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梅雨合間のヨシゴイ

 梅雨の合間の週末、大きな沼のほとりに立つ。湿った大気の中を気持ちの良い風が時折通り過ぎていく。私たちがいる自転車道路から水辺までは100メートルほどの距離があり、その間を広大なヨシ原が左右に広がっている。近くの枯れススキではオオヨシキリが赤い口を大きく開けて盛んに囀っている。足下ではウシガエルが大きな声を響かせている。耳を澄ませばヨシゴイの声もオーオーと遠くで聞こえる。
 時刻は9時半を回ったところだ。沼を見渡す光は順光で、空は高曇りの散乱光。この時期、この時刻にしては良好な撮影条件。ヨシ原すれすれをヨシゴイが左右に飛んでいく。頭が黒青色の♂が多いが、胸の縦縞が目立つ♀も飛ぶ。かなり速い。SSを1/1000秒まで上げる。ヨシに降りると、瞬く間にヨシの中に姿を隠してしまう。それにしてもここはヨシゴイの数が多い。いるところにはいるもんだ。
 昨年、ちょうどこの時期に、地元神奈川県の田んぼの一角に残された小さなヨシの茂みで、ヨシゴイを思うように撮影できなかった悔しさを思い出していた。前日、birder仲間からサンカノゴイとアメリカコアジサシを見に行きませんかと誘いがあり、2時間半かけて、この沼にやって来たのであった。来た甲斐があったというものである。
 サンカノゴイを探して、ヨシ原沿いに少し歩くと、ヨシ原の切れ目に動かないヨシゴイを見つける。こちらの気配を察して頭隠して尻隠さずの状態で固まっている。その場から少し離れて観察していると、スローモーションでヨシの茂みに姿を消した。鳥の仲間にも二枚目と三枚目が存在する。どう見てもとぼけたようなヨシゴイは三枚目の筆頭だ。
 この日、沼のほとりに2時間ほどいたが、サンカノゴイを見つけることはできなかった。それでもヨシゴイを堪能できてうれしかった。
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by komachi-memo2 | 2017-06-26 11:57 | 探鳥 | Comments(0)