komachi memo2

komachi203.exblog.jp

<   2012年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

ヤブデマリの林道

ヤブデマリ01

 連休の最終日、早起きして元と大山林道を歩く。ゲートを通り過ぎて、しばらく行くと、今シーズン初めてのサンコウチョウの声を聞く。佇むが声が続かない。大きく移動しているようす。数日前に到着したのだろう。オオルリを見たのは2カ所だけ。さえずりポイントはすくなく、一部はすでに営巣に入ったようだ。センダイムシクイは林道のあちこちで聞く。林道終点で見たエナガの尾羽は、寝癖のついた髪の毛のようにまっすぐ上に曲がっていた。長らく営巣をつづけていた証拠だ。林道は白い花が目につく。ヒメウツギやマルバウツギはすでに最盛期を終え、ヤブデマリが満開、そこにオナガアゲハが乱舞する。

コバノタツナミソウ01

 帰路、長柄交差点付近ではコバノタツナミソウが満開。家に戻る途中、アオダイショウを見る。目が白く濁っているのは脱皮が始まる前兆だ。

アオダイショウ01
by komachi-memo2 | 2012-05-07 00:39 | 探鳥 | Comments(2)

雨の憲法記念日

マルバウツギ

 よく雨が降る。わが葉山町では深夜に洪水警報が発令され、雨の勢いは衰えずに午前中降り続いた。正午近くになって、小雨になったので、傘をさしてカメラを片手に外に出た。雨に濡れた春の花は美しい。気分が良くなった。

アカツメグサ

カキドウシ

 昨日は憲法記念日。一昨日の朝日新聞の朝刊に掲載された憲法学者樋口陽一さんのインタビュー記事はとても良かった。安倍元首相がテレビで、そろそろ憲法の呪縛からの解放の時だといった内容の発言をしていて、何を馬鹿なことを言っているのだと不愉快きわまりなかったので、樋口さんの新聞記事をさっそくスクラップした。樋口さんは書いている。

‥‥日本国憲法を「この国に合わない」「押しつけだ」と非難する人たちがいますが、それは違う。この憲法の価値観は、幕末以来の日本の近代と無縁ではありません。先ほどあげた自由民権運動や大正デモクラシーといった、幕末・明治以来の日本社会の「持ち物」とつながっています。むしろ35〜45年の国粋主義、全体主義の時期こそ、幕末からの流れと異なるものだった。ポツダム宣言は軍国主義に染まる前の日本の民主主義を「復活強化」せよといい、日本はそれに調印したわけです。‥‥

20120503-4

 夕飯後、以前に建築家の富田玲子さんからいただいた本と映画のCDを読み返した。カントの「永遠平和のために」と藤原智子監督「シロタ家の20世紀」。どちらも憲法とかかわりがある。
 カントがこの小さなパンフレットのような本を書いたのは、フランス革命とナポレオン戦争のちょうど狭間、今から210年前、カント71歳の晩年だった。カントはこの時すでに書いている。「将来の戦争を見こして結んだ平和条約は、平和条約ではない」「常備軍はいずれ、いっさい廃止されるべきである」「いかなる国も、よその国の体制や政治に、武力でもって干渉してはならない」「永遠平和は空虚な理念ではなく、われわれに課せられた使命である」と。200年経っても人間は少しも進歩していない。
 シロタ家はかつてロシア領だったウクライナ出身のユダヤ人の音楽家の家系。戦前から戦後にかけてのシロタ家の人々にふりかかる運命を通して、このドキュメンタリーは戦争の20世紀を地を這うように静かに語っている。シロタ家の人々の中には日本に少なからず影響を与えた人がいた。レオ・シロタはピアニスト。その弟子に園田高弘や藤田晴子がいる。そしてその娘であるベアテ・シロタは日本国憲法を起草した一人だった。この映画でカナリア諸島のテルデという町に、ヒロシマ・ナガサキ広場と憲法9条の碑があることを初めて知った。この映画の上映会をすることを今、富田玲子さんたちと考えている。
by komachi-memo2 | 2012-05-04 01:03 | Comments(5)