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久しぶりの映画「フィツカラルド」

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「この映画見ない?」と葉子に誘われて、先日、鎌倉生涯学習センターでヴェルナー・ヘルツォークの「フィツカラルド」を見た。19世紀末、ペルーのジャングル奥地にオペラハウスを建てようと狂気の熱情を持った男の物語である。船がジャングルの奥地でそこに棲むインディオたちの力で山越えしていくシーンは、船のきしむ音がハラハラドキドキで、CGでなんでもつくってしまう昨今の映画ではけっして味わえない力強さを持っていた。物語とほとんど同じことを撮影でもしたわけだから当然である。最終シーン、船の甲板で演じられるオペラ・ベッリーニの『清教徒』を葉巻をくわえながらオペラ建設の夢に破れた主人公フィツカラルド役のクラウス・キンスキーが聴くシーンは印象深い。恋人モリー役のクラウディア・カルディナーレの美しさもすばらしい。機会があればもう一度みたい。久しぶりにいい映画を見たと、葉子に感想を述べると、「いまいち」だとおっしゃる。「ダイナマイトいっぱい使って、地元の人を犠牲にしてアマゾンの自然を破壊する、ただの自然破壊の映画じゃないの」と、のたまわる。いやはや人それぞれいろいろな見方があるものである。
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Commented by まついたくみ at 2009-06-05 14:29 x
こんにちは。その節はお世話になりました。
松井事務所の松井匠(長男)です。

ヘルツォークとキンスキーの映画はぼくも大好きで、
19のときにビデオ屋で働いているとき、
東北新社からDVDが出たのを知り、
発売と同時に卸値で4作品買いました。
限定ポスターまで部屋に貼っていました。
「アギーレ神の怒り」と「キンスキーわが最愛の敵」は最高です。
「コブラヴェルデ」もすごいですよ。

またお会いする機会があればお貸しします。
なかなかこの映画を好きな人がいないので、
うれしくなってコメントしました。


Commented by komachi at 2009-06-09 08:53 x
匠さん、どうも。匠さんが映画ファンだとは知りませんでした。僕はこの映画が初めてなのですが、キンスキーが好きになりました。映画はマッドなものがやっぱり面白いですね。そのうち貸りにいきます。
by komachi-memo2 | 2009-05-28 15:04 | 茅木山の日常 | Comments(2)