komachi memo2

komachi203.exblog.jp

<   2005年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

百の知恵10巻責了

百の知恵シリーズ、第10巻・宮本茂紀著『椅子づくり百年物語……床屋の椅子からデザインナーズチェアーまで』
が、ようやく今日、責了。後はできるのを待つばかりとなった。
c0042548_1227355.jpg

by komachi-memo2 | 2005-08-29 12:29 | 百の知恵双書 | Comments(2)

アブラハヤとママコノシリヌグイ

2年前に葉山を流れる森戸川の上流域・大山林道辺りから採ってきたアブラハヤは当時、2センチほど、メダカくらいの大きさだった。それが10センチを超える大きさになった。途中で水槽から飛び出し、自ら成仏するものも何匹かいたが、6匹は名前も付けられ子供たちに飼われていた。先日の台風が関東地方に上陸した次の日、水槽を見ると、みんな元気がない。中には少し傾いているものもいる。一月ほど前から気付いていたのだが、体がくの字に曲がってきた。水槽が狭いからだろうか。これ以上、弱ってしまう前に元いた川に返してあげようと、家族で相談した。昨日、大山林道の中の川に放しに行く。ビニールに入れたアブラハヤを川に馴染ませ、しばらくして輪ゴムをほどくと、ヌシと名付けた大きなものからゆっくり川に入っていった。今度はボウズハゼを飼ってみようかと相談していたが、あいにく水量が多く姿は見えなかった。
 元と温は夏休みの宿題で押し花をして野草のスケッチをしている。このところ食堂のテーブルの上は鳥、昆虫、植物の図鑑がいつも置いてあって、食事の度に片付けなければならなくなっている。カラムシ、イラクサ、ヘクソカズラ、知っている野草の名前を言いながら林道を歩いていると、サンダルばきなので、とげのある草が足にまつわりついた。なんだ、こいつ、けっこう痛い。帰って調べてみると、ママコノシリヌグイというひどい名前。いつも思うのだが野草にこんな気の毒な名前、誰が付けたのだろう。
by komachi-memo2 | 2005-08-29 12:25 | Comments(0)

お盆の色校正

c0042548_9362419.jpg

毎年、お盆に世間並みに休んだ憶えがあまりない。印刷所はお盆前に出校し、お盆明けに戻してね、というスケジュールを組んでくるからだ。今、百の知恵双書10巻『椅子づくり百年物語』の編集作業が最終段階に入っている。以前、雑誌『室内』に連載したいたものを松山巌さんに仲介してもらい、『室内』の佐野さんといっしょに再編集した。著者の宮本茂紀さんは日本で数少ない椅子のモデラーである。西洋家具はそのままでは日本人の体型に合わない。例えば、イタリアのデザイナーズチェアを日本で売る時、日本人の体型に合った試作品が先ず造られる。それをつくるのがモデラーという仕事だ。その一方で徒弟時代から椅子職人になった宮本さんは、迎賓館や明治村などの椅子の修復もする。宮本さんは言う。「職人とは世の中が必要とするものを、必要とするときに、つくることのできる人のことだ」と。本書は椅子人間・宮本茂紀が出会った椅子を通して語る日本の椅子の百年史である。取り上げた椅子にはすべて宮本さんの解剖図を付けた。発売は9月26日の予定。
by komachi-memo2 | 2005-08-15 09:43 | 百の知恵双書 | Comments(0)

アオゲラの羽

c0042548_1140770.jpg

3月にアオゲラの死体を拾得したことを以前、BLOGに書いた。はく製にすることをまず考えたが、劇薬を使ったり、かなり手間がかかる。専門業者にも聞いてみたが、保護鳥は引き受けられないと言われた。横須賀の博物館に寄贈するかと元さんとも話したが、結論が着かないまま冷凍庫に眠っていてもらった。今日、解凍し、思いきって羽をもらい、土に還すことにした。冷凍庫にいつまでも寝ていてもらうよりアオゲラ君もそのほうがよかろうと、元さんと話した。まず、採寸する。翼開長350mm、全長275mm、尾長100mm、くちばし39mm、足の長さ(脛節から第3趾まで)60mm、体重120g。3月に調べた時には羽の後ろで気が付かなかったが、足の付け根より少し上の辺に、人間の小指大の血の固まりが付いていた。片側の初列風切から抜いていく。頂いた羽は55枚。ほぼ各部の羽全種である。外側尾羽の1枚が換羽しており、中に新生羽が混じっていた。小さな筆のようである。春先の換羽後まもなく事故にあったのだろう。アオゲラの亡骸はアオゲラの棲む裏の山に埋めてやった。
写真1/解凍したアオゲラ(背面)
写真2/解凍したアオゲラ(胸面)向かって左足上部の黒く変色した所に血のような固まりがこびりついていた。
写真3/羽は水洗いして陰干しにする。
写真4/角質鞘から顔を出した新生羽。約20ミリ。鳥の羽は皮膚に入り込んだ羽芽が生長することで形成される。羽芽を保護している角質鞘の先端が破れるとそこから新しい羽が顔を出す。
c0042548_11511923.jpg
c0042548_11414117.jpg
c0042548_1141474.jpg

by komachi-memo2 | 2005-08-13 15:31 | 探鳥 | Comments(0)

江ノ電ぶらり

昨日は畏友のセイさん、シンさんと半日江ノ電界隈を散歩した。前から気になっていた稲村ヶ崎温泉に行ってみたかったからである。この時期、混んでいるかなと恐れていたが、男風呂の客は我々以外に1人だけ。温泉のお湯は蕎麦汁のような色をしていた。温泉に入る前に飲んだビールがよくなかった。その日の調子でビールが体調を悪くする時が僕にはある。貧血気味になるのだ。セイさんやシンさんが江ノ島で食べたシラス丼は、僕には食えなかった。
by komachi-memo2 | 2005-08-10 12:33 | 気持ちのいい場所 | Comments(3)

『素数ゼミの謎』が面白い

c0042548_11544572.jpg

素数ゼミを知っているだろうか。大学の数学のゼミではない。13年、17年ぶりと素数の年数をあけて突然、アメリカに大発生するセミのことである。並みの数ではない。1つの都市に50億匹!、100メートル四方に40万匹というトンデモナイ数なのである。アブラゼミやミンミンゼミが5、6年で地面から出てくるのに、なんでそんなに好き好んで長いこと地中にいるのか、そしてなぜ素数なのか、楽しいイラスト共に謎解きの道案内をしてくれるのが、この本である。そこには恐竜時代には既に存在していたセミたちのナガ〜い生き延びるための戦略の遍歴があったのだ。「ヘェー、そうなんだ!」と言ってみたい人はぜひお盆に読むことをオススメする一冊である。
・『素数ゼミの謎』
 吉村仁・著、石森愛彦・絵
 文藝春秋社
 1429円
by komachi-memo2 | 2005-08-08 12:09 | BOOKS | Comments(0)

百の知恵双書『棚田の謎』が第1回棚田学会賞受賞

c0042548_1147246.jpg

百の知恵双書の第1巻『棚田の謎』を著した田村善次郎、真島俊一、TEM研究所が、第1回棚田学会賞を受賞した。昨日、日本橋三越で行われた受賞式に参加してきた。受賞のコメントで、壇上に立った真島さんが、多くの仲間と作り上げた仕事であることを強調してくれていたことに感謝している。エディターという黒子の仕事がわずかに報われる瞬間であった。この仕事は、『ソーラーキャット』39号(2000年夏号)の特集としてまとめるところから、企画・調査・原稿整理までTEMと二人三脚でやった思い出深い仕事であったから尚更である。
受賞理由に「日本を代表する文化的景観である棚田の成り立ちを長年にわたる社会調査活動から究明し、この成果をもとに建築工学的、農業土木学的技巧を駆使して棚田造成に集積された労働の数量化を試み、さらに棚田の成り立ちをビジュアル化して絵図に展開して、これらの成果を『棚田の謎』という書籍に集成し出版した。『棚田の謎』は棚田の文化的価値を新たな視角からアピールして棚田に関する国民の理解を深め、棚田保全の機運を盛り上げることに大きく貢献している」とある。会場で久しぶりに写真家の青柳健二さんにあった。あいかわらずアジアを歩く廻っているようで、珍しいイラン・カスピ海沿岸の棚田の写真を報告会で見せてくれた。
by komachi-memo2 | 2005-08-08 11:50 | 百の知恵双書 | Comments(0)

暑中見舞いにくれた本

c0042548_1051870.jpg

奥多摩に暮らす古い親友が暑中見舞いに本を送ってくれた。今年6月に出版されたばかりのソローの『一市民の反抗……良心の声に従う自由と権利』である。ガンジーがいつも持ち歩き、キング牧師、マンデラの不服従の行動に影響を与えたという歴史的なテキストだ。出版したのは鈴木いづみの本で知られる文遊社の山田さん。新書サイズ130頁ほどの最初に和訳テキストと訳者・山田晃の丁寧なテキスト解説、最後に原文が付いている。
「政府というものはできるだけ国民に干渉しないほうがいい、という言葉を私は心から受入れます」という書き出しで始まるこのテキストが述べていることは、「国の法よりも高い法がある。それは良心だ。この、より高い法が国の法と対立することがあったとき、熟慮の末、国の法を破ることは人の義務である」ということである。奥多摩の阪口は踏み絵のつもりでこの本を送ってきたのだろうか。それにしても時流を見越した出版だと思う。『森の生活』しか読んだことがなかったが、ソローはナチュラリスト、詩人、思想家と多彩な顔を持っていた。トルストイ、レイチェル・カーソン、フランク・ロイド・ライト、アーネスト・シートン、J・F・ケネディ……こんなに多岐にわたる人たちに絶大な影響を与えた思想家も珍しい。文遊社はソローの新訳コレクションを今後、出していくらしい。楽しみである。
by komachi-memo2 | 2005-08-04 10:59 | BOOKS | Comments(0)