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稲敷のオグロシギ

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 秋の渡りのシギチ探鳥もそろそろ終盤である。海水系ばかり見に行っていたので、今週日曜日は淡水系のシギチを見に、いつものバーダー仲間4人で、茨城県の稲敷に行った。午前中は地元で開催された日本野鳥の会茨城支部の探鳥会に参加。40人を超える参加者は12台の車で探鳥ポイントを回った。こんな探鳥会ができるのも広大なエリアの稲敷らしい。
 最初のポイント近くの駐車場に車を入れ、10枚ほどの休耕田を見て回る。農道を歩き出すと、目の前の田んぼから次々にジシギが飛び出した。ひこばえの列の間に頭だけ見えるジシギを発見。探鳥会のリーダーの一人Kさんにチュウジシギだと教えてもらうが、当方、区別が付かない。Kさんは「ジシギに嵌まると大変ですよおー」と手招きするが、確かに嵌まらないと識別できないのがジシギの世界だ。ともかく他の種が去った冬の間にタシギをたくさん見てタシギだけはわかるようにしたいと、ジシギ音痴の私は思うのだった。
 その後、スマートでお腹の白さが目立つアメリカウズラシギ、アオアシギとコアオアシシギのツーショット、雄雌凸凹のエリマキシギ、英名通りゴールデンの輝きのムナグロ幼鳥、田んぼの真ん中で一人輪舞するアカエリヒレアシシギ、逆光の中で群れるオグロシギ、遠くコントラストの強いクサシギとぼんやりタカブシギなどなどを観察して午前の探鳥会を終えた。
 午後はバーダー仲間4人で蓮田、休耕田をもう一度回る。この日、曇りと予報されていた天気は昼前からピーカンになり、気温の上がった蓮田は陽炎が立ち、遠距離の撮影はできなかった。昨年の同じ時期、夕刻に蓮田の陰にうずくまる個体しか撮れなかったオグロシギだが、今回は白い過眼線がかわいい幼鳥7羽に夏羽の成鳥1羽が混じる群をじっくり撮影することができた。夕暮れ近くまで観察してアカアシシギとオジロトウネンを鳥合わせリストに追加することができた。

by komachi-memo2 | 2017-09-26 13:16 | 探鳥 | Comments(0)

潮だまりのトウネン

潮をあがってきたので静かな潮だまりに戻ると、あちらこちらにトウネンがいる。潮だまりは鏡面になって、空の色を映し出す。花も樹木もない干潟でシギチたちを撮る面白さの一つはこの色の七変化だ。トウネンのなかにヨーロッパトウネンを探すことに疲れて、後背地で一休みしていると、トウネンたちがどんどん近づいてきた。おじさん、休んでいないでもっと私たちを撮りなよと言わんばかりに。

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by komachi-memo2 | 2017-09-11 11:06 | 探鳥 | Comments(0)

満汐のシギたち

 干潮から2時間もすると、潮が少しずつ動き始めた。平坦に見える干潟も沖に向かってわずかの起伏があり、低い箇所を求めて満ちだした潮はやがていくつもの細長い島を形成する。その島に鳥たちの移動が始まり、干潟はざわつきはじめる。片足立ちで風上に顔を向けて動かないダイゼンの横では、ミユビシギが潮の満ちる間を惜しむように採餌を続けている。いつの間にかミユビシギの群にはお腹の黒い夏羽のハマシギが紛れていた。そろそろ長靴に潮が侵入しそうになった頃、オオソリハシシギもやってきた。

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by komachi-memo2 | 2017-09-08 18:00 | 探鳥 | Comments(0)

ミユビシギ 夏羽から冬羽へ

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遠くの波打ち際に目を向けると、悠然とくつろぐウミネコたちの間をせわしげに動き回るミユビシギの群を見つけた。ほとんどのミユビシギは夏羽から新しい冬羽に換羽し、白っぽい冬の装束に衣替えをしていたが、中にはくたびれた夏羽のまま少しだけ肩羽辺りに冬羽が混じる個体もいた。
 ミユビシギの群は泥砂と潮が混じった干潟のスープに嘴を漬けて、一時も休まずに餌採りをしているのだが、何を食べているのか肉眼ではまったくわからない。干潟の泥の中の微生物とミユビシギのような小型のシギの胃の内容物の同定から小型のシギが食べているのはどうやらバイオフィルムだということが最近の研究からわかってきたらしい。波打ち際を一目散に人よりも速く走るエネルギーの源が、いわば台所の流しのヌメリのようなものだとは、神様は本当にすばらしい生きものをつくったものだ。


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by komachi-memo2 | 2017-09-07 18:00 | 探鳥 | Comments(0)

秋のオバシギ幼鳥

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 このところ毎週シギチを見に出かけている友人から少しずつ種数も増えていると聞いて、久しぶりに三番瀬に行った。8月上旬に行った時にはビーサンを履いて干潟を歩き回り、撥ねでシャツからカメラまで汚してしまったので、炎天下にならないことを祈りながら家から長靴を履いて出かけた。到着したのは9時頃、潮は目一杯引き、見渡す限りの干潟である。この日の出で立ちはゴム引きのカッパズボンを長靴の上から履き、首から双眼鏡、ニコンのゴーヨンには一脚が付いている。シギチはできるだけ地面に近い位置から私は両膝をついて撮るようにしている。長靴にカッパのズボンだと汚れを気にしないで、時には干潟に胡座をかいて撮ることもできるので助かる。
 最初に出会ったのは3羽のオバシギ。3羽とも幼鳥だ。胸のゴマ塩が目立ち、肩羽の白い羽縁と濃い軸斑のコントラストが遠くからでも目立つ。軸斑はよく見ると柊の葉のような形をしている。オバシギの食欲は旺盛で、大人の指爪ほどの大きさの二枚貝をくわえては頬張る。丸呑みしちゃうの!、お腹壊さないの?と、鳥の不思議に感心してしまう。インターネットに、春、越冬地のオーストラリアから繁殖地のシベリアに向かって飛んだオバシギが、7日後に中継地の上海で捕獲され、その体重が越冬地での230gから120.5gになっていたという記録があった。ほぼ体重の半分、脂肪ばかりか筋肉や内臓を構成するタンパク質までエネルギーとして燃焼させて渡っていくシギたち。今、この子たちの体重はどのくらいなのだろうか。一杯食べて脂肪を付けてから旅立ってね。オバシギの成鳥はもう三番瀬を先に離れてしまったのだろうか。この日は成鳥を見ることがなかった。
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by komachi-memo2 | 2017-09-06 11:47 | 探鳥 | Comments(0)