komachi memo2

komachi203.exblog.jp

<   2007年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ハルミンさんの襖絵

c0042548_9362580.gif
本日から浅生ハルミンさんのイラスト展が鈴木工務店の可喜庵で始まる。昨日、会場展示のようすを見に行った。ハルミンさんの絵は大きくしたら面白いという予想どおり、襖絵は今回のメインディッシュになった。イラストの並びを調整していると、夕方、掛け軸が届く。男の子と女の子が地面の上で遊んでいる墨絵に、紺と鼠の表装がシック。みんなで見入る。掛け軸にイラストレーターの絵は初めての試みだが、奥が深い。「ハマってしまいそう」とはハルミンさんの弁。「襖絵、注文があれば承ります」とも。
by komachi-memo2 | 2007-09-27 09:38 | EVENT | Comments(3)

アントニン&ノエミ・レーモンド展

c0042548_9283312.gif鎌倉の神奈川県立近代美術館で開催中のアントニン&ノエミ・レーモンド展を見に行く。来日当時の純和風の住宅で暮らしていた頃の古い写真があった。縁側の前にアントニンが立っている。この希有な建築家とデザイナーのコラボレーションは、日本に来て広げて住まうという日本の住宅に触れて、架構(建築)と舗設(インテリア)というモダンデザインの心髄を二人して開花させた。アントニンとノエミが日本の建築から学んだことが大きかったからこそ、この二人から日本の建築が学ぶことも大きかった(これからも)。展覧会を見て改めてそう思う。今回の収穫はノエミ・レーモンドの彩色画と染色デザインされた生地やラグを見られたことだった。
●神奈川県立近代美術館 会期 10月21日まで
by komachi-memo2 | 2007-09-27 09:30 | EVENT | Comments(3)

ハルミンさんのイラスト展来週から

c0042548_9176.gif
イラストレーター浅生ハルミンさんのイラスト展が下記のように開かれる。
●会場 鈴木工務店・可喜庵(042-735-5771 小田急線鶴川下車東へ8分)
●日時 9月27日(木)〜10月9日(火)10:00-17:00
この展覧会、鈴木工務店のコンセプト・ブック『温故知新の家づくり』の発刊を記念して行われるもの。
先日、会場となる可喜庵で、どんな内容にしようかとハルミンさん、鈴木さんと相談。可喜庵には本格的な和室がある。和室に目をやると、床の間に掛け軸。「そうだ、ハルミンさんの絵、掛け軸にしたら!」「どうせならふすま絵も描いてしまったら?」二人は大ノリ。本の中でおとなしくしていたハルミンさんの描く女の子や犬猫が部屋のなかに飛び出したらどうなるか、ハルミンさんの新境地、見たい方はぜひ会場に。
by komachi-memo2 | 2007-09-22 09:03 | EVENT | Comments(0)

百の知恵双書第14巻ようやく入稿

c0042548_181158100.gif百の知恵双書14巻データを今日、東京印書館に渡す。DTPなので、ここまで来ると登頂し、後は無事に下山するだけという気分になる。14巻は山口昌伴著『仕舞える住まいの収納学——ゴタゴタ病根本治療の処方箋』。企画から1年足らずでここまできた。11巻の『台所の一万年』がいつ出るとも知れずというほど時間がかかったので、昌伴さん、名誉挽回と奮起して、A4版のコピー反故紙の裏にのたうち回るミミズ文字の原稿の束を機関銃のように早春から送りつけてきた。それを解読、テキストデータをつくっていたのは、宮本常一『日本人の住まい』の仕事が最終段階に入っていた頃。昌伴さんの原稿はとにかくテキストデータにしてみないと文字量がわからないから困る。2人にしてはかなり早い完成で、11月初旬に発刊。今回は写真家・北田英治若かりし頃の昌伴さんとの珍道中の写真が役に立った。光陰矢のごとし。ひさかたぶりに松本徹さんに表紙、本文挿絵を設計の仕事の合間に書いてもらった。これでようやく、来週から小泉和子さんと松井郁夫さんの仕事にかかれる。

●百の知恵双書 vol.014
山口昌伴著『仕舞える住まいの収納学——ゴタゴタ病根本治療の処方箋』
農文協刊
モノ溢れ、片づけても片づけても片づかない今どきの住まい。
これは現代日本特有の生活風景である。
日本の住まいも昔は片づいていた。
今どきの生活景観の乱れはライフスタイル不成立の露呈であり、
生活設計の立て直しをゴタゴタ景観が要請しているのだ。
仕舞える住まい——その住まい方と仕舞い方を求めてゴタゴタ現象を分析していくとき、そこに近代消費社会のあり方からモノの生物にも似た振舞いまで、
実に多面的な事象のからみあいの構造をとらえることができる。
レントゲン技師のようにモノ溢れの生活場面を透視して、
その原因の相関を解剖したゴタゴタ病根本治療の処方箋。
by komachi-memo2 | 2007-09-21 18:16 | 百の知恵双書 | Comments(0)

西山卯三の『昭和の日本のすまい』

c0042548_2017843.gif貴重な写真集が出版された。西山卯三の『昭和の日本のすまい』である。戦前の京都の町家、大阪の町並み、同潤会の住宅、不良住宅、原爆バラック、戦後の転用住宅、最小限実験住宅、デペンデントハウス、炭住、舟ずまい、農村改善、木賃、ドヤ、番屋、ニュータウン……西山の見た戦前から戦後の高度成長期までのありとあらゆる日本人のすまいのかたちが一冊に凝縮されている。どの写真も生きる住まいを活写していて目が釘付けになる。編集したのはNPO西山卯三記念すまい・まちづくり文庫。西山先生が残した厖大なすまいとまちづくりに関わる資料の保存と公開に取り組んでいるNPOで、資料公開の一環として出版された写真集である。本書巻末の「西山卯三写真アーカイブズが生まれるまで」でも「西山卯三の七不思議」として触れられていることだが、あれだけ多くの著作を残した西山先生だが、生前、自著の中で写真を使うことはほとんどなかった。西山先生が写真マニアであったことを本書で初めて知った。貴重な写真が日の目を見たことに感謝したい。
●『昭和の日本のすまい……西山卯三写真アーカイブズから』
編集 NPO西山卯三記念すまい・まちづくり文庫(代表/松本 滋)
創元社刊 4700円
by komachi-memo2 | 2007-09-08 20:23 | BOOKS | Comments(0)