変わりしていた。畑の脇の小さな空き地に10本ほどのジュズダマが生えており、その上をひらひらとクロコノマチョウが舞っている。神経質なこのチョウは人の気配を感じるとすぐに奥の暗がりに移動するのだが、昨日はジュズダマの近くで待っていると、何回も戻ってきて、葉の上に止まり、くるりと葉裏に移り、産卵を始めた。暗くてフラッシュを使ったが、やはり自然な色を出すのがむずかしい。
レンズは下ろしたてのシグマの150ミリマクロ。シャープだが、カリカリなシャープではない。
150ミリにするか、180ミリにするかさんざん悩んだあげく、重量判断で150ミリを選択した。
元はクロコノマチョウの卵を土産に、今日、大学に戻っていった。
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ストロボを焚かないこちらの写真のほうが、自然な色に近い。暗がりのチョウの撮影は難しい。
# by komachi-memo2 | 2014-08-25 23:43 | 探虫 | Comments(0)

『宮本常一講演選集』第6巻「日本文化の形成 講義1」完成

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 『宮本常一講演選集』第6巻「日本文化の形成 講義1」が完成しました。
宮本常一の最晩年、ガンに冒された体をおして続けられた伝説の講義です。
 古代アジアの稲作は日本列島にどのようにもたらされ広がっていったのか。焼畑と狩猟はどのような関係があるのか。竪穴の暮らしはいつまで続いたのか……。日本観光文化研究所に立錐の余地もなく集まった若者たちの人いきれのなかで、自分の終生のテーマであった「日本文化の形成史」を圧倒的な知的好奇心とこれまでのフィールドワークからの洞察力で語った宮本常一。その講義は今も力強く本質的です。第6巻はその講義の前半を収録しました。総376頁。50頁近い巻末註を付けました。そろそろ書店に並びます。読んでください。よろしく。

宮本常一講演選集6 日本文化の形成 講義1 目次

Ⅰ 一九七九年七月六日 
縄文の後裔
渡来人と稲作 
征服王朝と祭祀王朝 

Ⅱ 一九七九年九月七日 
竪穴のくらしと土蜘蛛 
稲作と鉄 
短粒米と長粒米・稲作の広がり 
倭の風俗 
倭と大和朝廷 

Ⅲ 一九七九年一〇月五日 
大陸と列島弧 
古代アジアの農耕 
騎馬民族の渡来 

Ⅳ 一九七九年一一月二日 
焼畑と狩猟 
農耕と秦氏の役割 

Ⅴ 一九七九年一二月七日
農耕文化と機織技術の伝来 
畑作の諸相 
 
付 海洋文化と福岡 

●発行 農文協 定価2800円+税 ISBN978-4-540-13146-2
# by komachi-memo2 | 2014-07-25 11:39 | BOOKS | Comments(0)

長尾景義著『秋田のレスリングに賭けた夢』

長尾景義著『秋田のレスリングに賭けた夢』_c0042548_9175171.jpg最近、表題の本を編集しました。腰巻きには次にように書きました。
「小玉正巳。日本レスリング界の草分けの一人が秋田の地にいた。その小玉正巳が語ったトピックスは昭和初期、早稲田大学に集まった誕生したばかりの格闘技エリート集団の青春そのものであった。小玉正巳の波瀾万丈の活躍を経糸に日本の戦前から戦後の時代の変転を緯糸にして秋田の風土に芽吹いたレスリングが多数のオリンピック選手を生みだし世界のレスリングに成長するまでを描く。」
 小玉正巳と聞いて、「この人誰?」という人がほとんどでしょう。でも小玉祐一郎先生のご尊父と聞けば、komachi memo2を見る人のなかには「へえーそうなんだ」と思う人がかなりいると思います。そう、小玉先生のご尊父は、日本のレスリングの立役者の一人なんです。わたしもこの本の編集をするまでまったく知りませんでした。ずいぶん昔に、清家清先生が「小玉君は泥棒を取り押さえたことがあるんだ。レスリングをやっていたからね」と、愛弟子のことをうれしそうに語られていたのを思い出し、ああ、なるほどなあと思いました。原稿を前に、小玉先生から御尊父の命日に間に合えばと相談を受けたのは今年の初め。こうした私家版にちかい本の編集の難しさは、著者の思い入れが必ずしも本の読みやすさや面白さにつながるとは言えないことです。お手上げ状態になっていた原稿の編集に大鉈をふるって、ようやく小玉正巳伝が完成しました。オリンピック出場選手の体験談など、およそスポーツに関心のない私には初めて知る世界で、面白く仕事ができました。

●長尾景義著 『秋田のレスリングに賭けた夢──小玉正巳と秋田のレスラーたち』
秋田共同印刷発行 定価:1500円+税 ISBN9784907159153
# by komachi-memo2 | 2014-07-23 09:20 | Comments(0)