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三浦半島のミユビシギ2

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沖から漁を終えた小舟が戻ってくる。小舟はワイヤーにつながれ、そろりそろりと陸上げされる。船底と桟木の摩擦を減らすために、漁師が石油缶に入った液体を小さなモップで桟木に塗り始めると、それまで砂浜でのんびりしていたセグロカモメの群がノソノソと今、漁師が塗った桟木のところに寄ってゆき、桟木をなめ始めた。藻を食んでいたミユビシギの群の中にも、それをやめてカモメに交じって桟木をなめ始めるものもいる。どこからかハシブトガラスもやってきて、急に辺りが騒がしくなった。漁師に石油缶の中身がなにかを聞き漏らしたが、食用油の廃油のようなものなのだろう。片付けを終えた漁師が浜からいなくなると、辺りは鳥たちの天下である。小さくかたまっていたミユビシギの群もなんとなくばらけてきて、中には船着き場から私のいる砂浜のほうに移動してくるものも出てきた。私は渚からの最短距離のところで、そこを移動するミユビシギのシャッターチャンスを狙うが、ミユビシギも私を意識していて、私にいちばん近いところを最速で走り抜けるのである。その速いこと! 走り抜けたミユビシギはしばらくするとまた群のほうに戻りだし、私の前をまたもや最速で走り抜けるのである。そのかわいいことといったらない。夕暮れはどんよりと黒い雲がかかり、期待した夕日に映える渚のミユビシギの撮影はまたもやお預けになったが、じゅうぶんミユビシギに遊んでもらった週末だった。
by komachi-memo2 | 2016-02-02 16:10 | 探鳥 | Comments(0)