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鳥の採餌3景

野山を歩いていてよく目にする鳥たちでも実際に彼らが何を今食べているのか、わからないことが多い。アオジにしてもシロハラにしても、その採餌しているようすを双眼鏡で観察していてもわからず、彼らが去った後に採餌していた場所に行って、落葉の上を探しても、どれが彼らの食べ物であったのか、確証がつかめないことがほとんどだ。そうしたなかで、先週、3種の鳥の採餌のようすを観察できた。

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・キクイタダキとクモ 
いつもは杉の頂の辺りで、忙しく出たり入ったり、ホバリングしたりして採餌をしているのを見かけるが、何を食べているのかつかめなかった。この日、幸運にも松の枝に10羽以上のキクイタダキが採餌しているようすを真横から観察することができた。キクイタダキが採餌していた餌はクモであった。樹木の樹冠部分は地上からはうかがい知れないほど豊かな小生物の生態系をなしていて、小さなクモたちも無尽蔵にいるのだろう。写真のキクイタダキがほおばっているのは、コガネグモの仲間であることをナチュラリストの大先輩のTさんが教えてくれた。

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・アカウソとソメイヨシノの蕾 
11〜12月とウツギやイノコヅチの種子を食べていたウソたちは、1月下旬にはソメイヨシノの花芽の蕾を食べていた。先週見たアカウソも公園のソメイヨシノの枝に止まり、蕾を食べていた。並木の下はどこも彼らの食べ残した花芽が無数に落ちている。今年の南郷公園の桜の開花は期待できない。

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・シメとヤマモモの種子
人通りの絶えない公園の舗装道路の脇にシメが降りて、なにやら採餌している。遠くから観察していると、人が通ると木の上に逃げるが、いなくなるとまた道路に降りてきた食べ始めた。プロミナーで観察すると、黒っぽい種で、嘴の中で回しながらニッパーのような嘴の付け根で砕いて食べている。シメの食べていたところで探すと、その種は頭上に枝を広げるヤマモモで、生け垣と舗装道路の境の地面にたくさん落ち、シメがはき出した種の殻が落ちている。殻はきれいに二つに割れている。シメが口の中で種を回しているのは、割るのにちょうどいい場所を探しているのだろう。わたしも拾って試してみたが、とても硬くて歯の悪い私には割れるものではなかった。
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写真はすべて真鍋元撮影。
by komachi-memo2 | 2013-02-24 22:26 | 探鳥 | Comments(0)