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宮代のトコロジストになろうⅡ

建築家の富田玲子さんたちと「斉藤甲馬と宮代」の本をつくったことがきっかけではじまったイベント「甲馬サロン」も今期で7回目。
今週末開催です。企画に協力してくれる仲間も回を重ねるごとに増えてきました。
昨年の6月に続いて、テーマは「宮代のトコロジストになろう」。鳥・昆虫・野草の初心者を対象とした観察会を開きます。お時間のある方はぜひ遊びに来てください。私も神奈川県から参加して、「いきもの地図といきもの暦」というテーマで少し話をさせていただきます。
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by komachi-memo2 | 2015-06-16 12:44 | EVENT | Comments(0)

イカル、キビタキ……梨ヶ原の森林地帯

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イカル

富士山の北麓に広がる梨ヶ原(北富士演習場)の標高差は300メートル。標高が高くなるにつれて草原から森林に変わる。先週、森林地帯で確認した野鳥はオオルリ、コルリ、キビタキ、ビンズイ、クロツグミ、ヒガラ、ミソサザイ、イカル、アオバト。草原の鳥と違って、この時期に探すのは容易ではない。来年は緑が繁茂する前に訪れてみようと思う。

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キビタキ♀
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キビタキ♂
by komachi-memo2 | 2015-06-11 11:09 | 探鳥 | Comments(0)

鳥たちの共同浴場

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最初にやってきたのはキビタキ♂
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ウグイスがヒガラに順番を守れとどなっているような。

富士の裾野である梨ヶ原(北富士演習場)は火山灰地で、降った雨はすぐに地中にしみ込んでしまう。東京ドーム1000個分はあると言われる広大な敷地に川と呼べるものはなく、戦車のつくった轍にわずかに残る雨水は、ここに生きる動物たちにとっての生命線である。
正午過ぎ、水を残した轍から10メートルほど離れたところに車を止め、車内から静かに2時間ほど観察する。鳥たちは最初、水場から少し離れた樹木の枝にやってきてようすを伺い、少し低い枝に移り、意を決して地面に降りてくる。そして、水場に来ると水浴びを始める。最初にやってきたのはキビタキ♂。次にアオジ。その後に来た鳥の種類を順にあげれば、ウグイス、シジュウカラ、ホオアカ、コガラ、カワラヒワ、ヒガラ、ホオジロ、メジロ、コサメビタキ、キビタキ♀、ヒヨドリ。来るわ来るわ。あーさっぱりしたと、一羽が水から上がると、次の野鳥が入ってくる。まさに共同浴場。この日、水場の近くまで来て、ついに入らなかったのは、ノビタキ、イカル、コゲラだった。コゲラの水浴びを見たかった。

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ついにやってきたイカル。でも水浴びせずに森のなかに。
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ホオアカ。草原の鳥も森林の鳥も水場にやってきた。
by komachi-memo2 | 2015-06-10 20:52 | 探鳥 | Comments(0)

ホオアカ……草原の鳥を見に行く 5

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ホオジロじゃなくて、ホオアカという鳥がいるんだ。バードウォッチングを始めた頃、野鳥図鑑を見ながら早く見て見たいものだと思った。最初にホオアカを見た時の感激は今でも覚えている。私の野鳥図鑑のホオアカのページには、最初に見た時と場所が2006年6月25日、利根川河川敷と記されている。ホオアカは北富士演習場の草原でよく見られる野鳥である。広い草原で遠くの灌木や枯木に鳥が止まっているのを見つけ、双眼鏡を向けるとホオアカであることが多い。ホオアカの囀りはホオジロに似ているが、少し濁っている。でも、そろそろ補聴器の準備をしなければならない老いた私の耳にはもうその区別が付かなくなった。

D7100+AF-S NIKKOR300mmf2.8DⅡ+TCE17Ⅱ、一脚使用
by komachi-memo2 | 2015-06-09 22:34 | 探鳥 | Comments(0)

アオジ……草原の鳥を見に行く 4

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ようやく闇が開けはなたれて草原が色を取り戻すと、スピィッーツルルジー、チチビ、スイピールルチィビーと草原から美声が聞こえてくる。あ、アオジだ。距離を縮めようと、少し歩き出すと、遠くのアオジはもう気がついてススキの藪のなかに飛び込んだ。
葉山では冬に林道で採食しているのを普通に見られるし、チィッという地鳴きは自宅の周囲でよく聞く。4月に入るとめっきり減り、下旬にはほとんど姿を見ることはなくなる。2ヶ月ぶりに標高1000メートルの草原で出会った雄のアオジは、目の周りを黒く染め、精悍さがある。草原の囀りを聞いていると、普段、冬に目にしているアオジは雌伏の季節のアオジで、ここが彼らのホームグランドなんだとあらためて感じる。
by komachi-memo2 | 2015-06-08 09:48 | 探鳥 | Comments(2)

カッコウ……草原の野鳥を見に行く3

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北富士演習場ではホトトギスとカッコウの声を同時に聞くことができる。しかし山にホトトギス、野にカッコウで、広い演習場を車で回って目にするのはカッコウがほとんどである。
それは、草原に生息するノビタキやモズ、オオヨシキリがカッコウの託卵の相手だからだ。ホトトギスを見たければウグイスの生息する森林エリアに足を運ばなければならない。
演習場の草原にはあちこちに小高い樹木が立っている。ときどき原に火を入れるので、焼け焦げた黒々とした幹と枝だけ残された木が新緑の草原にポツンと立っている光景は、何か異様でもあり、独特の美しさもある。
遠くの樹木の枝にカッコウがとまっている。尾羽をピンと立てた独特のスタイル。宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」に、ゴーシュのところにカッコウがやってきて、外国に行く前にドレミファソラシドを教えてくれと頼む箇所がある。賢治がカッコウが体を曲げて一生懸命にいつまでも叫んだと書いた姿は、きっとこの姿なのだろう。
しかし、カッコウはなぜあんな格好をするのだろう。
「カッコウのあの勇敢な姿は、近くで向かい合う他の雄への示威か、発情の頂上に達して近くの雌にいどむときの姿勢ではなかろうか」と、かつて仁部富之助は『野の鳥の生態』に書いた。
カッコウの雄があの姿で鳴いていると、他のカッコウ(たぶん雄)が同じ木に飛んできて、片方が木を離れたり、小さなノビタキが大きなカッコウめがけて果敢に突進していくのを観察することがある。
もしかしたらそれこそカッコウの雄の思惑で、追いかけられているすきに託卵相手を見つけた相棒の雌が、ちゃっかり託卵に成功しているのかもしれない。
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by komachi-memo2 | 2015-06-06 11:51 | 探鳥 | Comments(0)

ノビタキ…草原の野鳥を見に行く2

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北富士演習場に探鳥に行った目的のひとつはこの鳥に出会うため。この時期の北富士演習場の草原の代表的な鳥。私が住む神奈川県葉山町でも秋のタカの渡りのシーズンに移動途中のノビタキを見ることがある。でもそれはすでに冬の装いで、夏の黒い頭のノビタキ(♂)に会うには、車で3時間の移動が必要である。明け方にまだ間がある闇のなかでもこの鳥はチュビチュビリーとさかんに囀っていた。ある程度近くで観察するには車の中からがベスト。いちばん下の写真は水場にやってきた♀。
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D7100+AF-S NIKKOR300mmf2.8DⅡ+TCE17Ⅱ、一脚使用
by komachi-memo2 | 2015-06-05 13:41 | 探鳥 | Comments(0)

コヨシキリーー草原の野鳥を見に行く1

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先週の日曜日(5月31日)、北富士演習場に探鳥に行く。
午前0時頃、Sさんの車で自宅を出発。三国峠経由で山中湖に降りる途中、深夜の国道で見た動物は、タヌキ、4匹の子供を連れた本土ギツネ、ニホンノウサギ、それに10数頭の鹿。深夜の国道は野生ゾーンにもどっていた。
北富士演習場に着いたのは3時少し前。夜明け前に到着したかったのはヨタカに会えることをSさんが期待したからだった。車を止めて、ヘッドライトを消して、耳をすますと、暗闇の遠くからいくつかの鳥の声が聞こえてくる。ホトトギス、ノビタキ、そしてヨタカの声も確かに聞こえる。
4時過ぎ、山の端が赤く染まり、空が白み始めると、天空から「ズビャークズビャーク、ザザザーーー」とオオジシギが急降下してくる音が複数聞こえてくる。あわてて音のほうに双眼鏡を向けるが、まだ薄暗い空のなかにその姿を見つけることができない。
5時頃から朝の澄んだ空気のなかで、草原の野鳥を観察し始める。その後、バーダー仲間のNさん親子、Saさん、Kさんも合流。コサメビタキの営巣を発見し観察後、Sさんと昼食にホウトウをぱくつく。キビタキの林を観た後、また演習場にもどり、水場に集まる鳥を観察。帰宅したのは7時半頃。20時間の長丁場、中身の濃い探鳥だった。
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D7100+AF-S NIKKOR300mmf2.8DⅡ+TCE17Ⅱ、一脚使用
by komachi-memo2 | 2015-06-04 22:47 | 探鳥 | Comments(0)