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鳥合わせ用紙のこと

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 探鳥から帰るとフィールドノートに記したその日確認した鳥の種数を「鳥合わせ用紙」と読んでいるカードに、必ず書き写すことにしている。先日、用紙がなくなったので、新しいB6のカードバインダーを新調した。
 最初の鳥合わせ用紙は、2004年4月25日の日付があるから9年続いている。飽きっぽい私にしては上出来だ。鳥を見るようになったきっかけは幼いときから息子が鳥が好きだったからで、いっしょに日本野鳥の会神奈川支部に入会したのが始まりだった。息子が小学校2年の時だ。今年、彼は高校2年だが、年頃になれば誰でも疎ましいだろう親父といっしょに行動してくれているのも鳥のおかげである。
 日本野鳥の会神奈川支部では毎週どこかで探鳥会を開催しているが、探鳥会の最後にその日見た鳥をみんなで確認する「鳥合わせ」というものをやる。また、参加者に見た鳥について感想文を書いてもらう探鳥会もある。こうしたことが鳥見を初めて間もない頃にはとても新鮮だった。2004年から始めた鳥合わせ用紙は、そうした探鳥会で配られるカードを参考にしていた。カードはシステム手帳の大きさで、表面は114種の鳥名、裏面はその日見た印象に残った1種について、種名、観察地、環境、性令数、繁殖、それ以外の行動、観察内容を記録している。
 その頃、故浜口哲一先生の『バードウォッチング入門』を読んだことも鳥合わせ記録を始めたことに影響していた。この本は今もバーダーの入門書として最適な本であることに変わりがないが、この本のなかで、先生は自分のフィールドを持つことの重要性、野帳をつけることの意味、記録カードの生かし方について、とてもわかりやすく解説している。鳥合わせ用紙はもちろん鳥見に行った先々の記録になるが、いちばん価値を発揮するのは、ひとつのフィールドを年間を通して観察するときだ。同じ時期に昨年は何を観察したか、たとえばオオルリやクロジの初認はいつか、記録が溜まるにつれて、さらに記録していくことの価値が増してくる。私の場合は自宅から近い場所に二子山、および峯山というエリアがあることが幸いした。

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 2007年2月から鳥合わせ用紙はB6横のカードバインダーに変わり、種数も増やして神奈川で記録された鳥の中から161種を選んだ。裏面にはその日観察した昆虫や植物も同様に書き込むようになった。こういう記録を5年続けてくると、自分のフィールドの生き物暦がだんだん充実してくる。
 先日、鳥合わせ用紙を新調したが、悩ましいのは今年9月に「日本鳥類目録改訂7版」が発刊され、DNAによる分類の大幅な見直しが行われ、目や科が大きく変わり、分類順も分子系統に基づくものに変わったことだ。使い慣れた図鑑は旧分類だし、とりあえず新調した鳥合わせ用紙は旧分類のまま、しばらく様子を見ることにする。
by komachi-memo2 | 2012-10-29 23:22 | 探鳥 | Comments(0)