komachi memo2

komachi203.exblog.jp

<   2008年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧

コマダラウスバカゲロウ

c0042548_17404892.jpg
↑獲物を捕獲したコマダラウスバカゲロウ
週末、Tさん、Sさんに誘われて神武寺にコマダラウスバカゲロウの幼虫を見に行く。カゲロウの幼虫といってもこのコマダラウスバカゲロウはアリジコクはつくらず、岩や樹木の幹にじっとしていて通りかかる獲物を待ちかまえる世界的にも珍しい種。緑色の地衣類を身体にまとっためくらましの術は忍者のようで、よおーく見ていないと見えてこない。大山林道の杉の幹にじっとしているこの不思議な幼虫をSさんが以前に見つけて以来、昆虫好きのバーダー仲間の間で生態の気になる生き物の一つになってきた。Tさんが「ここです」という現場のオーバーハングした岩に目をこらす。めくらましした忍者の姿が、ひとつふたつみっつと目が慣れると浮き出すように見えてくる。いやあーたくさんいるなあ。そのうち繭も見えてくる。破れてすでに住人のいないものが多いが、入っていそうなものもある。繭から抜け出して成虫になる瞬間を見てみたい。
c0042548_17413995.jpg
↑実体顕微鏡で覗くと、触角の根元に黒い4つの複眼が見える。
by komachi-memo2 | 2008-06-29 17:47 | かたちの不思議 | Comments(0)

カッコウとホトトギス

c0042548_2052468.jpg
↑電柱に止まるカッコウ
私の暮らす葉山ではこの時期、毎朝夕、ホトトギスの声を聞く。ホトトギスの托卵相手のウグイスも葉山にはたくさんいる。声を聞いて、しばらく道端で立ち止まって空を見上げていると、頭上を横切る時がある。同じトケン類のカッコウの声はこれまで葉山では聞いたことがない。上の写真は6月初旬、北富士演習場で見たカッコウ。この時は枯れ枝の上で交尾シーンまで観察することができた。ノビタキに追い回されているカッコウも見た。北富士演習場にはカッコウの托卵相手のノビタキ、コヨシキリがたくさんいた。
c0042548_20525627.jpg
↑「トッキョキョカキョク」と鳴きながら頭上を飛ぶホトトギス
by komachi-memo2 | 2008-06-25 20:56 | 探鳥 | Comments(0)

ダイミョウセセリのベッド

c0042548_20132288.jpg
ムカゴを採るためだろうか、畑の脇に植えられたヤマノイモの葉を見ると、小さく切り裂かれた葉片が落ちずに葉の上に載っている。そっと覗くと中に小さな黒い頭の幼虫がいる。よく探すと、もう少し大きな葉片が載っている葉も近くにある。ダイミョウセセリの幼虫だ。生長するに従い、何回作り代えるのだろう。親の体毛に覆われているという卵をまだ見たことがない。
by komachi-memo2 | 2008-06-24 20:14 | かたちの不思議 | Comments(0)

オオルリとセンダイムシクイ

c0042548_16372696.jpg
↑オオルリ
今年、オオルリの囀りを田浦の尾根筋で最初に聞いたのは4月13日。6月後半の今は2回目の子育ての最中。高い梢に止まって囀ってくれるので見つけやすいが、空をバックにしていることが多いので図鑑で見るような美しいブルーの姿にお目にかかることは案外少ない。この時期、センダイムシクイの囀りもよく聞く。こちらはせわしなく動くが、動くのは樹の枝の間で、逆光になることは少ない。写真はいずれも5月5日、大山林道にて。
c0042548_16375598.jpg
↑センダイムシクイ
by komachi-memo2 | 2008-06-22 16:40 | 探鳥 | Comments(0)

M..J.アドラー、C.V.ドーレン『本を読む本』と外山滋比古『「読み」の整理学』

c0042548_1845148.gif またしても本を持たずに外出してしまった。こうなると、必ず乗り換え駅で本屋に立ち寄ることになる。そこで手にした本はM..J.アドラー、C.V.ドーレン『本を読む本』。1940年に刊行されて以来、世界中で読み継がれてきた本読みの指南書である。講談社学術文庫もすでに32刷となっている。この本では本読みの方法をレベル分けして指南している。初級レベル、点検読書(第二レベル)、分析読書(第三レベル)、シントピカル読書(第四レベル)の4つである。シントピカル読書とは同じテーマの複数の本を論点を比較しながら読む研究的読書法である。
 ああ、こんなこと意識してこれまで本を読んだことないなあと思えることがたくさん書いてある。ためになるが、なぜか楽しめない本だ。「訳者あとがきにかえて」で、外山滋比古が「日本人の読書」について書いている。このあとがきは面白い。「なぜか楽しめない本」である理由が腑に落ちた。そう言えば、外山には「日本人の読書」の指南書とでも言える『「読み」の整理学』という楽しめる本があった。ではこちらを再読することにしよう。
●M..J.アドラー、C.V.ドーレン『本を読む本』(講談社学術文庫)
●外山滋比古『「読み」の整理学』(ちくま文庫)
by komachi-memo2 | 2008-06-19 18:09 | BOOKS | Comments(0)

福岡伸一『もう牛を食べても安心か』

c0042548_18402671.gif昨年の理系書籍のベストセラーとなった『生物と無生物あいだ』が、複数の友人のBLOGでエントリーされていた。あの本も面白かったが、エントロピーの物理学者勝木渥さんが、「この本、面白いよ」と数年前に勧めてくれた福岡伸一の前書『もう牛を食べても安心か』は、目からウロコがパラリと落ちる本であった。科学史の闇に消えたシェーンハイマーという天才を引っ張り出し、生命は文字どおり分子の流れであるという辺りでまず、最初のウロコが落ちる。そして、物を食べ、消化することの意味は生命体として異物の情報を分子レベルまで完膚無きまでに壊すことなのであり、その視点に立つと、遺伝子組み換え作物や臓器移植がいかに蛮行といえる行為なのかを述べる辺りで、さらに次のウロコが落ちる。第4章の「狂牛病はいかにして消化機構をすり抜けたか」などはスリリングな極上のサスペンスもののように興奮する。そして、環境と生命は情報と分子を共有する動的平衡の中にあるという福岡の視点の重要さと、我々が置かれている食・医療・環境の世界に愕然とするのである。
 この本は「いのちを食べるということはどういうことなのか。環境と生命はどのようにつながっているのか」について、本質的に書かれた近年の傑作だと思う。

●福岡伸一『もう牛を食べても安心か』文春新書
by komachi-memo2 | 2008-06-11 18:44 | BOOKS | Comments(0)

山中湖周辺探鳥

c0042548_1023234.gif
↑鉄砲木の頭にて。
私たち親子には探鳥の先生が何人もいる。こんな恵まれた環境ならばもっと耳も目も頭もクリアーな時から探鳥を始めれば良かったと親父は思うが、合縁奇縁、こればかりは仕方がない。先生の一人、田中和徳さんに週末から丹沢・ヤビツ峠から堂平まで夜山行をして、夜と夜明けの鳥の声を聞こうと誘われていたが、天気が悪い。予定を変更して山中湖周辺に行った。一行は田中さん、渡邊君、私たち親子の4人。コースは三国峠→鉄砲木の頭→北富士演習場内→大野山。雨後で視界はきわめて良い。自衛隊北富士演習場内は休日は開放されていて、山菜取りの人がかなりいた。演習場内ではノビタキ、カッコウ、ホオアカ、コヨシキリをよく見た。特筆はカッコウにノビタキがモビング、カッコウの交尾、ホオアカの行水、ねばった甲斐あってオオジシギの急降下ディスプレイが見れたこと。帰りがけに寄った山北の大野山では、道端でヤブサメ2羽が取っ組み合いをしていた。元がヤブサメの羽をゲット。こんなハプニングに出会わないと拾えない。
●日時 6月1日 6時逗子出発→20時戻り
●主な探鳥地 三国峠→鉄砲木の頭→北富士演習場内→山北・大野山
●確認した鳥(43種)
コルリ、モズ、イカル、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、キジ、ホオジロ、アオジ、
ヤマガラ、ツツドリ、ホトトギス、ガビチョウ、センダイムシクイ、ウグイス、
ヤブサメ、ヒバリ、ヒヨドリ、コムクドリ、ムクドリ、スズメ、アオゲラ、オオヨシキリ、イワツバメ、トビ、セッカ、キビタキ、ホオアカ、ノビタキ、クロツグミ♀、コヨシキリ、カッコウ、アカゲラ、オオジシギ、ハシブトガラス、ノスリ、カワラヒワ、オオルリ、ツバメ、コシアカツバメ、コブハクチョウ、キセキレイ、メジロ
by komachi-memo2 | 2008-06-04 10:29 | 探鳥 | Comments(0)