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コグンカンドリのパパラッチ

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漁港に陸上げされた魚船の後ろに身を隠し、ずりずりと近づく。目前15メートルほどのところにコグンカンドリが止まっている。興奮を抑えて、何度もシャッターを切った。昨日のことだ。
 昨朝、天気は悪いし鳥見に行く予定もなく、いつもより遅くまで寝ていると、枕元のiPhoneが鳴った。「長井付近でコグンカンドリが出ているので、見に行きませんか」。いつも鳥見に誘ってくれるSさんからだった。長井は我が家から車で30分ほどのところ。三浦半島の西海岸の中央あたりの漁港だ。それから2時間半後、顔見知りの5人のバーダー仲間をピックアップした車はまず長井の手前、斉田浜に駐車した。プロミナーと双眼鏡で海上を一斉に捜索するが、コグンカンドリの姿は見えない。Sさんが長井で観察している友人に連絡を入れると、長井の方角からは佐島マリーナ方向上空に見えているという。佐島マリーナは眼と鼻の距離だが、ここからは発見できない。それではと佐島マリーナのある天神島に移動し、捜索を再開。プロミナーを覗くと、すぐに「あ!見つけた!」。沖に停泊する数隻の釣船の上空をコグンカンドリが帆翔している。時々、釣船に向かって急降下しているのは、釣船に群がるオオミズナギドリやウミネコの獲物を上空でねらっているのだろう。1時間ほど集中してプロミナーを覗いていたが、我々の方向に近づいてくるように見えながら、視界のなかのコグンカンドリの大きさは一向に変化しない。眼を酷使して、視界がだんだん滲んできた。地上からこれだけはっきりコグンカンドリを見たのだから撮影できなくても今日は十二分にラッキー。そろそろ場所を変えよう。
 轡堰、長浜海岸に寄るが、これといって他の鳥の成果はない。長浜でNさんが合流。Nさんは武山でのタカの渡り調査の帰りだった。最後に長井に寄って帰ろうと、今にも雨の降りそう空の下、長井の岸壁で沖を双眼鏡でトレースするが見つからない。諦めかけたとき、背中側から「いた!」の声。なんと海側ではなく、県営住宅側の上空にトビに混じってコグンカンドリ。今度は近い! カメラを持って、コグンカンドリの真下方向に急いで移動。空が青くないなんて文句を言ったら罰が当たる。その後、コグンカンドリは遠のいた。ところがである。岸壁で別れたNさんからコグンカンドリが止まっている!の連絡。急いで駆けつけると、コグンカンドリは漁港のポールの上で悠然と羽繕いをして体を休めていた。コグンカンドリのパパラッチたちにサプライズのご褒美! 長いこと鳥見をしていると、こんなこともあるのだ。
by komachi-memo2 | 2016-09-20 09:23 | 探鳥 | Comments(0)