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Caplio R6……チョウの試し撮り

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↑アカタテハ(28mm)
フィールド散策用のポケットカメラにリコーのCaplio R6を買った。Tさんが赤を先に買ったので、黒を選択。740万画素、手ぶれ防止機能、28〜200ミリ、広角側マクロは1センチまで近づけ、望遠側でも25センチまで近づける。インターネット通販で1GBのメモリーといっしょに買っても3万円でおつりがくる。休日、元さんとこのカメラを試しに、長柄交差点から大山林道をチョウを見て歩いた。持ち物は他に双眼鏡と先日、志賀昆虫で購入した捕虫網とポケット図鑑(海野和男・青山潤三「日本のチョウ」小学館)。なかなかとまってくれない蝶は捕虫網で捕らえて、しげしげ観察してからまた放す。広角側マクロは背景も入ってなかなかうまく撮れる。3mほど離れたところから望遠側マクロで元さんが撮ったモンキチョウも上出来だ。この日の収穫は林道入り口付近のジュズダマにいたクロコノマチョウの♂、♀。捕虫網+双眼鏡+R6のチョウ散策が夏の間は続きそうだ。
●7月22日 10時30分〜15時 長柄交差点〜大山林道堰堤付近
●観察した蝶 アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、キチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタテハ、アカタテハ、イチモンジチョウ、コミスジ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ルリシジミ、イチモンジセセリ、キマダラセセリ、コチャバネセセリ、計24種
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↑モンキチョウ(200mm)
by komachi-memo2 | 2007-07-23 22:06 | 探鳥 | Comments(3)

ナガサキアゲハの羽化

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↑羽化直後のナガサキアゲハ(♀) photo/gen
台風4号が東海、関東地方を通過しようとしていた15日、日曜日。定例の二子山探鳥会も今日は無理だから熟睡していてもいい早朝から元さんは机の前に座っていた。ちょうど1ヶ月前にあった6月の二子山探鳥会のときに拉致してきた3齢のナガサキアゲハが羽化の時を迎えたのだ。8時5分、ついに感動の瞬間がやってきた。蛹から黒い蝶の頭が見え出す。蛹を脱ぎ捨てて完全に羽を延ばしきったのは8時20分頃。ゼンマイのような口吻を延ばしたり、丸めたりを繰り返している。こうして2つに分かれた口吻を管状にするのだという。雨の弱まった庭に出てみると、ナガサキアゲハが飛んでいる。「元、その子も外に出たがっているよ。」縁側で虫かごの蓋を開けると、雨空にできたてのナガサキアゲハが飛び立っていった。
(6月17日……3齢、7月1日……蛹化、7月15日8時5〜20分……羽化)
左/蛹化3日後の蛹、右/羽化の瞬間
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by komachi-memo2 | 2007-07-17 22:24 | 茅木山の日常 | Comments(0)

蝶の置き土産

 
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元さんの机の端には虫籠アパートがある。現在の住人はナガサキアゲハのサナギ。虫籠のフタにぶら下がっていたのだが、墜ちてしまったので、展翅針でボール紙に吊してある。さわると腹部を横に振って脅かしてくれる。蛹化して2週間、ここ数日のうちに羽化するはずだ。台風4号が通過してから羽化してくれるといいのだが。
蝶が羽化する瞬間を見たくて、次々と幼虫を虫籠アパートに拉致してくるのだが、羽化する瞬間に立ち会うのはなかなか難しい。そろそろ蛹化かなと観察していると、アオムシコバチのような寄生バチの幼虫がぞろぞろ出てきて、がっかりしたり、無事に蛹になれて、たぶん今日中に羽化すると、急いで学校から帰ってみると、すでに蝶になってしまっていたり。元さんの一喜一憂に毎日つきあっている。
写真は今年の春まで虫籠アパートにいた住人の置き土産。どの蝶の置き土産か、わかるかな。左からスジグロシロチョウ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、アカタテハである。サナギの殻の下の黒いものは蛹化するときに脱皮した最終齢の置き土産。
by komachi-memo2 | 2007-07-14 10:54 | 茅木山の日常 | Comments(0)

糸かがりの本

 c0042548_14333227.gifルリユールの教室に通い出して3ヶ月。週に1回、2時間の実技は覚えることが多く、あっという間に過ぎてしまう。今のところ無遅刻、無欠席。入門コースの後半が始まったところ。新たに2人の新入生だが、男は相変わらず私だけ。今は既製のハードカバーの糸かがりの本をばらして、新たに角背の本に仕立てる技術を習得中。既製の糸かがりの本が市場から激減し、材料の選択肢がほとんどない。糸かがりの本であれば、きれいに折丁にばらして再生することができるが、現在の市販の本のほとんどはそれができない消耗品。どこか仕口・継ぎ手でつくっていた伝統工法の民家と現代住居のようである。自分の本棚に糸かがりの本がどれだけあるか探してみた。昭和40年『日本の工芸』シリーズ、昭和42年発行『小林秀雄全集』、昭和51年発行『寺田寅彦全集』、昭和59年年発行『宮沢賢治全集』、昭和59年『宮本常一著作集』は糸かがりだが、どれも古い。あたらしいところではみすず書房の「大人の本棚」シリーズが糸かがり。わが「百の知恵双書」もOM出版時代は開きの良さと堅牢さにこだわって糸かがりに固執したが、今はコストの問題から断念している。 
by komachi-memo2 | 2007-07-13 14:44 | BOOKS | Comments(0)

『温故知新の家づくり』——ブランディングツールとしてのコンセプトブック

c0042548_123194.gif 可喜庵の会著『温故知新の家づくり』をようやく校了した。鈴木工務店の鈴木さんからこの仕事を依頼されてからまる2年もかかってしまった。私が鈴木工務店を理解するのに2年を要したとも云えるし、鈴木さんが自分の工務店について考えるのに、2年を要したとも云える。その間、鈴木さんのつぶやき——自社のぶれない原点、ポリシーはどこにあるのか——に付き合い、現場や作例を見、鈴木工務店の輪郭をなぞり続けた。
 ここ数年、ブランディングという言葉をよく目にする。本屋のコンピュータ関連の書棚にいけば、HPの教科書の何冊かには必ずこの言葉が使われている。クライアントが容易にインターネットで商品や企業を比較できる時代。お客様の要望になんでもお答えできます、では商売にならない時代。自社のブランドは何かを真剣に自問自答し、それを適切にクライアントに伝え、選別してもらわない限り生きのびられない時代。安易な目先だけのキャッチコピーはすぐ剥がれ、逆に信用をなくしてしまう。
 それは工務店の世界でも状況は同じ。いや、クライアントにとって一生に一度の勝負となれば、選択する目はより厳しい。インターネットのHPやBLOGはニュース性には富んでいるが、自社の特徴や考え方をこれから永い付き合いになるかもしれない未知のクライアントにじっくり伝えるには書籍に圧倒的に分がある。ブランディングツールとしてのコンセプトブックの真価が問われる時代になった。
 ●可喜庵の会著『温故知新の家づくり』
  発行:鈴木工務店 
  発売:農文協
  価格 1000円(税込み)
  発刊:8月上旬
by komachi-memo2 | 2007-07-11 12:06 | ヒルトップの日々 | Comments(3)

商店遺産「志賀昆虫普及社」

c0042548_10163152.gifほとんどの人々にとって関係のないことであっても、関心のある限られた人たちにとってはなくなっては困る店というものはある。それを商店遺産と名付けるとすれば、志賀昆虫普及社はムシ屋にとっての商店遺産と呼べるものだろう。昨日、数年ぶりに渋谷・宮益坂上の志賀昆虫に行った。店の中の雰囲気はどこか中学や高校の理科の準備室に迷い込んだような感じだ。標本箱、毒瓶、ピンセット、捕虫網、展翅台、植物採集用具、どれもが考え抜かれた志賀昆虫オリジナルの商品。前々から元さんにねだられていたアルミの振り出し式捕虫網と展翅台3種を購う。立ち去りがたく店の人と雑談していると、創業者である志賀卯助翁は今年、百四才の長寿をまっとうしたという。近年まで時々店に顔を出していたという翁に私は一度もお会いすることができなかった。志賀卯助著『日本一の昆虫屋』(文春文庫プラス)を帰りの電車のなかで読んだ。新潟の極貧家庭に生まれた翁が志賀昆虫普及社を興し、標本用具開発に心血を注ぐ波瀾万丈の回顧録。私の次は元さんが読む番だ。
by komachi-memo2 | 2007-07-11 10:19 | まちの拾い物 | Comments(2)

多摩川の釣船屋バラック群

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雨のウィークデイの夕刻、Sさん、Tさんと落ち合ってひさしぶりに羽田界隈を多摩川方向に歩いた。京急空港線の天空橋を降りて穴守橋を渡り、弁天橋のほうへ。夕刻の雨空はどんよりとして、対岸の葦原の羽田空港もあの世のもののように川と雲の間にうっすらと見える。川岸には釣り船屋のバラックが軒を並べている。木柱や鉄パイプを針山のように川底に打ち、その上に建てた危なげな建物。その先にさらに足場を足して、釣り船を係留している。中には大きな屋形船を係留しているところもある。東京ではほとんど目にすることのなくなった景色。3人ともこんな景色が嫌いでない。人影はないが、すさんだ感じがしないのは建物が生きている証拠。どの建物にもその建物の主が書いたと思われる手書きの営業許可書がペンキ書きされている。ずいぶん昔から釣り船屋はあったのだろう。今の季節は夜メバルだろうか。防波堤の上には河川法違反により船舶と工作物を撤去する旨を伝えた河川事務所の看板。また来たときにはバラック群は消えているかもしれない。雨が本降りになって、穴守稲荷駅近くの寿司屋に飛び込む。あか抜けない料理と賢そうな看板娘が良かった。
by komachi-memo2 | 2007-07-06 10:18 | 気持ちのいい場所 | Comments(2)