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『昆虫ー大きくなれない擬態者たち』

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ようやく先週から書店に『昆虫ー大きくなれない擬態者たち』(OM出版発行、農文協発売)が置かれるようになった。栗林さんに表紙撮影をお願いしたのが3月。表紙は菜の花が写っている。あんまり遅れるとまずいなと思っていた。滑り込みセーフというところか。口絵のハチやアブの写真は、博物館の標本収蔵庫に日参して採ったが、標本自体が生きているときと色がことなっており、またデジカメの癖もあって苦労した。接写の腕前を上げなくてはと思っている。この本、大谷さんの研究の守備範囲を網羅していることもあって、昆虫の本とはいえ、書かれていることの範囲はかなり広い。そこを読者に楽しんでもらえればと思っている。私は大谷さんの原稿を読むことで、自分の読書範囲をずいぶん広げることになった。鳥好きの私としては、第3章の「鳥とともに進化した昆虫」に接して、探鳥会に行っても昆虫にも興味を持つようになった。というより食物連鎖としての昆虫と種子植物と鳥の1年サイクルの生態を観察することに面白さが深まっている。また第8章の「幾何学と浮力に関わる動物の足」は、動物の歩行肢がなぜ2脚、4脚、6脚、8脚だったりするかの謎解きなのだが、ここで大谷さんは人間が二足歩行になった根拠としてエイレン・モーガンのアクア説を支持している。アクア説は、人間が二足歩行になれたのは半水生で浮力の助けがあったからというもので、多くの二足歩行の恐竜の根拠もそこにあるという。モーガンの著作や脊椎動物の進化の本を読むようになった昨今である。
by komachi-memo2 | 2005-06-29 11:58 | 百の知恵双書 | Comments(1)

「まちの拾い物、時間の落とし物。」

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雑誌『住む。no14』に上記の記事を書いた。
BLOGをEXCITEに引っ越す以前にJUGEMで「komachi memo」を書いていたが、
そのなかで事務所のある鎌倉や自宅のある葉山に関するものに加筆してまとめたものである。
山田きみえさん、ありがとう。
by komachi-memo2 | 2005-06-29 11:51 | BOOKS | Comments(2)

梅雨の晴れ間の探鳥

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長柄交差点から大山林道双子山登り口まで、いつものコースを歩く。逗葉新道沿いの信号機の横パイプは、スズメやムクドリの格好の巣になっている。中村橋付近の電線ではツバメの巣立ち雛が8羽毛繕いをしている。にこにこ保育園付近の南側の山の上を5羽のイワツバメが飛ぶ。イワツバメの前後ではじかれたように小さな虫が飛んでいるのが見える。大山林道入り口付近で、カワラヒワ、キセキレイ、ホオジロ、アオゲラ、メジロ、シジュウカラ、オオルリ、カワセミを確認。大山林道内でキビタキ、オオルリ、サンコウチョウ。サンコウチョウは3羽の雛を確認。オスとメスが交互に巣の番をしている。
●日時 6月26日 8時30分〜15時
●天気 晴れ
●確認した鳥 アオサギ、コサギ、ゴイサギ、トビ、カルガモ、コジュケイ、キジバト、ホトトギス、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、計29種(+ドバト)
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by komachi-memo2 | 2005-06-26 17:49 | 探鳥 | Comments(1)

ベッド用蚊帳を買う

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草深い場所に住んでいて、庭にはボウフラの発生器と化した水のたまった火鉢(子供の田んぼ)や何やらがやたらに多く、おまけに網戸がちゃんとしまらない貧家なので、家にいると蚊に悩まされる。夜、フッと眠りに落ちた途端に、蚊がウィーンと顔の辺りに来て目が醒め、蚊取り線香を何度か深夜に点けることを繰り返していたのだが、今夏中こんなことを続けていたら体に悪いこと、この上ないと思った。インターネットで蚊帳を探すと、TSRネットハンガーという商品を見つけた。これはベッド用の蚊帳で釣り具を四隅に取りつける必要がない。早速、注文。この道具、なかなか良くできている。支柱はテントのポールのように、アルミのパイプがゴムで繋がれたもので、小さく畳むことができる。支柱が釣り鐘状にカーブしていて、その先に長さを調整できる釣り具が付いており、そこにスプリングリングの入った蚊帳を掛けるという簡単なもの。一度、釣り具が倒れて目を覚ましたが、きわめて軽いものなので問題はなかった。ちょっと怪しい感じがするところも気に入っている。
by komachi-memo2 | 2005-06-24 17:38 | 道具 | Comments(1)

金曜日の落書き

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仕事場の近くにスイミングスクールがあって、毎週金曜の夕方、子供たちがスクールの始まるまでの一時、事務所にやってくる。親父は仕事の最中だから彼らは勝手に本を読んだりおやつを食べたりしている。先週、子供たちが行ってしまった後を見たらホワイトボードに落書きがしてあった。元さんはずいぶん前からコピーの反故紙をもらって、それを小さく綴じて、絵本を書いている。ホワイトボードの鳥たちはその登場人物だ。彼の描く動物たちはみんなかわいい。消すのがもったいないのでデジカメに収めた。
by komachi-memo2 | 2005-06-17 09:25 | 探鳥 | Comments(0)

水天宮の雑談

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水天宮の飲み屋でいろんなことを友だちと話した。以前BLOGでも書いた三木成夫の話もあった。彼の生命記憶の話には論理的な飛躍があること、そのひらめきに魅力があるといったことをシンさんが言った。確かに彼の海や呼吸の話の魅力はどこか神話の世界に近い。きっと人の偉大なる発見の現場は、どこかで意識的な論理説明が不可能なものなのではないか。アルキメデスがお風呂で浮力を発見した現場も、ハイゼンベルグが不確定性理論を見つけた現場も、おそらく他人にそのことをどう話したらいいのか暫く悩んだに違いない。人がホモサピエンスとなったときからこうしたひらめきは繰り返されてきたはずなのだ。シンさんから中沢新一の『対称性人類学』を紹介された。この本のテーマもどこか共通点がある。今読んでいる。とても面白い。
by komachi-memo2 | 2005-06-10 10:49 | BOOKS | Comments(0)

水天宮ー人形町辺り

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気の置けない友だちと知らない街をぶらついて適当な場所で飲むという、たわいもないことが楽しい。昨日は水天宮に集まって人形町辺りをぶらついた。セイさん、シンさん、案内役はタカダさん。古い喫茶店の快生軒、洋食屋の小春亭、キラク、良さそうなお好み屋も、おばあちゃんのテイクアウトのおでん屋もある。うまそうだな、ぶらついているうちに生唾が出てきた。結局、藪蕎麦で日本酒を飲み、森下まで行ってケトバシを食って別れた。人形町は密度が高い。洋食屋に入れなかったのが心残りである。きっと2、3度はまた来るなとは、シンさんの感想。同感である。今度の案内役は私。昔、もっと大勢の友だちと江ノ島で遊んだことをみんなで思い出していた。さて、次はどこにしょうかな。
by komachi-memo2 | 2005-06-09 10:01 | 気持ちのいい場所 | Comments(2)

葉山の秘境……大沢谷

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葉山には地元の人も入らない秘境がある。下山川の上流、大沢谷である。昨日、日本野鳥の会探鳥会で初めて大沢谷に入った。入り口付近で、さかんに鳴きながら上空を飛ぶホトトギスを見る。大沢谷は沢登りのような激しい高低差はないが、藪をこいで沢を巻いて歩いたり、沢の中を歩いたり、ふだんの探鳥会とは様相がずいぶん違う。プロミナーはまったくお荷物であった。人がめったに入らないので、たくさんのトビケラの幼虫やホタルの食料となるカワニナが棲息していた。沢の両崖にはイワタバコも見られる。水生昆虫が豊富なのに入り口付近の高い堰堤が魚止めとなって、アブラハヤなどの魚の姿が見えない。だからカワセミも見ない。足場の悪いところに掛け渡した丸太から足をすべらし、メンバーの一人が救急車で運ばれるハプニングがあった。オオルリやサンコウチョウの囀りを聞くが、姿は見えず。そのうち大沢谷から双子山まで地図にない道を歩いてみたいと思う。
by komachi-memo2 | 2005-06-06 16:28 | 気持ちのいい場所 | Comments(0)

楊子の代わり

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飯を食うと、奥歯の間に肉や野菜が挟まる。この間、半年ぶりに四谷の歯医者に行ったら新しい歯間ブラシが売られていた。まだ関西方面にしか出回っていないらしい。歯間ブラシというと試験管洗いの赤ちゃんのような構造だが、これは面相筆のような構造で、ねじりながら使う。楊子代わりに使っている。
by komachi-memo2 | 2005-06-04 13:18 | 道具 | Comments(1)

百の知恵双書第9巻やっと責了

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昨年の秋から取り組んでいた百の知恵双書第9巻「昆虫ー大きくなれない擬態者たち」のカバー色校正を今朝に責了した。カバーは栗林慧さんに春間もない頃に無理を言って、虫の目カメラで撮ってもらった。これで第9巻の編集作業をすべて終えた。書店への配本は今月23日の予定。昆虫の本をつくったのは今回が初めてである。図版がしんどかった。著者である大谷さんの図版リストをエクセルで整理し、ため息をついていたのは昨秋。少しずつイラスト化する一方で、博物館の資料庫でたくさんの昆虫を接写したり、栗林慧さんのアトリエにお邪魔したりもした。生き物の世界はたくさんの不思議があって面白い。カバー裏のリードには次のように書いた。
「地球上に95万種以上、日本だけでも3万種を超える種数が発見されている昆虫。この大繁栄した小さな生き物の世界は謎に満ちている。たとえば、昆虫はなぜ大きくなれないのだろうか。どうして最初に飛んだのか。なぜ蛹が登場したか。擬態がでてくる理由は ? 昆虫はどうして六本足なのか。
生命の進化とのかかわりの中で、しぶとく生き抜いてきた昆虫の運命を明らかにし、生態系を支える彼らのしたたかな奇策の数々を愛情をもって解剖する。」
●書名 「昆虫ー大きくなれない擬態者たち」
●著者 大谷 剛(兵庫県立ひとと自然の博物館)
●発行:OM出版 発売:農文協 ISBN4-540-03159-7
●定価:2800円
●配本 6月23日
by komachi-memo2 | 2005-06-03 11:51 | 百の知恵双書 | Comments(0)