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小泉和子編著『家で病気を治した時代——昭和の家庭看護』校了

c0042548_14345049.gif百の知恵双書15巻の付き物色校正紙が今日届いた。第6巻小泉和子『洋裁の時代』と同じくジャケットは峰岸達さんにお願いした。カバー裏のリードに次のように書いた。
「昭和戦前期はもっとも家庭看護の発達した時代だった。氷枕、氷嚢、体温計、吸入器、浣腸器は多くの家庭にあった。切り傷にドクダミ、腫れ物にツワブキ……民間療法の知識も豊富だった。ひとたび家族のだれかが病気になれば家族が力を合わせて看病し、病気と闘った。産婆も町医者も按摩も鍼灸師もそれを助けた。家のなかで人の生死に向き合うことでいのちの尊さとそれを守ることの難しさを痛感した時代であった。
医療の充実を願うことは病気を人まかせにすることではない。病気も生も死も自分のこととして立ち向かった時代から学ぶものは何か。」

●百の知恵双書第15巻 
小泉和子編著『家で病気を治した時代——昭和の家庭看護』
●主要内容
第1章 家で病気を治した時代——都市と農村にみる家庭看護 
 都市にみる家庭看護の最盛期 
 農村に多い病気と治療 
第2章 変わりゆくお産のかたち 
 出産——妊娠から産湯まで 
 助産師と消えゆく自宅分娩 
第3章 怖れられた病気——結核と急性伝染病 
 「国民病」と呼ばれた結核 
 猛威をふるった急性伝染病 
第4章 家庭看護と人 
 派出看護婦と保健婦 
 按摩と鍼灸師 
[コラム]家庭看護の七つ道具/配置家庭薬と家庭常備薬/生活の知恵として普及した民間療法/町のお医者さん/駒込病院雑詠/町のハイカラだった医院建築 
●発行 農文協
●発行日 2008年2月1日
by komachi-memo2 | 2007-12-22 14:39 | 百の知恵双書 | Comments(1)

つり革のつり革

c0042548_921863.gif町の創意工夫展で入賞し、県でも努力賞をもらった元さんの作品「つり革のつり革」。握り部分は麻のロープとホースを、取り付け部は使わなくなった親父のカラビナを使用している。
夕飯を食べながらまんざらでもない元さんに父親は言った。「この道具には致命的な欠陥がある」「……」「だって手が届かなければ付けられないじゃないか」「あっ……」
やっぱり努力賞なのである。
by komachi-memo2 | 2007-12-22 09:24 | 茅木山の日常 | Comments(1)

15巻ようやく入稿

 ようやく百の知恵15巻の入稿が済んで、色校を見る段階になった。15巻は小泉和子編著の「家で病気を治した時代——昭和の家庭看護」だ。今回の編集ではまだ暑い盛りに、12年ぶりで藤沢の中田先生を訪ねた。中田先生は助産師。私の二人の子どもはいずれも連れ合いが自家で生んだが、長女は中田先生のお母さんの伊井先生が、長男は中田先生が取り上げてくれた。12年前でも家で出産するのはごくまれであったが、今日では1000人に1人いるかどうかである。一方で、医者が足らず産気づいた妊婦が産婦人科をたらい回しになるといったことが最近では起こっている。小泉さんとの対談を引き受けてくれた記録映画監督の時枝俊江さんの佐久病院の話も印象に残った。
 医療の充実を望むことは病気をひとまかせにすることではない。ひとまかせにすればいずれ医療は患者のものでなくなる。
 これが今巻のテーマである。マイケル・ムーア監督「シッコ」の世界も決してよその国のことではなくなってきている。
by komachi-memo2 | 2007-12-20 20:18 | 百の知恵双書 | Comments(2)