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エゾビタキを待つ

 秋の渡りのこの時期、毎年近所で観ておかないと気持ちが落ち着かず、損をしたような気分になる鳥がいる。ヒタキの仲間、エゾビタキやコサメビタキだ。特にエゾビタキは旅鳥なので、この時期にいつも会いたいと思う。生涯にあと何回会うことができるかなどと思ってしまう。
 公園のミズキの下に行くと、すでに数名のバーダーがいて、辺りの樹冠を眺めている。エゾビタキはやってくるのだが、人間の都合のいいところに止まってくれない。空抜け、しかも樹の影が羽衣に当たる場所ばかりに止まる。これでは仕方がないと場所替えし、ミズキの枝が横に張りだした、水場の近くで待つことにする。ミズキの奥ではハシボソガラスがワサワサと枝を揺らしてミズキの実を食べている。カラスがいなくなると、少し鳥の気配がし、エナガ、コゲラ、メジロ、ヤマガラの混群がやって来た。コゲラはミズキの実を一飲みする。ヤマガラは種子を脚で固定し、硬い殻の中の白い胚乳だけを器用に取り出して食べている。
 犬の散歩に来た女性、親子連れ、老人から何か珍しい鳥がいるのか?と何度か同じ質問をされているうちに、早や夕刻。常連のバーダーから5時まで粘ったほうがいい、その頃、やってくるだろうからと言われたが、とうとうエゾビタキは私の待つミズキにはやって来なかった。

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by komachi-memo2 | 2017-10-16 08:00 | 探鳥 | Comments(0)

稲藁にとまるノビタキ

 カモの公園からヒタキの公園に車で移動途中、田園地帯のノビタキを探した。刈り入れ間もない田んぼではハザ掛けに収穫した稲が干され、脱穀の済んだ藁は束にされてコーンのような形に規則正しく置かれている。しばらく見ていなかった秋の田園風景の中を車はゆっくりと進み、我々は双眼鏡で干された藁の先に止まるノビタキを探す。陽炎の中を何枚もの田んぼを見て回り、「うーん、いないなあー」とお互いに何度が溜息を吐いた、その後に、全員で「ああ!いたいた!」ノビタキは田んぼと空地との間を往復してシオカラトンボを咥えたりしている。「ちょっと遠いね。もう少し手前の藁に止まらないかなあ」
 撮った写真には盛大な2線ボケが出ていたが、どこか絵画的な味があって自分ではすこし気に入っている。
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by komachi-memo2 | 2017-10-15 09:00 | 探鳥 | Comments(0)

モビングされるオオタカ幼鳥

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 10月だというのに、カモウォッチングをしている池は日光を眩しく反射し、気温はジリジリと上昇し続けている。メジロガモが羽ばたく一瞬のチャンスを逃すまいと、目力を入れて覗き続けるファインダーの像がぼやけてきた。ひと息入れてペットボトルに手を伸ばすと、頭上でカラスが騒ぎ出した。
 ワシタカの到来は騒がしいカラスで気付くことが多い。この時もそうだった。2羽のハシボソガラスが胸の縦斑がきれいなオオタカの幼鳥をモビングしている。1羽が執拗に後を追いかけ、もう一羽は次の攻撃を仕掛けるタイミングを上空で伺うという頭脳的連携プレー。時にはカラスを襲って食べてしまうオオタカだが、モビングされているときのオオタカの反撃は本気モードではない。うるせえなあーと、ゆっくり我々の視界から消えていった。

by komachi-memo2 | 2017-10-14 18:00 | 探鳥 | Comments(0)

メジロガモを見に行く

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先の連休中、今季最初のカモウォッチでメジロガモを初めて見ることができた。誘ってくれたバーダー仲間のSさんに感謝である。メジロガモ♂はヒドリガモ、ホシハジロの群に混じっていた。白い虹彩と白い下尾筒。羽を広げると翼上面の幅広の白い翼帯が目立つ。並んだヒドリガモ♀と比較すると一回り小さく、頭のかたちはヒドリガモのようにでこぱっちでない。
カモは山の鳥やシギチに比べて、ある距離を保てば飛び出すことも少なく、じっくり観察ができる鳥である。2015年に日本産カモの全羽衣を精密なイラストで詳細に解説した氏原巨雄・道昭さんの「日本のカモ識別図鑑」が出版されたことは、バーダーにとって画期的なことだった。鳥の種別だけでなく、成鳥♂♀、♂のエクリプス、幼鳥による羽衣の違いに興味を広げてくれたのはこの本のおかげだ。その影響はカモだけにとどまらないはずだ。いよいよカモウォッチのシーズンの到来だ。今季は氏原さんの労作をどこまで使いこなせるだろうか。

by komachi-memo2 | 2017-10-13 13:01 | 探鳥 | Comments(0)

秋の訪れ

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 抜けるような秋晴れの日曜日だというのに、足が痛いので大人しく仕事場でデスクワークをしている。それでも空が気になる。上を向いて歩いていると、6羽のタカ柱を町中で見つけた。タカ柱は上昇し米粒ほどの大きさになった頃、ばらけて、まず2羽が西の空にまっすぐ滑るように消えていった。今日は三浦半島の上空をたくさんのサシバや他のタカたちが渡っていくだろう。
 昨日は地元、湘南国際村での探鳥会にリーダーの一人として参加。タカの渡りとノビタキ狙いであったが、雲量が多く、渡りの観察は苦戦。ノビタキも見つけることができなかった。写真は探鳥会が始まる前に一回りして撮ったモズのイケメン君とコムクドリ。コムクドリは40羽ほどの群が移動しながらミズキの実を食べていた。今日から10月。暑い夏も終わり、ようやく本格的な秋がスタート。今週には地元のススキとセイタカアワダチソウの原っぱでノビタキに出会えるはずだ。

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by komachi-memo2 | 2017-10-01 11:23 | 探鳥 | Comments(0)