komachi memo2

komachi203.exblog.jp

<   2011年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

湘南のクロマダラソテツシジミ

c0042548_1753424.jpg
↑クロマダラソテツシジミ♀
今月26日の朝日新聞に「庭に珍客、クロマダラソテツシジミ」と題して、24日に北九州八幡東区の民家の庭先でこの蝶が見つかったことが報じられていた。ところが、私の住む湘南にもクロマダラソテツシジミが出ていると友人から情報をもらった。聞けば我が家からほど近いところ。午後からくずれそうな雲行きのなか、ダメ元で行ってきた。幸運にもいましたね。先行して写真を撮っていた蝶マニアのオジオニイサンに聞くと、一昨年から見られ、この年は大発生だったが、昨年は見ていないらしい。
この蝶、台湾やフィリピン、カリマンタン島などに生息する全くの南の蝶で、国内では1992年に沖縄で初めて集団発生が確認された。2006年冬に石垣島に出現したときには全国から蝶屋さんが押しかけたというほどの迷蝶だったのだが、その後、関東地方でも2009年には東京、神奈川湘南、千葉南房総、2010年には静岡、千葉で発見されている。ウラナミシジミのように季節風に乗って毎年北上するが、幼虫がソテツの若葉(インゲン豆でも生育良好らしい)を食草とするという条件からソテツが多数繁茂しているところでないと生育できないため局所的にしか見られていないのではないか。
この蝶、ソテツの害虫として知られている。案の定、若葉にはかなりの食痕があり、葉表にも葉裏にも幼虫がいた。柔らかい産毛に包まれたような若葉にはたくさんの卵が産み付けられていた。葉が成長して食べ頃になったとき、孵化するように調整されているのかと思ったが、家に戻って写真を拡大してみると、孵化後の殻もたくさんついていた。これをどう考えたらいいのだろう。
11月に入り、表翅の青がより鮮やかな低温期型の特徴が顕著になる頃、また訪れてみたい。
c0042548_17534831.jpg
↑クロマダラソテツシジミ♂
c0042548_17543486.jpg
↑クロマダラソテツシジミの卵
c0042548_17551977.jpg
↑クロマダラソテツシジミ幼虫
by komachi-memo2 | 2011-10-30 18:17 | 探虫 | Comments(0)

今年も板橋美術館で池袋モンパルナス展

c0042548_170144.jpg
今秋も板橋区立美術館で昨年に続き「池袋モンパルナス展」が開かれる。亡父の「水辺」も展示される。年々、内容が充実してきており、今回はアトリエ付き住宅のモックアップが展示される。展覧会の期間にあわせて講演会、コンサート、アトリエ村ツアーとイベントが盛り沢山組まれている。

会期 11月19日(土)〜1月9日(祝)月曜休館 観覧料一般600円

・オープン記念 講演と朗読 11月19日 14:00〜15:30
 「池袋モンパルナスが遺したもの——父、寺田政明と詩人小熊英雄」 
 講師/寺田 農(俳優、東海大文学部教授) 
・講演会(いずれも14:00〜15:30 先着100名、聴講無料)
 11月26日(土)「暗い谷間——若き画家たちが生きた時代」
 講師/岩垂 弘(ジャーナリスト)
 12月10日(土) 「巴里と帝都のあいだで——再考《池袋モンパルナス》の画家」
 講師/小沢節子(近現代史研究家)
・コンサート 12月3日(土)14:00〜15:00 定員50名
 「高田渡が歌った山之口貘を松倉如子が歌う」
・アトリエ村探訪ツアー(池袋モンパルナス周辺を解説付きで散策)
 11月27日(日)14:00〜
 講師/本田晴彦(アトリエ村資料室代表) 定員20名 資料代500円程度
by komachi-memo2 | 2011-10-27 17:04 | EVENT | Comments(1)

秋の一日

c0042548_22193792.jpg
c0042548_2220812.jpg
c0042548_22204373.jpg
板橋区立美術館の広中さんから今秋も池袋モンパルナスの展覧会を開くと連絡があり、銀座「ランブル」の関口さんの亡父の思い出のインタビュー原稿を送ってくれた。今年96歳になるという関口さんの記憶は抜群で、父と谷川岳に登り、亡父が危うく命を落としかけたことや富士山の青木ヶ原で遊んだことなど、私の知らないことを開陳してくれている。亡父がなくなったとき、あなたのお父さんはまだ生きている、人の心の中に生きていると話してくれた僧侶のことを思い出す。
今朝、うれしかったことは峯山にサシバを見に行く途中、アオゲラの首振りダンスに出会えたことだ。3メートルほど離れた二本の木の幹を♂、♀がメトロノームのように上半身を左右に大きく振りながら上っていく。♂はピピピ、フィフィフィと鳴く。同じ木に移り、近づいて嘴どうしをまるでちゃんばらごっこのように叩き合う。サシバの観察時間も忘れて見とれていた。ツミが5メートルほど先で小鳥を捕りそこない、私に気付いて驚いて飛んでいく。今日のサシバは8時近くに14羽の群が飛んだきり、後が続かない。12時までに20羽。ハチクマ1羽。他にオオタカ、ノスリ、アマツバメ、コサメビタキ、キビタキ幼鳥など。尾根沿いのシロバナセンダングサにたくさんのウラナミシジミが来ていた。毎年、南から北上してサシバの渡りの時期に三浦半島では目にする蝶だ。
母が先週倒れ、意識不明で入院した。心がどしゃぶりでも人のことはお構いなしに、本当の空は青空で、白い雲が流れている。それが救いだ。
by komachi-memo2 | 2011-10-08 22:24 | Comments(0)