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アジサシと草原の鳥を見に行く

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↑オオヨシキリ
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↑コジュリン(♂)
 昨日は、日本野鳥の会神奈川支部のバスツアーで、波崎港→飯岡漁港→利根川河口堰に元さんと二人で参加した。参加者は30人ほど。東関東自動車道で潮来まで北上し、利根川と鹿島灘に挟まれた波崎港をめざしてウインドファームを眺めながら海岸線を南下する。波崎港は浚渫工事中で、その影響でできた干潟を利用してシギ、チドリ類がやってくる。干潟でシロチドリ、スズガモ、コチドリを観察していると、浚渫土砂の山の上にできた水たまりにヒレアシシギ類がいるという声。行ってみるとアカエリヒレアシシギが2羽。1羽は水たまりから出て羽づくろいを始めた。それにしてもおかしな足だなあと思うが、足と思うからおかしいのであってオールと思えばおかしくないと納得。バスに戻る途中で、セッカの声。見回してみてもどこにいるかすぐにはわからない。ずいぶん探して頭上、ずいぶん高い位置まで上がって鳴いていた。
 アジサシ類を見に、飯岡漁港に移動。堤防沿いにバカ長を履いた男たちが海に入って貝を獲っている横を堤防先端まで歩いていくとアジサシの声が聞こえてくる。営巣地を避けて、テトラポット寄りに海岸に出る。コアジサシとアジサシの群れに混じって、クロハラハジサシが数羽。ハジロクロハラアジサシを1羽確認。アジサシたちは海で小魚を捕り、砂浜を行ったり来たり。ペリットを吐いたり、求愛給餌したり、見ていて飽きない。この海岸にもハシボソミズナギドリ、オオミズナギドリの屍体が相当な密度で打ち上がっていた。時間はずいぶん経っているようすで、頭骨は白骨化している。先だって野比海岸で見たものと同じ時期のものかもしれない。屍体を探して辺りを歩いていると、目と鼻の先にコアジサシの雛。ビニールゴミの間で動かずにじっとしている。オッと、踏んでしまうところだった。成鳥たちは人間どもの動きに合わせて距離をとっているが、チョロチョロと動き始めた雛はじっと隠れているしかない。
 バスで笹川に移動。利根川河口のアシ原でオオセッカ、コジュリンなど草原の鳥たちを見るためである。河口堰のあたりから土手上を歩く。オオヨシキリの声があちらからもこちらからも。その声のバリエーションにすっかり感心する。オオヨシキリは枯れたススキに止まると、ちょこちょこと枝の天辺まで登ってくれるので観察しやすいが、オオセッカは下のほうに隠れてしまう。ここで観察できたのは、オオヨシキリ、コジュリン、ホオアカ、オオセッカ、ヒバリなど。雨が降り始め、少し暗くなったのを機にバスに戻る。
 昨日の探鳥会でライフリストに新たに加わった鳥は8種。アシ原の鳥は神奈川県内にいてはなかなか見ることができないので、遠出は収穫だった。
●日時 6月25日 曇り
●場所 波崎港→飯岡漁港→笹川
●確認した鳥 オオミズナギドリ、カワウ、ウミウ、ゴイサギ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、カルガモ、スズガモ、コチドリ、シロチドリ(●)、オオセグロカモメ、ウミネコ、ハジロクロハラアジサシ(●)、クロハラハジサシ(●)、アジサシ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、オオセッカ(●)、コヨシキリ、オオヨリシキ、セッカ(●)、ホオジロ、コジュリン(●)、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、アカエリヒレアシシギ(●)、ウグイス、ハシボソミズナギドリ、ホオアカ(●)、ホトトギス、サシバ、キジ 計40種(●印は初見)
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↑アカエリヒレアシシギ
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↑コアジサシ、アジサシの群れのなかにハジロクロハラアジサシ(飛び立とうとしている)
by komachi-memo2 | 2006-06-26 18:28 | 探鳥 | Comments(0)

下山川のゴイサギ

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下山川沿いを散歩する。ツバメもムクドリもカラスもトビも今年巣立った子どもたちが飛び回る。みんな頑張れよ。五月はほとんど見ることになかったゴイサギ成鳥を今日はシュメリョウ橋近くで2羽見つけた。ゴイサギ、好きな鳥です。
by komachi-memo2 | 2006-06-24 17:37 | 探鳥 | Comments(0)

『台所の一万年』ようやく責了

c0042548_1950649.gif百の知恵双書第11巻『台所の一万年』がついに責了となった。あーホントに長かった。思い出せないくらい長い。今回はDTPまでやったから尚更だ。一冊の本を責了するたびに、こんなにわずかのボリュームになってしまうのかと、責了紙を見つついつも思うのだが。
今回の目玉は著者の山口昌伴さんとTEM研究所の執念の結晶の折り込み「台所道具の一万年絵年表」。ずいぶん以前に付箋だらけの模造紙状態をこのBLOGに乗せたことがある。集めた図版数知れず、トレースした図版300点余り。それを4頁の両観音に詰め込んだのでデータが重く色校が出てくるまで冷や冷やだった。
カバーリードにこの本の謳い文句を次のように書いた。
「農薬漬け、添加物盛り沢山の食べ物。台所から出る「食べられるゴミ」は50年前の10倍以上。いったい私たちはどうしてこんな食べ方をするようになってしまったのか。もっと美味しく安全な食べ方をしていくために日々の食べる営みの場所……家庭の台所を根本から見直そう。台所からキッチンへの100年の歩みは、「効率よく」、「美しく」であって、決して「美味しく」、「健康に」ではなかった。今どきのキッチンのありようを徹底的に批判し、台所の一万年に蓄積された「食べる営みの知恵」を掘り起こし、21世紀の日本のあるべき「美味しい台所革命」を提案する。」
●山口昌伴『台所の一万年……食べる営みの歴史と未来』(百の知恵双書11巻)
●発売 農文協
●定価 2800円
●配本 7月7日
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by komachi-memo2 | 2006-06-15 20:03 | 百の知恵双書 | Comments(6)

ジャコメッティ展を見る

c0042548_2248874.gifジャコメッティをはじめて見た。白い大きな気積のなかに大小の黒々としたブロンズ像が屹立している。この干物のようなブロンズの圧倒的な実在感はどこから来るのだろう。もし地球外の知的生物が第三惑星のヒトという生物を見たとしたら、こんなかたちに見えるのかもしれないと思った。それほど遠い地平からヒトの祖型を凝視しているように感じられる。美術も文学も哲学も20世紀は「見ることの冒険」の世紀であった。ありのまま見ることに自分の全生涯を費やした人、そのことで一生を棒に振った人、ジャコメッティはそんな人だ。展覧会ではジャコメッテイの時代をキュビズム・シュルレアリズムの影響の時代、モデル写生の時代、矢内原伊作との協働の時代に分けて紹介している。
「人間とは、生まれ、子どもとなり、青年となり、壮年となり、老人となり、死ぬまでの間に、何か為すべきことを程度に応じて為すために生涯があるのだ、というような軌道をまったくはずれて、とにかく、どんな微細な事であれ、巨大なことであれ、事の大小にかかわりなく、その事のために膨大な時間を浪費することのできた人間の精神的な生活が書物のなかにあるとき、その書物は事件のようにわたしのこころを動かすのではないか。」(「読書について」吉本隆明)
この「書物」を「彫刻」や「絵画」に置き換えてもよい。
充実した雨の休日の午後だった。
●ALBERTO GIACOMETTI and YANAIHARA Isaku
アルベルト・ジャコメッティ……矢内原伊作とともに
2006.6.3→2006.7.30
神奈川県立近代美術館・葉山

by komachi-memo2 | 2006-06-11 22:56 | EVENT | Comments(1)

入梅の大山林道

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↑ハンミョウ(♀)。前肢にキザキザがあるかどうかで♂♀の見分けができる。♂の前肢のギザギザは♀を抱きかかえて逃がさないためのもの。
◎朝6時に起きると、昨日の天気予報ははずれて、雨が降っている。拍子抜けして7時起床。雨が小降りになるのを期待して、元さんを起こし、大山林道へ。長柄交差点から探鳥を開始するが、雨は本降りになる。プロミナーを右肩に担いで、左手で傘をさして歩く。この時期の休日の大山林道は、天気が良ければサンコウチョウ目当ての望遠レンズたちの放列だが、さすがに今日は静かな林道である。大型の蝶は見えず、ルリシジミだけが足にまとわりつくように林道のあちらこちらで低く飛んでいる。元さんは私のお下がりのリコーのカプリオに夢中で、ハンミョウのマクロ撮影を試す。すぐにその場で拡大して、「♀だ」。往路は収穫のなかった林道だが、雨が激しくなって堰から引き返した直後に、杉林の中でサンコウチョウのつがいが、枝から下の藪へ下りたり上がったりしているのを見ることができた。「ハンミョウの崖」まで来ると、ソングポストの高木でオオルリが美声を披露している。その背後で、またしてもサンコウチョウ。降りしきる雨の中で、オオルリとサンコウチョウを同時に観察できるとは。今日はオオルリを「倒木のジャングル」のソングポストでも見ることができた。後半に予定していた真名瀬の海鳥観察は雨のため中止。
●日時 6月11日 8時30分から12時
●場所 長柄交差点〜大山林道
●天気 雨
●確認した種 コサギ、トビ、カルガモ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオルリ、サンコウチョウ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
計21種
by komachi-memo2 | 2006-06-11 22:44 | 探鳥 | Comments(0)

ハシボソミズナギドリの大量死

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ハシボソミズナギドリという海鳥がいる。南半球で繁殖し、太平洋沿岸を時計回りに回遊し、ちょうど5、6月の今頃、日本の沿岸を通る。この鳥の大量死が神奈川県下だけでなく、千葉県でも報告されている。私はニュースを見ていないが、鴨川から銚子の間で1000羽以上が打ち上がったという。時化による餓死という可能性が極めて高いようだ。昨日、三浦半島渡り鳥連絡会のベテランバーダーMさん、Aさんたちに混じって野比海岸約2.5キロを歩いた。数十メートル歩くごとに2羽、3羽とハシボソミズナギドリの死体が砂浜に漂着している。あるものはほとんど無傷で、あるものはカラスか何かに内臓を食べられた姿で。頭骨がすでに白骨化したものもあったが、ほとんどは死んでそれほど経っていない。我々がメジャーやノギスを使って計測していているのを見て、海岸を散歩している人が話しかけてくる。この間は、こんな数ではなかったという人。生きていた鳥もいたという人。ハシボソミズナギドリに混じってハイイロミズナギドリが2羽死んでいた。ベテランバーダーでも飛んでいるこの2種を識別するのは至難の業だが、屍体を並べてみると、違いがよくわかる。ハイイロのほうが嘴が長く、翼下面の白さがずいぶんと白い。元さんは2種の区別の根拠となる小雨覆の羽をちゃっかりゲットしてご満悦だった。それにしても日本全国でどれほどの死体が打ち上がったのだろうか。
●日時 6月3日 14時〜17時30分
●場所 野比海岸(千駄ヶ崎〜野比川河口)
●漂着した鳥 
ハシボソミズナギドリ 104羽
ハイイロミズナギドリ 2羽
オオミズナギドリ 1羽
カワウ 1羽
計108羽
by komachi-memo2 | 2006-06-04 19:11 | 探鳥 | Comments(0)

散歩——羽田界隈

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6月に入った最初の日、SEI、SHIN、2HIROSHI、4人の恒例の散歩があった。予定では一仕事が終わってほっとしているはずだったが、なかなか予定通りにいかない。印刷所や出版社が携帯で追いかけてくる散歩となった。今回選んだ場所は羽田界隈。羽田飛行場ではターミナルビルの屋上で上機嫌のSHINさんにチョコレート・シャーベットとおごってもらって離着陸する飛行機を眺める。ジジイになってもかき氷やシャーベットを食べながら飛行機を見るのがこんなに楽しいとは数十年前には想像だにしなかった。遠くでモノレールが地下から顔を出す。気持ちのいい風が4人を吹き抜ける。天空橋で降りて多摩川河口沿いを歩くと、羽田とは違う時間が流れていた。メバルや穴子釣りの釣船が停留し、壊れそうな桟橋や仮小屋が立ち並ぶ。アジサシが空を飛んでいる。関東大震災の時にはたくさんの溺屍体が流れ着いたという供養塔が建っている。戦前のこのあたりは広い干潟が広がり、海水浴場として有名だったところらしいが、わずかの干潟が残るばかり。さて、何を食べようか。誰が言い出したわけでもないのだが、自然と穴子ということになる。穴守稲荷辺りを物色。蕎麦屋で穴子の白焼きと天ぷらを食べる。白焼きはまあまあ旨かったが、天ぷらは不合格。
by komachi-memo2 | 2006-06-04 12:52 | 気持ちのいい場所 | Comments(0)