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鷹の渡りの季節到来

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↑サシバの幼鳥
 今年初めての鷹の渡りの観察を三鳥連のメンバーと大楠山で行なった。7時半頃から大楠山中腹の市民病院を見下ろす視界の開けた場所で、観察を開始したが、トビも飛ばない。エナガの声を聞きながら近くの木々に止まるメジロ、ホオジロ、ヤマガラなどを観察していると、突然、宮脇さんの「アオバトだ!」の声。「え!アオバト!」ベテランバーダーは見つけるのが一瞬早い。アオバトが海側から近くの木の茂みの影に3羽飛び込むのを目撃。「アオーアオー」と、聞きなれたハトの鳴き声とはおよそ異なる声で鳴く。木のなかに止まるとまったくカモフラージュされてわからない。1羽だけ幸いにも木の陰から姿を見せる。濃灰色の風切と美しい緑の雨覆、その中に薄い葡萄色が混ざる。咽や背は図鑑で見るよりもずっと緑がかった黄緑色だ。嘴もアイリングも白い。今年生まれの♂の幼鳥かもしれない。
 宮脇さんは3羽が付近に現れる1時間ほど前に、海側に飛んでいく2羽を見ていた。ということは佐島辺りに海水を飲みに行って、戻ってきたのかもしれない。天神島あたりに出没しているのだろうか。一度確認する必要がある。
 場所を大楠山山頂の見晴らし台に移した直後、またしても宮脇さんの「鷹!」の声で湘南国際村側(北側)を見ると、サシバの幼鳥。サシバは4羽(いずれも幼鳥)に数を増やし、我々のいる山頂付近を低空で飛ぶ。ミンミンゼミをフライングキャッチして梢で食べたり(キリギリスも)、電信柱の上で羽繕い。その後、午後1時頃までにノスリ2羽(1羽は幼鳥、もう1羽は確認できず)、オオタカ1羽(幼鳥)、サシバ1羽(幼鳥か確認できず)が現れる。ノスリ2羽のうち1羽(幼鳥と確認できないほう)は江ノ島方面(北北西)にかなり高く飛び、視界から消える。また最後に現れたサシバは二子山方面(北)に高く飛び、視界から消える。下山途中、羽のまだ美しいアサギマダラを見る。もう秋の渡りの季節の到来である。
●日時 2006年8月26日(土)7時30分〜13時30分
●場所 大楠山中腹および山頂
●確認した鳥 カワウ、アオサギ、トビ、オオタカ、ノスリ、サシバ、コジュケイ、シギ(タカブシギ?)、キジバト、アオバト、ヒメアマツバメ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス、(ドバト)
 
by komachi-memo2 | 2006-08-27 15:40 | 探鳥 | Comments(0)

SHOREBIRDSとFetch Book.Info

c0042548_16295530.gif南茨城シギチツアーに行く車中で、田中さんがTony Praterの「SHOREBIRDS」のハードカバーを見せてくれた。世界のシギチの素晴らしい絵が満載で、細かい識別のディテールが解説されている。田中さんは日本名のラベルを丹念に貼っていた。彼が「いい本でしょ」と言う。世界のシニアのバーダーの間では有名な本のようだ。うん、これはすごい。すでに絶版だが、家に戻ってアマゾンドットコムのユーズドで調べるとあるではないか。17ドルから90ドルあたりまで選り取り見取り。17ドルはお買い得と、いそいそとショッピングカートに入れてチェックアウトに進もうとすると、あなたのメールとパスワードが一致しないとおっしゃる。うーん、このパスワードに間違いがないのだがなあ、いくつか心当たりを打ち込んでもOKをしてくれない。仕方がないので、新しいパスワードをつくって再度試すが、ダメだ。そのうち一番ほしかった安くて、状態very good!の17ドルの本は消えてしまっていた。最近、買わないからいじわるしてるのかしら。それでは他で買うかとインターネットを物色していると、便利なサイトを見つけた。Fetch Book.Info という洋古書も扱う価格ドットコムだ。洋古書をよく買う人には知られているサイトなのだろう。結局、Alibris Marketに注文、しめて52.44ドルだった。
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by komachi-memo2 | 2006-08-25 16:33 | BOOKS | Comments(0)

『日本残酷物語』

c0042548_12444466.gif自室のベッドの横に小さな本棚があって、読みかけの本がいくつも置いてある。最近寝床で読んでいるのが、『日本残酷物語』。目次をぺらぺらめくって興味ある項目から読んでいる。人を食う話、遊女の話、日陰の子どもの話、どれ一つとっても悲惨な話だ。どの話を読んでもよく今まで人間は生き延びてきたものだと思う。宮本ら著者たちのまなざしは静かでやさしい。それが読むものに元気のようなものを与えてくれる。こういう普通の人間の話は学校の歴史の授業では教えてくれなかった。ほんとうの人間の歴史がつまっているのに。それを今ごろになって読んでいる。この本の中に、木曾の五木の話が入っている。そういえばと思い、高校生の頃、途中で投げ出した藤村の『夜明け前』を並行して読んでいる。
●『日本残酷物語』 全5巻
宮本常一・山本周五郎ほか監修(平凡社ライブラリー)
1、貧しき人々のむれ
2、忘れられた土地
3、鎖国の悲劇
4、保障なき社会
5、近代の暗黒
by komachi-memo2 | 2006-08-25 12:48 | BOOKS | Comments(0)

南茨城にシギチを見に行く

c0042548_12353197.gif←コジュリン
先週の土曜日は、いつも鳥見をリードしてもらっている田中さんの車で、南茨城までシギ、チドリを見に行った。三浦半島で熱心に鳥の調査を続ける田中さんや稲森さんたちベテランバーダーの企画であった。三台の車に分乗して最初に行った先は、稲敷市浮島。利根川の河川敷に広大な葦原が広がり、堤の反対側は蓮池と水田がこれまた広大に広がっていて、アマサギの群を見ることができる。三浦半島では見ることのできない環境である。海外からのバーダーも来ていた。オオヨシキリの声はすでに聞こえず、セッカ、オオセッカのさえずりが盛んにする。オオセッカはなかなか見つけにくい。やっとプロミナーに入れて、ぼそぼその尾羽などセッカとの違いを確認。葦原の奥、利根川近くの梢にミサゴが二羽。現地のバーダー塚本さんたちの案内で、稲敷市から河内町の休耕田をシギチを探して車であちこちと移動。途中でサシバ2羽とオオタカを見る。シギは人間の姿を見ると、今いた休耕田から近くの別の休耕田に移動してしまうので、車に隠れての観察となった。ビギナーバーダーの小生は図鑑をはなせない。今回、はじめて見たシギはタマシギ(♂)、ウズラシギ、コアオアシシギ、タカブシギ、セイタカシギ。休耕田の茂みでじっと動かないタマシギの目、華奢な貴婦人のようなセイタカシギのピンクの肢、コアオアシシギのまっすぐな嘴などを目に焼きつける。残念ながら期待したレンカクとツバメチドリは見ることができなかったが、この地域の休耕田とそこにいる可能性のあるシギチがすべて頭に入っている地元のバーダーの案内がなければ、とてもできない充実した探鳥会だった。見ることに夢中で、帰りに気がつくと撮った写真はピンボケのコジュリンだけだった。
●日時 2006年8月19日(土)
●天気 晴れ
●場所 稲敷市浮島、稲敷市結佐、稲敷市清久島、河内町古河林
●確認した鳥 アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、アマサギ、コサギ、ゴイサギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、サシバ、チョウゲンボウ、カルガモ、キアシシギ、イソシギ、タマシギ(♂)、コチドリ、ウズラシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、セイタカシギ、ヒバリ、オオセッカ、セッカ、オオヨシキリ、コジュリン、キジバト、ショウドウツバメ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、計39種
by komachi-memo2 | 2006-08-25 12:38 | 探鳥 | Comments(0)

鎌倉近美のスランプラリー

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夏休みになると山の手線でポケモンスタンプラリーの手帳を持った親子連れをよく見かける。たいがいが男の子とお母さん。子どもの充実した顔と対照的なお母さんの顔。あれはお母さん大変だわ。うん、うちはそういう興味が子どもになくて良かった。探鳥の趣味で良かったと思う今日この頃。と冷蔵庫をみると、「なつやすみスタンプラリー云々」が磁石で止めてある。なになに?鎌倉近代美術館のスタンプラリー?「葉山館、鎌倉館、別館をまわって、展覧会や庭の彫刻の中からお気に入りの作品を見つけてください。ハガキにお気に入りの作品と好きなところを書いて、お手紙をください。おなたにお返事が届きます」とある。うーん、返事が返ってくるのか、それは結構なことだが、この炎天下、空充秋やイサムノグチや本郷新を探して歩く感心な小学生が何人いるかな。
by komachi-memo2 | 2006-08-15 08:56 | EVENT | Comments(0)

失われる葉山の景色

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自宅の近くに、下山川が大きくU字に蛇行した深い谷の北側の崖に緑地が大きく広がった、葉山でも好きな場所がある。時には崖の枯れ木にオオタカがとまっていることもある場所だ。川の南側は車道のガードレールの下から川までざっくりと落ち込んだ鬱蒼とした薮だったのだが、ある日、気がつくときれいに刈り取られていた。そして昨日、好きだった大きなケヤキが無残にも伐られて、谷に落ちていた。きれいな株立ちのケヤキだった。この急斜面に家を建てるつもりなのだろう。家を建ててしまえば、道路から眺められる壮大な緑の谷の景観が失われる。悪い予感がしていたのだ。他人の土地とはいえ、反対の意思表示はすべきだった。この景観はみんなのものであること、ケヤキの見事さを伝えるべきだった。
by komachi-memo2 | 2006-08-14 13:53 | 茅木山の日常 | Comments(2)

江奈湾にアオサギ136羽

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夏の探鳥といえばシギチドリ。そろそろ江奈湾に来ているかなと元さんと話していると、シギチはまだだが、アオサギが100羽も来ているとMさんからのメール。では行ってみるかと本日行って来た。9時過ぎ、松輪海岸で、キアシシギ6羽が岩礁の上でフナムシを採食。ウミネコが30羽ほど。成鳥よりも第3回冬羽が多い。江奈湾はアオサギの天国となっていた。その数136羽。カニが穴から出てくるのをじっと待っている。足をもぎ取らずに丸飲みしている。江奈湾にいるカニはチゴガニ、アシハラガニ、ヤマトオサガニなどだが、どのカニを食べたか確認できず。他にイソシギ1羽、コサギ15羽。キアシシギ2羽。11時頃、毘沙門湾に移動。海上を沖に飛ぶチュウシャクシギ6羽を確認。岩礁でキアシシギ2羽。ハヤブサがトビにモビング。イソヒヨドリのつがいが3組ほど。コゲラ、メジロと混群している中に、幼鳥が1羽。ウグイスだと思うが、ちとわからない。江奈湾、毘沙門移動中にムクドリの2〜300羽の群れを何度か見るが、中にコムクドリは含まれず。
●日時 8月12日 9時〜13時
●場所 松輪海岸〜江奈湾〜毘沙門湾〜毘沙門岩礁〜江奈湾
●天気 晴れ〜曇り
●確認した鳥 アオサギ、コサギ、トビ、ハヤブサ、コジュケイ(V)、キアシシギ、イソシギ、チュウシャクシギ、ウミネコ、キジバト、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワウ、以上24種
by komachi-memo2 | 2006-08-12 18:04 | 探鳥 | Comments(0)

鈴木賢一著『子どもたちの建築デザイン』

c0042548_829463.gif農文協の人間選書といえば地味ではあるが、高木仁三郎の『わが内なるエコロジー』や守山弘の『自然を守るとはどういうことか』など愛読書の多い選書である。つい最近、その一冊の編集を手伝った。鈴木賢一著『子どもたちの建築デザイン』である。既にある連載に数編を加筆してもらったものなので、大した苦労があったわけではない。個人的に面白かったのは2章の「子どもと学びの環境——欧米の学校建築に学ぶ」。巨大な学習センターの周囲に教室が付属した学校、住宅のような学校、ライトの設計した学校、転用・再生した学校……どれも面白い。こんな学校でもう一度勉強するのも楽しいだろうと思いながら編集作業を進めていた。そう思わせるのは学校の設計がテーチィングよりラーニングに視点があるからだろう。それに実験と失敗を恐れていない。やってみなければわかないじゃないかという姿勢が建築のかたちとなって表れている。学びのポリシーがかたちになっている学校って、日本にどれほどあるのだろう。
●鈴木賢一著『子どもたちの建築デザイン』(農文協・人間選書264) 1950円
[目次構成]
1章 子どもとまちづくり
実寸と縮尺をつなぐ体験 参画のはしごを登る 夢を形にする住宅づくり
人の気持ちになる まち歩きのすすめ まちづくりへのアイドリング
商店街に仕掛ける  子どもの考える三〇年後の都心
2章 子どもと学びの環境
建築に込められたメッセージ 安心感のあるスモールスペース
自ら学ぶ環境 子どもを誘う教室の床 廊下が学校を変える 七〇年代のオープン・スクール
近未来の学校と環境 場所が生むユニークな学び舎 長く歴史を刻む学校 学校に変身する建物
学校の中の学校 多様な教室の姿 生きる力を学ぶ環境 遊びをせむとや生まれけむ 体験性の重視
3章 子どもの癒しの環境
まちの縁側「クニハウス」 多様性を認める社会 養護学校を変える力 子どもが見つめる病院環境
物語のある病棟 ようこそ小児外来へ デザインの力

by komachi-memo2 | 2006-08-11 08:33 | BOOKS | Comments(0)

夏の部屋

c0042548_18491757.gif←イラン・カーシャーンで見た地下の「夏の部屋」
10月刊行の百の知恵双書12巻『湖上の家・土中の家』が、ついにラストスパートだ!。この本は東京芸大の益子義弘さんの研究室のイラン・スペイン・ペルー・ベトナムの民居実測と環境計測のフィールドワークをまとめるものだ。最初の調査に行ったのは2001年9月のイラン、僕も同行した。ちょうど帰国した翌日にニューヨークの貿易センタービルのテロがあったのでよく覚えている。日本から持ち込んだ湿度計が役に立たなくなるほどの超乾燥の灼熱地帯の民居には深い地下室が付いていて夏の快適な居間として使われていた。冬と夏でのモードの切り替えが韓国の民居と同じようにイランにもあって面白かった。そうなんだ、夏と冬を切り替えればいいのだと気がついて、仕事場の常駐場所を急遽変えることにした。今の仕事場はメゾネットで、冬に引っ越したので日当たりのいい2階の南の部屋を常駐のデスクとして使ってきた。1階にはクーラーがあるというのに。午後になると天井から耐えられない殺人輻射熱。1階から2階をサーモグラフで測ったら青から赤のきれいにグラデーションになっているはずだ。畳一枚分のランバーコアの上の大きなモニターとスキャナー、机の下のマックとハードディスクなど諸々を1階に運ぶ込む。後は長いイーサーネットのコードを2階までつなげば、それですべて終わり。なんだ簡単。もっと早く切り替えれば良かった。10月になったら冬の部屋に移るとしよう。
by komachi-memo2 | 2006-08-10 18:58 | ヒルトップの日々 | Comments(0)