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一色海岸にコガモの群

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コガモ(♀)
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コガモ(♂)
寝坊したので、遠出をせずに本日もご近所探鳥会。上の畑に行くと、キジバトの腹部の羽がかなり落ちている。上空では2羽のノスリが舞い、1羽は近くの枝に止まってくれたが、すぐにカラスにモビングされ、退散。もう1羽のノスリは悠然と頭上を旋回。右の次列風切りが抜けた、腹巻きのはっきり見える雄の成鳥。その後、峯山方向から翼がもう少し暗色の別の個体が表れる。コゲラ、ウグイス、タイワンリスがさかんに警戒音を出す。青木さんの田んぼではツグミ、ホオジロの声。表れたモズは♀。下山川に出る途中の住宅街の植木にジョウビタキ(♂)が飛び込むのを確認。今年はジョウビタキを見る機会がとても少ない。下山川ではキセキレイ、ハクセキレイ、カワセミ(♀)、アオサギ、コサギ、ゴイサギ(幼鳥、2羽)。カワセミは2度目のダイビングで小魚をゲット。一色海岸に出ると、上空をウミウが40羽ほどVの字の隊列で飛ぶ。先週見たシノリガモがまだ同じ岩礁で休息していた。海岸の下山川河口ではコガモのかなりの群れがいる。数えると、♂10羽、♀31羽。他にマガモの♀3羽。どうも♀ばかりで雄が少ないのが気になる。
●日時 1月29日 10時30分〜13時
●天気 晴れ
●確認した鳥 アオサギ、コサギ、ゴイサギ、トビ、ノスリ、マガモ(♀3羽)、カルガモ、コガモ(♂10羽、♀31羽)、コジュケイ(声)、イソシギ、ウミネコ、キジバト、カワセミ、アオゲラ(声)、コゲラ(声)、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ(♀)、ジョウビタキ(♂)、ツグミ(声)、ウグイス、シジュウカラ(声)、メジロ、ホオジロ、アオジ(♀)、カワラヒワ(声)、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ウミウ、シノリガモ、計33種
by komachi-memo2 | 2006-01-29 16:23 | 探鳥 | Comments(0)

『鯨尺の法則——日本の暮らしが生んだかたち』

c0042548_18195461.gifライターの長町美和子さんから本をいただいた。『鯨尺の法則』。サブタイトルに「日本の暮らしが生んだかたち」とある。タイトルがいい。子供の頃、私の母の裁縫箱にもいつも鯨尺があったなあ。この本は日本人が伝えてきた日々の道具からコンパクトに暮らす知恵や日本のデザインの原点を探ったエッセイである。取り上げているのは着物、紙、座布団、雲錦、屏風、入れ子、乱れ箱、縁側、棚、足袋、畳、簾戸、葛籠、行李、風呂敷、水、香、床の間、掛け軸、扇子、弁当箱、二月堂、火鉢、障子。なかに「時代劇を見ながら思うこと——座布団」というエッセイがある。長町さんは時代小説マニアらしい。ストーリーと関係のない他人がどうでもいいと思うディテールもゆるがせにできない。テレビの時代劇も見ていても座布団の存在が気になる。大岡越前がふかふかの座布団に座っているのはおかしい。なぜなら大名でも旗本でも人前では畳の上に直に座るのが常だったから。畳に座布団を置いて座る和室の使い方は明治以降に定着したものだという。ふーん、そうなんだ。普段の暮らしのなかに、あたりまえのようにあるものも、この本を読むと、知らないことばかりで、感心したり、恥ずかしくなったり。

●長町美和子著『鯨尺の法則——日本の暮らしが生んだかたち』
 発行:ラトルズ 定価:1800円
by komachi-memo2 | 2006-01-26 18:22 | BOOKS | Comments(3)

アニマル・トラック

雪の残る上の畑を歩いていると固く凍った獣の足跡が藪のなかに続いていた。周囲におびただしく残る飼い犬の足跡よりも大きい。狸の足跡ならもう少し横幅があるのではないか。やはりアライグマだろうか。それともハクビシンか。葉山ではどちらも可能性があるが、僕にはわからない。どなたかアニマル・トラックに詳しい方がおられたらご教示願いたい。昔、西部劇でインディアンが足跡を見て、何時間前に残した足跡だとわかる、それがすごくかっこいいと思った。雪の降る地域に暮らしていたらもっと雪山の動物の落とし物に強くなれたのに、少し残念である。

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by komachi-memo2 | 2006-01-25 19:54 | かたちの不思議 | Comments(0)

トビの死

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通勤の途中、葉山消防署近くの国道の脇でトビの死体を見つけた。捨てておけないので、赤ん坊を抱くようにして仕事場まで持ち帰る。小学生には好奇の目で見られ、大人たちにはシカトされる。帰宅後、採寸。全長65センチ、尾の長さ30センチ、嘴の長さ4.6センチ、足の長さ16センチ、体重1.16キログラム。何と軽いのだろう。大きさからして♀の成鳥である。翼開長は134センチだったが、死後硬直していたから実際は150センチほどはある。死因を考えてみる。交通量の多い国道の路側帯に死んでいたからまず考えられるのは自動車との追突だが、欠損している羽がかなりある。上尾筒が欠損し、尾羽は7枚も欠損している。また次列風切、三列風切がぼろぼろである。嘴の中から出血が見える。子細に見ていくと耳羽の辺りに突っつかれたような大きな傷があった。どうやらこれが致命傷のようである。カラスにモビング(いじめ)されて弱ったところを車にはねられたのだろうか。もっと眺めていたいが、冷凍庫に入らないので、明朝、上の山に埋めてやることにする。
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翼を広げるとやはり大きい。翼開長は死後硬直していて上手く計測できなかったが、150センチほど。
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死因は耳の部分の傷のようだ。後ろからカラスにつっつかれたのだろうか。
by komachi-memo2 | 2006-01-23 22:14 | 探鳥 | Comments(0)

一色海岸にシノリガモ

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写真1・トビのアベック。前が♂、後ろが♀。♀のほうが大きい。

家の前の雪かきの後、ご近所探鳥会に元と行く。今日も電信柱にトビのぺアが留まっている。上の畑は雪が15センチほど積もっていた。鳥はほとんど姿を現さず、青木さんの田んぼに移動。遠くの梢に鳥の影を見て、プロミナーに入れると、雄のシメ。他に稜線に沿ってノスリ。モズの高鳴きを聴いて姿を探すと雌。なぜかこの冬、見かけるモズは雌がほとんど。下山川沿いに河口に向かって歩いていると、白石橋付近でハイタカが上流方向に飛ぶのを見る。欅の大木の梢にカワラヒワ。御用邸の松林でコゲラ、シジュウカラ、メジロ、ウグイスの混群。ウミウを見ようと、一色海岸の沖の岩礁にプロミナーを合わせた。すると、ウミウの群れの下に1羽のカモがいる。デジカメをプロミナーに付けて倍率を上げると、何とシノリガモ(写真・中/双眼鏡ではこんな感じ。シノリガモは中央ウミウの下の方にいる)。雄の第1回冬羽だ。双眼鏡では見つけられなかった。ライフリストが一つ増えた。シノリガモを撮影中にミサゴのペアが頭上を飛ぶ。あまり期待せずに出かけたご近所探鳥会だったが、結果は結構大漁だった。
●日時 1月22日10時〜13時
●天気 曇りのち晴れ
●確認した鳥 アオサギ、ゴイサギ(幼鳥、4羽)、ミサゴ(♂、♀)、トビ、ハイタカ(♀)、ノスリ、マガモ(♀)、カルガモ、シノリガモ、イソシギ(1羽)、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、キジバト、ウミウ、ヒメウ(1羽)、コゲラ(♂)、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ(♀、1羽)、ツグミ(声)、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ(♂、1羽)、スズメ、ムクドリ(声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、計31種
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写真2・ウミウの群れから離れて、中央の白っぽい岩の上にいるシノリガモがわかるかなー。
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写真3・褐色は♀のシノリガモだが、耳の部分に白斑が2つあることで雄の第1回冬羽と分かる。
by komachi-memo2 | 2006-01-22 15:46 | 探鳥 | Comments(3)

朝の雪

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葉山も今日は朝から雪景色。元は友達と雪合戦に行きたく、葉子は元の学校の自由研究をこの週末にやらせたく、温はストーブの近くでいつまでも雪景色をのんびり見ていたく——週末の朝はゼンマイのゆるんだ時間がゆっくり流れていきます。私は雪見をしながら徒歩で仕事場に向かうことにします。
by komachi-memo2 | 2006-01-21 10:52 | 茅木山の日常 | Comments(2)

物干し台

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昭和20年代、私が生まれた都下北多摩郡国立町はかなり田舎だった。何を隠そう、私は小学校3年生になるまでフラットな住宅というものを知らなかった。近所の都営住宅は平屋・スレート瓦のいわゆる「2戸1」だった。コンクリートの建物など周囲にはほとんどなかった。国立に団地ができるのは中学1年になる東京オリンピックの年まで待たねばならなかった。
3年生のクラスに仲良しのYがいた。ある日、Yがバルサの戦闘機をたくさんつくっていると自慢するので、Yの家に遊びに行って驚いた。なんと家に屋根が付いていない。それに家がきれいなクリーム色だった。2階には外に出られるベランダが付いていた。私が社宅というものを見たそれが最初だった。帰宅して両親に、Yの家のことを興奮して話したことを覚えている。
当時の私の憧れは屋根の上に洗濯物干台のある家だった。物干し台に登ると、周囲360度遮るものがなかった。日野橋の花火もよく見えたし、富士山だって下のほうまで見えた。お月さんだって大きく見える気がした。
先日、鎌倉の通りを歩いていて、ふと見上げると、物干場がまだあるではないか。通りに面していることが幸いして、日陰にならずにこれまで生き延びてきたようだ。やっぱりいいな、物干し台のある家は。
by komachi-memo2 | 2006-01-21 10:49 | まちの拾い物 | Comments(0)

水たまりに落ちた針金

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大雨の後の探鳥会に双子山に行く。水たまりの残る林道のあちらこちらで不思議な生き物を見つけた。太さ1ミリに満たない長さ30センチほどのクリーム色の生き物。ハリガネムシという。昨年の秋、死んだカマキリのおなかの中からこいつが出ているのを見た。袋形動物門・ハリガネムシ網・ハリガネムシ目に属する。水中に産卵されたこいつの卵が孵化すると、その幼虫を水生昆虫が飲み込み、その水生昆虫を食べたカマキリに寄生して大きくなる。カマキリから出て、池などの水のあるところに戻り、交尾・産卵するという循環を繰り返す。最初にこいつを見たときは、えっ!これ生き物?ほとんど水たまりに落ちた針金だ。
本日の探鳥会は猛禽類のオンパレードだった。ミサゴ、ノスリ、ハイタカ、オオタカ、トビ。魚を捕まえたミサゴが何度も旋回するのを大山林道で見る。ハイタカは御霊神社で大山林道から逗子方面に2羽飛ぶ。ノスリは長柄交差点、大山林道、御霊神社、長柄小学校付近でホバリングするのを見る。大山林道沿いのムクの大木で雄2羽のシメが実を割りながら口のなかで転がして食べるのを見る。
●日時 1月15日8時〜14時20分
●天気 晴れ後曇り
●確認した鳥 アオサギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、マガモ、コガモ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ(声)、ツグミ、シロハラ、ウグイス(声)、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ。スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、カワウ、計33種
by komachi-memo2 | 2006-01-15 17:49 | 探鳥 | Comments(0)

リヤカーと大雪

c0042548_1114481.gif日本海側で記録的な大雪が降っている。正月に母と一橋大学の構内を散歩した。昔は東京も雪が多く、お前が生まれた年は東京も大雪で、その頃は車もなくて近くで借りたリヤカーに寝具とお前を乗せて産院から戻ったのだ、と母が話す。もう何度も聞いた話であるが、だまって聞いている。
昔のアルバムに、一橋の兼松講堂の前で母に抱かれて写っている写真がある。2歳の時の写真だ。足下は雪である。この年(昭和29年)の1月、東京は41センチの積雪があった。
気象庁の記録「東京の雪日数」をみると、私が生まれた昭和27年の冬は18回も積雪が記録されている。生まれた2月だけで11回。
母の記憶に、始めてのお産と雪は一緒に焼き付いている。
by komachi-memo2 | 2006-01-14 11:16 | 国立の記憶 | Comments(2)

「火と水と木の詩」

c0042548_1826304.gif昨年暮れ、ものすごい熱気のうちに吉村順三の展覧会が終了した。引っ越し後の本箱を片づけながら忘れていた小さな小冊子を手にした。吉村順三の講演録である。B6サイズ、80ページの小冊子。しかし、数ある吉村順三に関する本のなかでも吉村順三本人の発言として、これほどこの建築家の生い立ちや建築に対する考え方を素直に吐露しているものはないかもしれない。恐るべし小冊子。
たとえば、子供の頃に陣地遊びをしたことにふれ、次のように述べる。
「僕の家は、だだっ広い商家の家で、ちっともコーズィーなコーナーが無いので、自分でいろいろ工夫してそういう自分の陣地を作っていたことを思い出すのですが、そのまま、今でもやっぱり同じなのです。自分の好きなコーズィーなスペースを造ろうというのが、それが、僕の建築デザインの基本です。」
この冊子は1978年に行われた新建築家技術者集団岐阜支部主催の後援会と懇談会の内容を再収録したものである(発行は1995年6月)。いまさらながらに記録することの大切さと記録を残してくれた幸運を思う。
目次は次のようになっている。
1 私は何故建築家になったか!
   陣地遊び 家に対する関心の芽生え 帝国ホテルとの出会い 建築を学ぶ決心 岡田信一郎先生との出会い 美術学校時代 学生時代の海外旅行 日本伝統建築の再発見 アントニン・レーモンドとの出会い
2 修業時代
   建築設計の第一歩 図面の大切さ 本物の建築とは?(コロニアル建築) アメリカでの設計活動 プランと高さ関係の発見 日本建築の天井高 
3 日本での設計活動
   グリッドは運命である 日本建築が近代建築に影響を与えた 土地に生まれた建築こそ本物 建築は本能的に人間を引きつける 設計の基本は住宅から 
4 建築家の役割 
   建築の仕事は欲得なし 建築家への信頼は教育にあり 建築創作の喜びと責任 設計は自分の責任で自分のために 自然と交流する形 商業主義と建築 建築は人間の精神安定剤 建築家は自然から学ぶ デザインとは温故知新 血でつながっている伝統建築との絆 自然と伝統の中に息づく建築
5 一問一答
   愛知県立芸術大学の設計にあたって 奈良国立博物館の設計にあたって ポカンティコヒルの家 建築と風土との係わり合い 住宅の設計について一言 形態思考について 自然との関わり合い 環境とデザイン 建築の使われ方 
6 夕食会にて
   若い建築家の独立 アメリカの建築界 吉村設計事務所のシステム 設計者と施主 設計事務所の分業について 設計手法 愛知芸大について 遠藤邸(岐阜市) ファイヤー・プレイスの設計 建売住宅と建築家の役割 建築行政について 日本人の建築意識 現代建築について 建築と環境 建築をめざす人々に
by komachi-memo2 | 2006-01-13 18:35 | BOOKS | Comments(4)