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梅雨の中休み

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今日は梅雨の途中の穏やかな週末。仕事場の開口部をすべて網戸にしていると、風が通り抜けて気持ちがいい。気持ちがよすぎて眠くなってしまう。昨年引っ越してから物置状態になっていた北側の書庫がようやく片づいた。そろそろ仕事場を夏モードにしなければいけない。日の当たる南側の部屋から樹木で日蔭になる北側の部屋にPCを移動だ。写真は仕事場から見た葉山・一色。
by komachi-memo2 | 2007-06-16 13:57 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

青木シンさんの展覧会

c0042548_1345653.gif青木シンさんの展覧会が開かれる。今回のテーマはhana。会場は横浜・山手だ。シンさんと中華街でカンパーイ!だな、これは。
・「青木シンのHANA展」6月15日(金)→24日(日)
会場:ART GALLERY 山手(tel.045-628-0267)
by komachi-memo2 | 2007-06-16 13:48 | EVENT | Comments(0)

池澤夏樹さんの書評

 さきほど企画・編集した宮本常一『日本人の住まい』について、作家の池澤夏樹さんが『週刊文春』の「私の読書日記」で紹介してくれた(6月14日号)。「これは日本全国の民家についての実に周到な入門書なのだ。それも建築学よりは社会史に寄った、つまりハードウェアを手がかりにソフトウェアを探る本」と、本書の特徴を紹介。まさにこちらの意図したどうりでうれしい。池澤さんは次のように書いている。
「今更ながらに、宮本常一は暮らしを読むのがうまいと思った。一戸ずつの家の使われかたがよくわかるのだ。彼には日本中を回って人に会ってモノを見て得た厖大な知見があった。それを駆使しながら、その地その地の暮らしかたの基本形をぐいぐいと太い筆致で描いていく。昔、ある科学の専門家に、各論は現場の研究者でも書けるけれど総論は大家にしか書けないと教えられた。その意味で、この人は正に大家だった。浩瀚な著作が既に刊行されているのに、まだこんなすごいものが残っていたのかと驚く。」
 池澤さんは本書で紹介している石川県白峰村に縁があるようで、とくに興味をもって読んだようだ。「何度となく通った土地についても知らないことがたくさんある。それを今になって宮本常一に教えられた。」と結んでいる。
by komachi-memo2 | 2007-06-10 12:20 | 百の知恵双書 | Comments(0)

『クモの巣と網の不思議』

c0042548_2210563.jpgイラストレーターにして古本屋さんでもある麻生ハルミンさんが面白い本をプレゼントしてくれた。池田博明編「クモの巣と網の不思議.....多様な網とクモの面白い生活」だ。5月の二子山探鳥会の後にクモの観察会があって、キノボリトタテグモなどユニークなクモの世界があるのを知ったことを打ち合わせの合間に彼女に話したことがあった。それにしてもよくこんなマニアックな本をみつけてくれた。さすが本の探偵さんだ。
目次は以下のような構成になっている。
第1部 クモの網入門
第2部 クモの糸とその性質
第3部 クモの網がもつエサを取る工夫
第4部 網と糸にまつわるクモのおもしろい行動
第5部 クモの造網行動を観察する
たとえば、第2部をひらくと、「クモの糸はどのくらい強いのでしょうか」「クモの糸の粘着物質は何でできていますか」、第3部をひらくと、「クモの網は張りっぱなしですか」「なぜクモは頭を下に向けているのですか」とある。どれも知らないことばかり。巻末にはクモ網標本の作り方も載っている。
●池田博明編「クモの巣と網の不思議.....多様な網とクモの面白い生活」
文葉社 2400円

by komachi-memo2 | 2007-06-09 22:12 | BOOKS | Comments(0)

八雲もちの竹皮容器

c0042548_18534573.gif甘い物が好きである。それも和菓子が好物である。昨晩、家に帰ると目黒・ちもとの八雲もちが置いてある。うん、いいなあ。熱いお茶で早速いただく。おいしい〜。羽二重粉の求肥が耳たぶよりやわらかい。もうひとつと手をのばし、容れものをしげしげと眺める。箱も蓋も竹籤をのの字に糸でかがって竹の皮に剛性をもたせている。八雲もちそれぞれは竹皮につつみコヨリでとめている。うん、これでなくちゃいかん。「この容れ物、捨てないでね」。容れ物も和菓子の大事な味のうちだ。
by komachi-memo2 | 2007-06-08 18:57 | おいしい物 | Comments(0)

『憲法九条を世界遺産に』

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 爆笑問題の太田光と人類学・宗教学の中沢新一による対談『憲法九条を世界遺産に』を読んだ。こんな面白い、大切なことが書かれた憲法談義を読んだのは初めてだ。太田光の飛躍することばの真意を中沢新一が田中裕二のつっこみこそないが、しっかり受けとめて議論を深めている。二人はかなり前からのメル友らしい。
 対談ののっけが「宮沢賢治と日本国憲法」だ。なぜ宮沢賢治なのか。二人にとって、改憲派も護憲派も「土台の問題」について、「全くの無思考」という認識がある。戦前の、戦争に突入していった日本人の思考と、戦後の、平和憲法のもとで発展をとげた日本人の思考の、いったいどこがつながっていて、どこが切断されているのか、そこをあいまいにしてきたという共通の認識がある。「なめとこ山の熊」を書いた人間がなぜ戦争に向かっていく政治思想に共鳴できたのか。あれほど動物や自然を愛し、命の大切さを描いた同じ人間が、田中智学などの日蓮主義者の思想に傾倒していったのか。
 中沢はいう。「憲法の問題を考えるとき、宮沢賢治は最大のキーパーソンです。平和とそれがはらんでいる矛盾について、あれほど矛盾に満ちた場所にたって考え抜こうしていた人はいません」
 僕も知りたかったことだが、太田は「憲法九条を世界遺産に」という発想をどんなシチュエーションで思いついたのか。中沢のこの質問に対して、太田はジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」を読んだときと答えている(ジョン・ダワーのこの本については近いうちにエントリーしたい)。
 「日本もアメリカもあの無垢な理想に向かい会えたのは、あの瞬間しかなかったんじゃないか。・・・これはもう誰が作ったとかいう次元を超えたものだし、国の境すら超越した合作だし、奇跡的な成立の仕方だなと感じたんです。・・・改憲すべきだと言う人が、自分の国の憲法は自分の国で作るべきだと、よく言います。でも僕は、日本人だけで作ったものでないからこそ価値があると思う。」
 二人の憲法九条に対する共通認識は中沢の九条=修道院論によく現れている。
「憲法九条は修道院みたいなものなんですね。修道院というのは、けっこう無茶なことをしているでしょう。普通の人間が暮らせない厳しい条件の中で、人間の理想を考えている。修道僧は労働もしないし、そんなもの無駄なような気もしますけれども、人間にとって重要なのは、たとえ無茶な場所であっても、地上にそういう場所がある、ということを、いつも人々に知らせているというところにあるでしょう。普通に考えたらありえないものが、村はずれの丘の上に建ってるというだけで、人の心は堕落しないでいられる。」
 太田の靖国発言に対して最近、長崎市長銃撃事件で実刑判決を受けた右翼団体「正気塾」から抗議文が届けられたという。ネット上でのバッシングもすさまじいようだ。イラクの人質事件の時に思ったことだが、へたなこと言うと周りからバッシングされるのではないかという空気、異論を唱えようとすると黙らせてしまおうといういやな空気が日本に浮上している。戦前の戦争に突入していった時代の精神風土から決して我々は抜けていない。
 中沢がまえがきでこんなことを書いている。
「ことばの戦場をたたかいぬくのは、ほんとうにむずかしい。でも僕はいま多くの仲間たちに呼びかけたい。ことばは世界を表現するためにあるのではなく、世界を変えるためにあるのだから、いま僕たちが使っているこのことばに、世界を変えるための力を取り戻してやろうではないか。」 
 読み返して、この「ことば」を九条と読み替えられることにはじめて気付いた。
●太田光・中沢新一「憲法九条を世界遺産に」
集英社新書 定価693円(本体660円)

by komachi-memo2 | 2007-06-04 09:12 | BOOKS | Comments(2)

親子通勤通学

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毎朝、家を出るのは7時50分。歩いて30分ほどの仕事場に行く。小学6年生の元さんの通学路が途中まで同じなので、いっしょに家を出る。元さんはよく立ち止まる。通学路途中の植え込みの中(昆虫やクモ)、上空(鳥や蝶)、路上(鳥の羽、鳥糞)をチェックしながら歩く。「おとおさ〜ん、ちょっと待って、ちょっと来て」住宅の植え込みからブロック塀越しに垂れ下がった葉の裏側を見て、その場を動かなくなった。やれやれ。「遅れるぞー」戻ってみると、孵ったばかりのアオスジアゲハの幼虫が10匹ほど。これからしばらくは楽しめそうだ。しかし、あいつは遅刻をしたことがないと言っているが、本当だろうか。親子通勤通学はあとどのくらいできるのだろう。
by komachi-memo2 | 2007-06-01 18:43 | 茅木山の日常 | Comments(0)