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カテゴリ:ヒルトップの日々( 32 )

ようやく発刊「《そよ風》が好き。」

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環境創機の書籍「《そよ風》が好き。」がようやく完成した。今日から書店やアマゾンから購入できる。
環境創機の友社長から相談を受けたのは3年前の秋口。読者は誰なのか。何を伝えたいのか。どのように伝えたいのか。そもそも環境創機ってどんな特徴のある会社なのか。知っているつもりのことも改めて考え直す。すぐには動き出さない。動き出せない。企画の発酵が始まるのを待って一気に構成とイメージが固まる。いつもこんな感じ。
プロジェクトはいつもの信頼のメンバー。写真は北田英治、デザインは春井裕、ライターは長町美和子と平山友子。今回は多くの住まい手と作り手の皆さんのお世話になった。
皆さん、長らくお待たせしましたあ。

●「《そよ風》が好き。」 新建新聞社発売、定価1500円+税、B5変型判160頁
by komachi-memo2 | 2016-08-01 12:20 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

書籍『クリマデザインーー新しい環境文化のかたち』、鹿島出版会より6月初旬刊行

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環境工学者の村上周三先生、建築家の小泉雅生氏、PS社長の平山武久氏を中心としたクリマデザイン研究会で2年近くにわたり進めてきた書籍『クリマデザインーー新しい環境文化のかたち』をようやく印刷所に入稿。GWをまたいで色校が終われば、やっと私の手を離れることになる。


カバーリードに次のように書いた。
「これからの建築の室内気候をデザインする上で求められることは何か? 
それは時間・空間的に多様に変化するローカリティな環境に対応可能なデザイン手法ではないか。
均質な室内環境ではなく、周辺のあらゆる自然環境因子と親和し、ゆるやかな起伏があることを許容する環境デザインーーそれをクリマデザインと呼ぼう。
クリマデザインは変化する自然環境との多様な親和的関係を探るスマートでスリムなデザイン手法である。
クリマデザインは建築デザインの一つの潮流にとどまらず、これからの環境を軸とした新たな文化へと結びつけられるだろう。」


北海道から岩手、京都、熊本と取材した。温熱環境の視点から近代建築の限界を再確認した。70年代のバウビオロギー、パッシブデザインから今日までをふりかえった。エクセルギー消費速度の視点から放射暖房の快適さを解いた。常暑地域(ベトナム)でのクリマデザインの可能性について考えた。倉庫リノベーションにおけるクリマデザイン手法について紹介した。野菜、小動物、障害者からみた放射環境について取材した。そして温熱環境にとどまらないこれからの日本のクリマデザインのさまざまな可能性と課題が見えてきた。



1章 環境文化とクリマデザイン   村上周三・隈研吾・岩村和夫
2章 今、なぜクリマデザインなのか   小泉雅生・金子尚志・伊藤教子
3章 生きているヒト・モノとクリマデザイン   齋藤雅也・本田直也・菅沼薫・岩元真明・北田たくみ・荻原廣高・上田耕司・西沢邦浩・阿部一雄
4章 環境文化を創造する……企業理念としてのクリマデザイン   平山武久・小泉雅生・真鍋弘

建築家、工務店、とくにこれから建築をめざす若い人に読んでもらいたいと思う。
6月1日に鹿島出版会から発行。価格は3200円+税。
by komachi-memo2 | 2016-04-19 11:04 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

迎春2016

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2016年、新しい年がスタートしました。今年は申年ですが、見る・聞く・言う。
多難な年をポジティブな気持ちで行動していこうと思います。仕事ではまずは昨年から編集を続けてきた2冊の本を3月に刊行します。
今年もどうぞよろしくお願いします。
by komachi-memo2 | 2016-01-03 11:06 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

仕事場が片付かない

 先日のエントリーで「ああ無情の古書整理」と書いたが、ようやく本棚からあふれていた本は片付いた。
 階段の半分以上を占めていた本はなくなり、「階段ってこんなに広いのね」という感じ。
 これで玄関で宅急便屋さんが「ピンポーン」と鳴らしても階段を転けずに、急いで2階から降りていける。うれしいー。
 結局、古書店に持って行ってもらった本は700冊ほど。そのうち7割ほどに値段がついて、16万ほどの現金が戻ってきた。
 2つの古書店とは気持ちがいい取引ができた。先日「ああ無情!」と嘆いたが、もちろん古書店が悪いわけではない。
 今どきほんとうに本が好きでなければできない仕事なのだから。
 建築書関係を引き取ってもらった古書山翡翠さんはエクセルシートで一点一点の値段を示して、本が届いてから再度修正した見積りを送ってきて、安心して取引ができた。
 大正時代のグラフ誌100冊以上を持って行ってもらった「ととら堂」さんは、逗子の銀座通りから路地を入った民家を店舗にしている楽しい古書店で、これからもたまに冷やかしに行きたいと思っている。
 しかし、それでも仕事場はまだまだ片付かない。本以外の物たちがグズグズ居座りつづけているからだ。
ああ、OSが古くなったMAC やその周辺機器、皆さんどうしてますか? 
 プロダクトの寿命は短い。短いことでいまの社会は回っている。否応なく。
「まだ動くのに捨ててしまうのは何だかなあ」と、子供時代に「もったいない」と洗脳されてきた昭和20年代生まれのおっさんはつぶやき、仕事場はいつまで経っても片付かないのである(仕事場だけでない。家庭も)。
 葉山の今のアパートを仕事場にして早や7年。5世帯が入居する連棟長屋の住民は私以外はみんな入れ替わり、みんな若い。
じじいは俺と大家だけ。今の若い人は物を持たずにじょうずに暮らしている。昔は俺もああだったかなあとも思うのであるが。
 事務所のデスクトップを5年ぶりに刷新した。2009年Earlyの雪豹Imacは引退していただき、yosemite搭載のメモリー16GBのMac miniの若手に、モニターは奮発してプロ御用達キャリブレーション内蔵のColorEdge CG277にした。持ち歩きは17インチで重かったMacBookを老人に優しい11インチMacbook airにした。
 データの倉庫としてDrop Box1TBを一月1200円で借り、Time Machineも併用、これで母艦のデータ保存は完璧である。
 仕事で欠かせないAdobeのソフトはこれまでCS4で何の不足もないのだが、ガラパゴスになってしまうといけないので、CCのコンプリートプランをMac miniにインストールすることにした。あれこれ安く手に入れる方法が案じたが、結局、アカデミック版を手に入れるためにデジハリ・オンラインの学生になることにした。1年34560円である。
 さらに4年近く使ってきたソフトバンクのiPhoneはSIMフリーのiPhone6をアップルから購入、ソフトバンクの契約更新時期を待ちきれず、1昨日、BIGカメラでBIGSIM音声通話パック一月1600円に替えた。
このところシャドウワークばかり。やれやれである。
by komachi-memo2 | 2014-12-18 19:31 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

ああ無情の古書整理

師走になって仕事場整理に重い腰をあげた。
目黒、品川、渋谷、鎌倉と仕事場を変え、自宅から徒歩で通える葉山の仕事場も早や6年目。仕事場を移るたびに多くの物を処分してきたが、それでも溜まっていく。OSが古くなったMACやモニターの数々、版下、資料書類、書籍や雑誌。いまや倉庫のなかに間借りしている状態。
昨夏の蒸し暑い夕方、2階の本箱で本を探していると、床のビニールフローリングに皺がより、壁側にわずかに傾斜しているのに気がついた。本の重さで床のレベルが台形になっていた。「アア、ヤバイ!」(@@;)。その晩、あわてて本を適当に抜き取り、1階に移動、床に均等に平置きにした。
それから今日まで「なんとかしなきゃあ」を何度つぶやいただろう。先日、建築関係の本を買い取ってもらう古本屋とそれ以外の本を買い取ってもらう古本屋にそれぞれリストを送り、買い取り価格を見積もってもらった。建築関係300冊ほどで8万なんぼ。その他ジャンル200冊で5万なんぼ。建築関係の古本屋は一冊一冊値段を付けてきたが、驚いたのは300冊ほどのうちの4割には値段が付いていない。タダで引き取りますということだった。建築書はまだいい。岩波の「漱石全集」はただ。角川の「日本絵巻物全集」も「1巻欠があるので、これも値段が付きませんね」ということだった。
本をつくる側の一人として言葉も出ません。ああ無情の古書整理である。
by komachi-memo2 | 2014-12-06 11:05 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

『宮本常一講演選集第8巻 日本人の歩いてきた道』本日配本

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今日から『宮本常一講演選集第8巻 日本人の歩いてきた道』の配本がはじまります。
本巻には第6・7巻に収録した日本観光文化研究所での講義録『日本文化の形成』と相補する8つの講演を収録しました。沖縄国際海洋博覧会でおこなわれた国際シンポジウムでの講演「日本の漁村と漁民」、混合物としての日本文化を血信仰から水信仰への変遷として論じた「民族と宗教──血と水のまつり」、台湾、中国への旅の知見を通して日本文化の背景を語った「台湾の先住文化と日本文化」「中国の船」、異なる民族と地域の間にある文化の共通性と固有性を説いた「民俗研究の将来に望むもの」、他3篇を収めています。
これでようやく講演選集全8巻が完結しました。やれやれですw。

●『宮本常一講演選集』全8巻 田村善次郎編
●発行 農文協 
●企画編集 ライフフィールド研究所
●定価 2800円+税
by komachi-memo2 | 2014-11-26 13:06 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

「宮本常一講演選集」完結

今週、「宮本常一講演選集」第8巻『日本人の歩いてきた道』をスケジュールどおり責了した。昨年8月から刊行をはじめた選集の仕事がようやく終わった。2ヶ月に1冊のペース、田村善次郎先生との二人三脚。二人ともじっくりタイプ。予定どうりにゴールにたどり着けるかと少し不安があったが、やればできるじゃない。田村先生も同じ気持ちのはず。企画から4年あまり、完結して、やれやれである。月刊誌、季刊誌、単行本、叢書、いろいろやってきたが、選集の達成感は格別である。面白かった! 来年にむけて企業の環境適正技術のコンセプトブックが二つ、リノベーション関連の本の企画も動き出している。どれも私のホームグランドの仕事。それにずっと懸案になっている民俗技術の大きな企画を実現させなければいけない。ああ、他にもある。忙しくなる前に、久しぶりに一息ついておこうっと。
by komachi-memo2 | 2014-11-08 10:09 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

『宮本常一講演選集』第7巻完成

c0042548_1856221.jpg『宮本常一講演選集』第7巻が完成。先週末に見本が届いた。
書店に並ぶのは今月26日から。第7巻の腰巻きにこう書いた。
「海から見た日本。日本文化形成を語る壮大な構想。
宮本常一の最終晩年、終生のフィールドワークと膨大な文献渉猟を下敷きにして、
彼の関心は一点に凝縮していく。
それは日本人とその文化形成史を広くアジア的視野のなかで描き上げようとするものだった。
まさに宮本学のエッセンスがちりばめられた最終講義がここにある。」

 第7巻は宮本常一の最晩年、日本観光文化研究所でおこなわれた講義「日本文化形成史」の後半を収録する。1980年、病魔に冒されながら宮本常一の研究は最後に「海から見た日本」という完結点に収斂していく。国立民族学博物館でおこなわれたシンポジウム「日本民族文化の源流の比較研究─農耕文化」に参加し、そこでの知見を踏まえて語った「根栽植物と雑穀と日本文化」「イネの道」「農耕における南と北」「家畜と農耕」など。
また日本では鉄が武器よりも農具として用いられたことを語る「農具としての鉄」、日本草創期の農地制度や家族システムが今日の日本文化の基盤をなしていることを論じた「日本文化と生産基盤」。併せて講義と相補する講演「瀬戸内海文化の系譜」を収める。
by komachi-memo2 | 2014-09-22 19:01 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

『宮本常一講演選集7』責了

夕刻、スケジュールどうり『宮本常一講演選集7』の責了紙を印刷所に手渡す。
第7巻は講義「日本文化の形成」の後半。絶版になっているちくま学芸文庫を底本としたが、
宮本先生の勘違いや校閲見落しがいろいろ見つかり、前巻同様に巻末註は60頁強となった。
それにしても何度見直してもどうして新しいアカが入ってしまうんだろう。締め切りがあるからアキラメが付く。
校正出力見本をプリントしているときに、プリンタがトナー切れのサインを出した。
今使用しているプリンタはOKIのカラーレーザープリンタ。使い始めて2年になるが、紙詰まりはこれまでほぼゼロ。
1階のデスクトップと2階のプリンタを無線でつないでいるが、
出力が終わるまで様子を見に行く必要がないのは、以前のゼロックスとは大違いだ。
トナーカートリッジをアマゾンに注文すると、「あなたは2013年9月×日に同じ商品を購入しました」と表示された。
そうか、およそ1年で使い切るのか。1カートリッジでA4片面印刷で7000枚と価格表にある。
そんなに使ったかなあと思う。昨年からの1年で書籍9冊、合計でおおよそ2700 頁。
見開きで印刷するから1400枚。平均4、5回は出力しているからまあそんなものか。
最近はレイアウトと並行しておおよその校正もモニター上で進めてしまうが、
モニター上での校正は眼精疲労がひどく、編集の終盤は出力したものでの校正となる。
終われば紙の山。ペーパーレスなんていつまで経ってもならへんよ。
by komachi-memo2 | 2014-09-04 19:57 | ヒルトップの日々 | Comments(0)

『エコリノ読本』完成!

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『エコリノ読本』がようやく手を離れた。住まいをリノベーションして、ライフスタイルをエコに変えることでまちも変えていくことをテーマにした、住まい手と造り手がいっしょに読む本である。編集側の事情、版元側の事情などが重なって、ずいぶん遅れて関係者にご迷惑をおかけしていたが、これで、ほっとしている。版元は新建新聞社。ツイッターに三浦社長がOMの会議でエコリノ本のポスター貼りをやっているとあった。社長の三浦さん直々にプロモーションしてくれるから心強い。書店に並ぶのは8月末になってからだ。
by komachi-memo2 | 2014-07-17 16:20 | ヒルトップの日々 | Comments(0)