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朝のキビタキ

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日曜日の朝、家族と朝食をしていると、ガラス戸に何かがぶつかる大きな音がした。見ると、小鳥が縁側で仰向けに白いおなかを出してバタバタと苦しがっている。キビタキ(第1回冬羽のよう)だ。飛んで来てそのままガラス戸に衝突したようだ。キビタキは懸命に体勢を立て直したが、動けない。向かいの家の猫がよく来る縁側である。保護しようかどうかと家族と相談したが、しばらく観察することにした。キビタキは時々目をつぶったり、開けたりしている。かすかに下胸の羽毛が呼吸で規則正しく動いている。大きく口を開けたりする。お漏らしをしている。苦しいのだろうか。ガラス戸の内側から1mほど離れたキビタキに目を凝らすが、どこにも外傷は見えない。しかし、骨が折れていることもあり得る。家族は心配で、食後の予定も返上して見入る。こちらも動けない。それから一時間ほど経った時だった。キビタキは前触れもなく、突然飛び立っていった。やれやれ。家族の遅い休日の時間が回り出した。
by komachi-memo2 | 2006-10-29 15:12 | 茅木山の日常 | Comments(0)

晩秋の海景色

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甲州街道はもう秋なのさ……清志郎のなつかしい歌が仕事部屋に流れている。窓を開けると、ほうきで掃いたような静かな海が暮れていくところだった。強い北風が吹くと、葉山の海は秋を通り越して、冬の様相を時たま見せる。森戸の海はもう冬なのさ……静かな今の時期の海を見るのが好きである。
by komachi-memo2 | 2006-10-28 09:39 | 気持ちのいい場所 | Comments(0)

続・お菊虫

c0042548_21421190.jpg←ジャコウアゲハの前蛹
10月7日に峯山から拉致して持って帰った一匹の最終齢のジャコウアゲハの幼虫は、すぐに蛹化するという予想に反して、その後も食欲旺盛だった。ジャコウアゲハの食べ物はウマノスズクサやオオバウマノスズクサ。他のアゲハの幼虫が緑に紛れるような擬態をしているのに、ひとりジャコウアゲハの幼虫だけが黒地に赤い突起、おまけに白い腰巻きをまいたハデハデスタイルでいるのは、この食草のおかげである。ウマノスズクサはアルカロイド系の毒を含み、それを食べたジャコウアゲハの幼虫にも、またチョウになっても、さらに卵にも毒が蓄積されるという。オナガアゲハやアゲハモドキはジャコウアゲハに擬態しているといわれている。拉致したときもジャコウアゲハの幼虫君は堂々と山道を横断していた。
その後、ジャコメッティと名付けられた我が幼虫君は、14日後に前蛹になった。虫かごの中に渡した割箸に体を二ヶ所、口から吐いた糸で固定、最終齢のときより小さくなってCの字に体を曲げた。そしてさらに2日後の昨日、ついに黒いマントを脱ぎ捨て、Cの字の頭部をさらにのけぞる形でS字になり、お菊さんに変身した。
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↑蛹化してまだ間もないジャコウアゲハ(お菊虫)
by komachi-memo2 | 2006-10-25 21:46 | かたちの不思議 | Comments(0)

カモ飛来の季節

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↑まだエクリプスの多い10月のヒドリガモ
そろそろカモ飛来の季節だと、3ヶ月ぶりに酒匂川に行った。河口付近でマガモ(8)、コガモ(10)、カルガモ(3)、ヒドリガモ(25)、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オナガガモ(18)。飯泉取水堰でヒドリガモ(97)、ハシビロガモ(2)、カルガモ(17)、ホシハジロ(1)、カイツブリ(4)、オオバン(9)、ゴイサギ(12)、オカヨシガモ(2)、マガモ(3)を確認。ヒドリガモが最も多く、エクリプスのなかに少数♂、♀のはっきりした個体が混じるという状態だった。エクリプスが多いためオカヨシガモ、ホシハジロを探し出すのに苦労した。ミサゴは見られず、チョウゲンボウが帰り際に現れる。
●日時 10月22日 9時20分〜13時45分
●観察場所 酒匂川河口から飯泉取水堰
●確認した鳥 アオサギ、ダイサギ、コサギ、ゴイサギ、トビ、チョウゲンボウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ユリカモメ、キジバト、
カワセミ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、カワウ、オナガガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ホシハジロ、ハシビロガモ、オオバン、オカヨシガモ
計31種
by komachi-memo2 | 2006-10-22 23:18 | 探鳥 | Comments(0)

ツマグロヒョウモンの羽化

c0042548_2352660.jpg↑羽化直後のツマグロヒョウモン
一月ほど前、元さんが庭でにニオイスミレに付いていたツマグロヒョモンの最終齢の幼虫を家にもって帰った。その幼虫は何も食べずに、2日後に蛹になった。もうこのまま冬を越すのかと思っていたら昨日(10月21日)羽化した。幸い、羽化直後を目撃できたが、その時、お尻からケチャップ色の体液を出していた。今日、庭に逃がしてやった。
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↑羽化したツマグロヒョウモンは♂だった。
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↑庭にいたツマグロヒョウモンの幼虫
by komachi-memo2 | 2006-10-22 23:11 | かたちの不思議 | Comments(2)

オカアサーン、これなあにい?

c0042548_22554111.jpg直径8センチほどのまるいモノがある日、居間の板の間にころがっていた。真ん中に白いセラミックの5ミリほどの玉がたくさん入っている。「オカアサーン、これなあにい?」どうやら洗剤を使わないで洗濯できる道具らしい。これを3つ洗たく機に放り込むだけだという。「洗濯専花」という。活性セラミックスが洗濯水と接触して水をイオン化して、洗浄力の高い水をつくり、通常の汚れは洗剤を使用しないで済む……と効能書きにある。後日、かみさんに効果を聞くと、「うちはあまり汚れないからあれでいいの」だって。洗たく機のドラムに石鹸垢やカビが生えないし、排水汚染が減らせるのはありがたい。
by komachi-memo2 | 2006-10-22 23:00 | 道具 | Comments(0)

お菊虫

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↑ジャコウアゲハのサナギ
峯山でキブシの木に動かなくなったジャコウアゲハの最終齢の幼虫を見つけてから1週間後、その木を見ると、見事なサナギになっていた。「まあ、きれい!」と昆虫好きの女性が感嘆の声を上げるが、ぼくはこの不思議な生き物をきれいと表現できずに黙っている。いっしょにいた我がバーダー仲間のリーダーの一人、鈴木茂也さんがお菊虫という別名があることを教えてくれた。番町皿屋敷のお菊が後ろ手に縛られた姿に似ているところから付けられた名前らしい。ぼくにはその姿を想像できないが、命名した人の気持ちはわかるような気がする。身近な生の姿と違う生々しい別の生の姿に出会ったときの名状しがたい怖さのようなもの、「お菊虫」という名前にはそんな気分がある。サナギは不思議なものだ。鳥の食圧から逃れるために昆虫たちはたくさんの卵を生まなければならない。しかし、親のもつ養分は限られている。だから一つの卵に与える養分を少なくし、なかばむりやり世間に出し(それが幼虫)、後の食い物は子供たちに任せる戦略が完全変態だ。サナギの状態で腹部の足はなくなり、羽の準備をする。お菊さんは来年の春までどんな夢を見ているのだろうか。
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↑ジャコウアゲハの最終齢の幼虫
by komachi-memo2 | 2006-10-09 21:13 | かたちの不思議 | Comments(0)

嵐のあとのタカの渡り

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↑峯山上空を通過するサシバ。
先週の大型の低気圧が各地で船を座礁させながら、太平洋岸を北上して関東地方を去っていった6、7日の葉山の海の視界は抜群に良かった。朝、峯山に登ると、東京湾の向こう房総半島の家並みまで間近に見え、東京湾沖に嵐を避けて停泊していた大型のタンカーやコンテナ船があちこちに見えた。普段は雲に隠れて見えない三宅島も大島の左に見える。
雨が大気中のほこりと水蒸気を洗い流すと、こんなにも視界が違う。ニューヨークで9.11のテロがあった年の夏、イランにいて、雲一つない砂漠で夜を待って星を見ようとしたことがあった。砂漠で満天の星を眺められると期待したが、それは無理だった。雨の降らない砂漠では大気中のほこりはいつまでも漂ったままで、ぼんやりした星空しか見えないのだった。地球上に生きとして生きるものの源が、この水蒸気と雨の大気循環による熱廃棄にあることを気持ちのいい景色を見ながら思う。
満を持して嵐の去るのを待っていたサシバやハチクマが、葉山の上空高く北西に渡っていった。6日は朝から正午過ぎまでで110羽、7日は朝から夕方までで350羽を超えた。炎天下、上空を観察するどの顔も赤黒く焼け、首筋には双眼鏡のバンドの跡が白く付いた。
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↑峯山から城ヶ島方向を見る。右が大島。
by komachi-memo2 | 2006-10-09 00:52 | 気持ちのいい場所 | Comments(0)

美しい侵略者

c0042548_14322948.gif買い物に外に出ると、アカボシゴマダラが飛んでいた。9月ごろから葉山でよく目にするようになった。きれいな蝶である。しかし、野生生物法でリストに載せられたれっきとした要注意外来生物。在来のゴマダラチョウの食樹であるエノキと競合している。原産地は朝鮮半島、中国、台湾だというが、誰かが海外からひそかに持ち込み、野に放たれ、8年ほど前に県下の藤沢市で確認されてから分布域は広がっているらしい。今では葉山で普通に見られる蝶になってしまった。もう多摩川をわたったのだろうか。
by komachi-memo2 | 2006-10-03 14:33 | かたちの不思議 | Comments(0)

メドウセイジとホシホウジャク

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雨の午後、午前のタカの渡りが不発で家で休んでいると、庭のメドウセイジにホシホウジャクがやってきた。いつもこの季節、やってくるこの蛾が好きである。花から花へホバリングしながらせわしなく移動するようすは蛾というより蜂のようだ。幼虫の食べ物は近所でよく見るヘクソカズラ。
by komachi-memo2 | 2006-10-01 17:44 | かたちの不思議 | Comments(0)